スピーカーはEight by Eightのエイミー・アフリカ。
モバイルで重要なこと。
1. スピード。最も重要。
モバイルショッパーは15秒待たない。とにかくスピードが重要。
平均的なモバイルサイトのファイルサイズは230-240k。
B2B、B2Cであっても100k以下が理想。
さらに理想は10k以下。
2. ゴールを明確に。
ゴールは1つ。ブランディング、エンゲージメント、顧客獲得、カスタマーサービス、顧客維持、、、なんでもいいが1つだけにする。
PCサイトと同じと考えるべきではない。どちらかというと真逆の場合も多い。
3. 1つのことに集中する。
リードを得る。注文を得る。メールアドレスを得る。
4. SEOも忘れずに。
モバイルでもサーチエンジン経由でアクセスしてくるユーザーが多い。サーチ経由で来たユーザーを確実に目標とするページにリダイレクトする。
Eコマースサイトなら右上にショッピングカートのボタンを表示してサイトがEコマースサイトと分からせる。
今のところ、モバイルのアドワーズ広告はPCより41%安い。もっと活用すべき。
5. ユーザーが買いたい場所で売る。
Fコマース(Facebookのコマース)。電話。ブリック&モルタル。ウェブサイト。ライブチャット。Vチャット(ビデオチャット)。メールなどなど。
6. シチュエーショナル・コンテキストが鍵。
Situational Context – ユーザーがどこにいるか?ユーザーの周りで何が起こっているか?場所。時間。行動。ユーザーの意図・行動が変わる。どこまでくみ取れるかが大事。
7. ブランドマッチ。
1ページが全て。スクロールさせない。ブランド認知が一瞬でできるようにする。色・デザインも重要。ブランドマッチが無いと離脱率が高まる。
8. ユーザーを認識。
ユーザーエージェント、cookie、スクリプト、、ユーザーのデバイスを正しく認識する。iphoneでzapposのサイトにアクセスするとアプリをダウンロードするよう促される。私は好きではないが、やり方としてはある。
9. ユーザーがどこから来ているか?
ツイッターから?検索エンジンから?表示する内容を変える。ソーシャルメディアから来たユーザーには共有ボタンをつける、など。
10. ユーザーリンキング。
製品を写真で撮ってメールで友達に送る。友達がメールで返信してくる。などなど。様々なユーザーのタッチポイントに対応できるようにし、電話番号や検索フォームなどユーザーがサイトにアクセスしてきた時に望ましい行動ができる情報を表示する。
ユーザーが情報にアクセスしてから実際に購買するまでにEコマースでいえば平均50日前後かかる。
11. アプリはモバイルサイトでは無い。アプリはアプリ。
アプリかモバイルサイトどちらかだけをやるならモバイルサイトが良い。アプリは流行りだがアプリだけだとダウンロードする前に離脱するユーザーも多い。
アプリとモバイルサイトは違う。顧客の種類も違う。期待も違う。
12. iPadはモバイルデバイスではない。
ポケットに入らないデバイスはモバイルと呼べない。iPadユーザーは他のモバイルユーザーと行動パターンが違う。一緒に考えない。
13. モバイル以外からモバイルの情報を得る。
モバイルのメールアドレスやモバイルの電話番号をPCサイトから得る。
14. ナビゲーションが成功するかどうかを決める。
ユーザーはPCサイトと同じように商品をブラウズして購入できることを期待する。カテゴリの名前1つにしても統一性があるのが望ましい。ただPCサイトと同じ選択肢を与えてしまうと、モバイルの場合、量が多すぎる可能性もある。
15. トップナビゲーションとフッターナビゲーション。
トップとフッターは大きく違う。ナビゲーションにスペースを割きすぎない。無駄なカテゴリー分けを設けない。ユーザーが使いにくくなる場合が多い。機能性を最優先する。
16. 簡単に使えること。
とにかくシンプルに簡単に。理想はAmazon.comのモバイルサイト(スマートフォン)。
ナビゲーションはシンプルに。Flashはいらない。スクロールは最小限。テーブルは使わない。
最後に見たページを表示することはナビゲーション的に効果的かもしれない。
17. スクロールに依存しない。
スクロールさせなけれなさせない程良い。
コンテンツをセンチメートル単位で優先度を決めて最適化すべき。
18. サイズも重要。
目的によってリンクや購入ボタンをデザイン性を無視しても大きく見せることも効果的。
アクションボタンはスクロールしない範囲で表示する。
19. モバイルサイトはミニチュアサイトじゃない。
モバイルサイトはPCサイトのミニチュア版ではない。
サイズを小さくして作り直すだけではない。
特に決済ページ。モバイル用にデザインする。
20. 入力フォームのサイズも重要。
フィールドのサイズやフィール間のスペースも重要。モバイルの場合、かなり重要。できるだけ大きくすることが重要。
21. フォームはシンプルに。
注文、リード獲得、ログイン、、、入力フォームは可能な限りシンプルにする。
22. 決済プロセスが複数ある時はステップ数を明記。
ユーザーに明確に今決済プロセスの過程のどこにいるかということを表示すること。途中で離脱する確率を減らせる。多すぎるのも問題だが。
23. ユーザーの意図が大事。
運営者側がユーザーにしてほしい行動を意図的にさせることは難しい。ユーザーに意図を重要視する。
23. クリック・トゥ・コールも使える。
電話をかけてもらうように促し電話経由でコンバージョンにつなげることも効果的。
24. 画像アイコンは機能しうる。
シンプルな画像アイコンのナビゲーションは見た目は良いが全ての人に効果的なわけではない。必ずテストすること。単に綺麗なアイコンを並べれば良いと言う話ではない。
ページ上に6つが限界。
25. ナビゲーションメニューのオプション数は最低に。
4つか5つに抑える。
26. 検索フォームは上部&中央に。
ページ上部と下部では検索のされ方が若干違う。
大きくすることが重要。
フォームの隣に「Go!」「検索!」ボタンをつけること。検索率が上がる。
27. 検索機能は充実させる。
スペルミス対応など。オートサジェスションも効果的。
28. 検索ソーティングを使う。
検索ソーティングも効果的。何を用意するかは注意して選ぶ。通常のPCサイトとは違うソーティングが求められるかも。
29. 代替手法を提供する。
近所の店を検索させる時。郵便番号で検索。都市名で検索。都道府県で検索。オプションを提供する。
30. 画像サイズは的確に。
デバイスに最適な画像を提供する。また商品であれば複数の画像を提供することも効果的。
31. 賢く・・・。
ユーザーに常にあなたのサイトにいることを分からせる。
ページ上部に必ずロゴを置くなど。
32. MTは使い方によっては効果的。
MT = テキストメッセージング。使い方によっては効果的。Thank youメッセージからヘルプメールまで。効果的に使えば40%のユーザーをサイトに再来訪させることもできる。
33. 常に電子メールのオプションを。
ページをメールで送信できる機能を入れる。効果的。
34. アバンドメント・プログラムが重要。
Abandoned Program。
商品購入を途中で止めた人に対するフォロー。タイミングも重要。一般的にはメールでフォロー。止めた瞬間、2日後、5日後、1カ月後などシリーズで送る。
重要なのは、ユーザーに「途中で止めたことを認識させる」こと。
35. 共有できるように。
短縮URL。ブックマーク。
36. ホームページに戻るオプションを必ずつける。
途中で迷ってしまった人に。
37. 効果測定をする。
AAUS – Average Active User Session。
リファラー。
Days to Sale。購買するまでの日数。
ユーザーパス。
ATA(Adoption to Action)。
アバンドメント。
ユーザーリンキング。
などなど。
ものすごい情報量でかなり指が疲れました。。。実は2項目だけ見逃してしまいました。。。元々3時間の内容を1時間にまとめたそうです 汗 実際のプレゼンは全ての項目に実際のiPhoneのページを事例として表示して説明してくれたので非常に分かりやすかったです。日本とアメリカで多少事情は違うでしょうが、かなり参考になる点はあったのではないでしょうか。スマートフォンのサイトを作る時にはほぼそのまま当てはめられる気もします。実用的なアドバイスはもちろんですがシチュエーショナル・コンテキストという表現はなるほど、という感じでしたね。モバイルアドワーズがPCの半分程の単価というのはアメリカでモバイルはスマートフォンが急速に普及しているにも関わらずまだまだなんだなぁ、、という印象も持ちました。日本の単価はどうなんでしょうね。しかし内容の濃いセッションでした! — SEO Japan
SEO最新情報やセミナー開催のお知らせなど、お役立ち情報を無料でお届けします。