Googleは今日、アドワーズAPIをアップグレードしたことを正式に発表した。今回のアドワーズAPIでは、クライアントに対するレポーティング、より充実したフィルタリング機能、ジオターゲティング、そしてA/Bテストなど様々な実験を行うことができるようになっている。
この最新のアドワーズAPI v201101を使うことで、例えば広告代理店がクライアントのサイトにコンバージョンポイントを設定し広告を管理することができる。例えば自動車メーカーのサイトで特定の車種のページを訪れたユーザーに対して特定の広告を表示することができる。
新しいレポート機能では、広告代理店が複数のクライアントにまたがった統計も見ることができる。これにより広告代理店がクライアント全体の傾向をつかむことができるようになる。また新たに地域別、デモグラフィック別、広告のエクステンション別、URLやクリエイティブ別のコンバージョンを細かく見ることができるようになった。
さらにこのAPIは広告キャンペーンで様々なテストを行うことができるようになった。例えばA/Bテストを簡単にサイトに導入することができる。
またジオターゲティング機能により、ユーザーのロケーションを特定し広告を出しわけることが可能になった。
このAPIのリリースにより、GoogleはAPIのバージョン v13 (レポートサービスとトラフィック予測サービスのみ)、v200909、v201003、そしてv201008を終了するようだ。ビッドランドスケープサービスはデータサービスに統合される。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Releases First AdWords API Upgrade Of 2011」を翻訳した内容です。
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