どんなブロガーでも、次に書く記事が思いつかなくなる時期がくる。
自分が書くべきだということも、読者があなたを待っているということも分かっている。だがしかし、次から次へと記事を書くためにただ座っているだけでは、創造の泉にバケツを投げ込んで泥以外には何も得ることができないようなものなのだ。
もうその泉は枯れている。もう得るものは何もない。それでもどうにかしてあなたは書かなければならない。
さて、どうするか?
白髪頭のベテランは、自分が書きたい書きたくないにかかわらず書かなくてはいけないと言うのが好きだ。彼らは、愚痴なんて言わないで、すぐに諦めることは止めて、自分の仕事をしろと言うだろう。
しかし私の経験から言うと、そんなのは糞くらえだ。
何故なら、あなたが初めてブロガーになった時には、「もっといいモノを書けないならば・・・」と言って悪意の目をあなたに向ける編集者も出版者もいなかったはずだ。そう、あなたに無理強いをするのはあなた自身で、それを全て払いのけてテレビを見たりゲームをしたり昼寝をしたりするのは簡単なのである。
私たちにとって、インスピレーションは自由に選択できるものではなく、私たちを無理やりにでもコンピュータの前に引っ張り出し、さあ何か世界を変えることを言う時が来たと告げる力なのだ。あなたはどうにかしてそれを見つけなければならないし、ブログを続けている限りは見つけ続けなければいけないのだ。
それは簡単なことではないが、不可能なことでもない。ここに、私が見つけた10の秘訣を紹介しよう:
目次
コスモポリタンやナショナル・エンクワイヤラーのような雑誌の見出しを考えるライターは、世界でも最も報酬が高く創造的な人たちに属する。それならば、彼らの作品に乗っからない理由はないだろう。
私は行き詰った時はいつでも、本屋に行き、私独自の最高の見出しのアイディアが思いつくまではずっと色んな表紙を読んでいる。または、全くやる気が起きない時には、Amazonかmagazines.com に行き、そこにある表紙の画像を見るのだ。
どちらにしても、大抵は少なくとも5~10の新しい記事のアイディアを思いつく。
(ヒント:特に自分のトピックとは全く関係のない雑誌を選んだ時にうまくいく)
時に記事全体を書くことの方が、一流の書き出しの文を見つけることよりも簡単である。
記事全体のアイディアはあるのにその書き始めを面白くする方法が分からない時には、本棚にある小説(特に推理小説がいい)の最初のページをめくり、最初の1文を読んでみる。それでもいいものが見つからなければ、コピーブロガーのアーカイブにざっと目を通し、全ての記事の書き始めの1文を読むのだ。
多くの場合は、何か1つが目に飛び込んできて、それが記事を書くきっかけになる。
昔から言われていることがある、沢山書くためには沢山読まなければならない。
実際それは真実である。読むことは、何が効果的で何が効果的でないかということを教えてくれるだけでなく、あなたを書きたい気分にもさせてくれるものなのだ。
私は無気力になった時にはいつでも、セス・ゴーディンかスティーブン・キングを15分ほど読むことにしている。彼らの書き方には、かなりのエネルギーが満ちていて、大抵はそこからアイデアがひらめく。
あなたにとってのそんな作者は誰か他の人かもしれないが、大切なことはあなたにひらめきを与えるような作者を見つけ、必要な時に読めるようにその作品を常に持っていることだ。
直接反応の広告代理店には、新しいライターに有名な広告文句を何度も何度も使わせているところもあると聞いたことがある。多くの良いコピーライティング講座でも同じことをしている。
表面上は、思慮のない仕事に思えるかもしれないが、そうではない。他のライターの言葉を書き写すことは、彼らがどうやってそれを書いたかということを教えてくれる。
私も経験済みだから分かるのだ。ゴーディンかキングから1、2節を書き写した後には、大体新しい視点のアイディアや記事が思い浮かぶ。奇妙に聞こえるかもしれないが、何回かやってみて欲しい。
人々が引用句を使いまわすのには理由がある;それらは、しゃれが利いていて、洞察力があって、印象的な言葉であるとされているからだ。
それならあなたにもひらめきを与えてくれるのでは?まずは、quotationspage.comのようなサイトに行き、たくさんの素晴らしい引用句を見てみよう。その中の1つをわくわくするような新しい記事のアイディアの火付け役にするのだ。
誰でも知っていることだが、私はこれをちょっとひねっている。
音楽を聴きながら書くと仕事がはかどるという人がいるが、もしそれがあなたにもあてはまるならそうすればいいだろう。
私個人的には、書く前に目を閉じたまま音楽を聴く方が良い。その間は、できる限り頭の中を真っ白にするのだ。そうすると、通常30分以内にアイディアが浮かんでくるので、私は音楽を止めて書き始める。
少し違っているように思えるかもしれないが、もし音楽を聴きながら書くことが苦手ならば、この方法を試してみて欲しい。
良いブログの記事はテキパキとした1人芝居のような感覚で読めるということに気付いているだろうか?そのブロガーの声が聞こえくるかのようなのだ。
その流れでいくと、自分を前進させる1つの良い方法は、テレビ番組や映画、ラジオ放送で賢い会話を見つけ、それを何分間か聞いてみることだ。それによって、脳が会話的に考えるように訓練され、時には記事にぴったりのアイディアを導き出してくれることもある。
特にあなたがいいと思っている映画の脚本家(クエンティン・タランティーノとチャーリー・カウフマンの2人から始めるのはおススメだ)に注目し、彼らがどのように会話を使用しているのかその仕事ぶりを耳で聞いてみるのだ。
昨年、私はコピーブロガーの読者に彼らのフラストレーションについて教えて欲しいと呼び掛け、その中から20個を選択してブログ上で無料の相談をした。
その結果はどうだったかって?300人近い人がコメントを残し、問題の詳細とその原因について語ってくれた。
私はこれらのコメントと相談から、これまでにコピーブロガーでやってきたマーケットリサーチの形よりも多くのことを学び、それが新しい記事や製品へのたくさんの新しいアイディアを生み出した。屈辱的かもしれないが、時には、自分だけが大ヒットアイディアの根源ではないということに気が付かなければならない。読者にも素晴らしいアイディアが満ちているし、皆あなたにそれを知って欲しいと願っているのだ。
これは、スティーブン・キングから学んだことの1つだ。彼の本では、執筆をする際、草稿はドアを閉めて書き、修正はドアを開けて書くようにとアドバイスしている。
それは、実際にドアを閉めて書けという意味ではない(それもいいアイディアではあるが)。彼が言いたいのは、最初の原稿を書くときには自分以外の他の人の考えは忘れろということなのだ。
あなたを最もイライラさせることとは、まだ書き終わってもいないのに、みんながあなたの作品について何を言うかを想像することだ。自分の直感だけに耳を傾けて草稿を書き終えるのだ。他の人がどう反応するか頭を悩ませるのは、修正を入れるときでいい。
そのままでいると、書くことがあなたを惨めな気持ちにさせるかもしれない。自分が嫌いなトピックについて書くことを自分で強制したり、疲れている時に書くことで完全に自分を疲れ果てさせたり、自分の作品があるレベルに達しない時に自分を責めることはできる。
しかしそれは間違いだ。なぜならそれをするライターは、突然の死によって起きた一瞬の輝きを経歴にする型通りの狂った天才ではないからだ。多くの素晴らしいライターは、書くことで喜びを感じる普通の人たちで、みんなできる限り多く書こうとしている。
その喜びの大切さを忘れることはとても簡単だ。私の意見を言うと、それが自分に書く気を起こさせるための大変な時がある本当の理由なのだと思う。私たちは、何か嫌いなことをするために自分自身をごまかそうとするのである。
そして、そんなことはもう止めにしなければいけない。なぜなら、あなたはすぐに自分が書いたものを楽しめるようになり、座って書くべきトピックを簡単に見つけられるようになるのだから。それがあなたに活力を与え、あなたはまた書きたくなるのだ。
私からのアドバイスがあるかって?
もしまた行き詰った時には、あなたが笑顔になるようなことについて書けばいい。あなたが興奮するようなことを見つけるのだ。あなたの心に深く沁み、文字をタイプしている最中に喜びの涙が流れるようなことを見つけるのだ。
これが何について書くかのアドバイスだ。これは読者へのギフトだけでなく、私たち書く者たちへのギフトでもある。
是非楽しんで欲しい!
この記事は、Copybloggerに掲載された「10 Tricks For Getting Inspired to Write」を翻訳した内容です。
米国の場合は大学でもジャーナリズムとかライティング専門の学部があったりして、ライティング周りはアカデミック的に体系化された情報も多いですし、プロのライター間でも、様々な情報共有が日本以上にされているとは思います。
米国でも最も人気のあるブログの1つであるコピーブロガーですが、SEOネタ問わず単純にライティングに関する記事も豊富にあり、また支持を得ているのはそういう土台があるからかも、とは思いますが、きっと日本の方にも参考になる点が多いのではと思い、今後も色々な記事を紹介していきたいと思います。 — SEO Japan
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