SEMとは?SEO・リスティング広告との違いや使い分けて成果を出すコツ

公開日:2024/01/18

最終更新日:2024/02/28

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SEMとは、検索エンジン上で行うマーケティング施策です。SEOに比べて認知度が低いため、詳しく知らない方も多いでしょう。SEMにはいくつか種類があり、うまく使い分けることで、Webサイトの集客力向上が期待できます。この記事ではSEMの概要やSEO・リスティング広告・ディスプレイ広告の特徴とそれぞれの違い、使い分けて成果を出す方法を紹介します。検索エンジンからの集客力を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。

参考:SEOとは? 企業が実施するSEOの目的・内容とメリット・デメリット

SEMとは

SEMとは「Search Engine Marketing」の略称で、検索エンジン上でのマーケティング施策を意味する言葉です。SEMには、具体的に以下のものが挙げられます。

<SEMの種類>

  • SEO対策
  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告 など

SEOやリスティング広告に比べて、聞き馴染みのない言葉ですが、Webマーケティングを行ううえで重要な施策です。SEMの中で適切な施策を選ぶためにも、SEOやリスティング広告の違いについて詳しく理解しておく必要があります。

SEOとは?

SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で「検索エンジン最適化」を意味します。SEMを適切に行うために、SEOの特徴と実施するメリット・デメリットを把握しておきましょう。

特徴

SEOは、狙ったキーワードで検索画面の上位に表示させる施策です。Googleのアルゴリズムに則って、ページを上位表示させるように対策することを「SEO対策」と呼びます。Googleに限定しているのは、現在の情報収集の主流がGoogleの検索エンジンであることが理由です。SEO対策を行うと、自社製品・サービスの認知度や集客力向上が期待できます。

検索キーワードによって月間で検索される回数が異なる傾向があるため、SEO対策でキーワードの選定を適切に行うことが重要です。検索回数が多いキーワードで上位表示ができれば、アクセス増加につながり売上向上・顧客獲得が期待できます。

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メリット・デメリット

SEO対策を実施するメリットは、うまくいくと長期的に効果が得られて、ブランディングにもなる点です。SEO対策を行ったページは、検索結果画面の上位に表示されるようになり、不特定多数のユーザーの目に留まります。そのため、自社製品・サービスの認知度向上や問い合わせ・資料請求件数向上といったブランディングへつながる効果があります。

ただしSEO対策は、実施しても効果がすぐに出ないデメリットがあります。検索キーワードによっては、大手企業や権威性の高い有名団体でないと、なかなか上位表示できないものもあるため注意が必要です。SEO対策で結果を出すには、Googleのアルゴリズムを理解して、専門性の高いページを作り上げなければなりません。

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リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索エンジンに費用を払い、指定キーワードの検索結果に掲載させる広告です。リスティング広告はSEO対策と合わせて、SEMの施策として重要になります。特徴と実施するメリット・デメリットを確認していきましょう。

特徴

リスティング広告の特徴は、ユーザーの検索キーワードに合わせて広告を表示できる利便性の高さです。検索回数が多かったり、ターゲット属性が検索することが多いキーワードで露出させたりできるため、獲得効率は比較的高い傾向にあります。ただし、自然検索と違ってページタイトルの近辺に「広告」と表示されるため、ユーザーにはSEOと広告を自然に見分けられてしまう点に注意が必要です。リスティング広告で集客を行う際には、品質の高い広告を制作しましょう。

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メリット・デメリット

リスティング広告を実施するメリットは、集客までのインターバルの短さです。リスティング広告は掲載してすぐに、キーワードに沿って広告を露出できるため、SEOのように効果が出るまで時間がかかりません。

しかし、効果が出るまで早い一方で、長期的な資産にはならないデメリットがあります。くわえて、ユーザーからも広告だとわかるため、広告に抵抗のあるユーザーはクリックしてくれません。リスティング広告を掲載する際には、露骨に営業感のある広告は控えて、クリックしたくなる工夫を施しましょう。

ディスプレイ広告との違い

ディスプレイ広告は、ユーザーの検索履歴に基づいて表示される広告です。リスティング広告と似ていますが、表示される場所やタイミングが異なります。さらにディスプレイ広告は、検索キーワードを前提にしていないため、獲得効率はリスティング広告よりも下がるケースが多いです。ディスプレイ広告は潜在ニーズに訴えかけられるので、ユーザーに興味を持たれやすい内容であればクリックするユーザーは多いですが、離脱率は高い傾向があります。

SEOとリスティング広告の違いを比較

SEOとリスティング広告は、両方とも実施した方がマーケティング効果は出やすくなります。しかし、時間や予算に限りがある場合は、違いを比較してどちらがいいか優先順位をつけることをおすすめします。そこで、SEOとリスティング広告の違いを比較検討してみましょう。

費用

SEOは、検索結果で露出するために、Googleに費用を支払うことはありません。SEOは無料で対策できますが、リスティング広告はクリックに対して費用が発生します。リスティング広告はクリックごとに広告費が発生する成果報酬型の料金システムなのに対して、SEO対策はサイト制作や記事制作に費用がかかります。どちらの施策をSEMとして採用するべきか、費用対効果を考えて導入を検討することが大切です。

効果が現れる時期

SEOとリスティング広告は、効果が現れるまでの時間が異なります。SEOは効果が出るまで時間がかかりますが、リスティングは入稿したタイミングで表示されます。そのためSEMにおいて、即効性が高い施策を求めている方は、SEOよりリスティング広告がおすすめです。

効果の持続性

SEOとリスティング広告は、マーケティング効果の持続性も確認しなければなりません。SEOは上位表示されている限り効果が持続するため、持続性の高いSEM施策です。対して、リスティングは入稿しているときのみ広告が露出するため、短期的な施策となります。また、リスティングは期間限定の施策だからこそ、SEOよりも広告対効果の数値を定量的に表せます。

クリック率

SEOとリスティング広告を比較する際には、クリック率も重要なポイントです。広告が露出してもユーザーにクリックされなければ、効果がありません。リスティングは自然検索の上部に表示されますが、広告に抵抗感のあるユーザーもいるためクリック率は低い傾向があります。対して、SEOは露骨な広告感がなく、ユーザーの抵抗が少なくクリック率は高いのが特徴です。SEMの施策を考える際には、SEOとリスティング広告それぞれのユーザーへの露出度とクリック率を比較検討してください。

順位のコントロール性

SEOとリスティング広告では、順位のコントロール性が異なります。SEOは検索順位をコントロールするのが難しく、リスティングはキーワードや課金額である程度コントロールできます。SEOで上位表示するには専門知識とスキルを使って、長期的に取り組む必要があります。一方でリスティング広告は、キーワードや課金額を調整すれば、スムーズに上位表示することが可能です。

SEMを使い分けて成果を出すポイント

SEMの効果を高めるには、SEOとリスティング広告の違いを理解して成果を出す必要があります。SEMを使い分けて成果を出したい方は、次のポイントを意識しましょう。

費用対効果で考える

SEMを使い分ける際のポイントは、費用対効果で採用する施策を考えることです。無料だからといってSEOに注力すると、効果が出るまで時間がかかり、求めている結果を得られない可能性があります。また、リスティング広告を購買意欲が高いキーワードで出稿すると、クリック単価が高く、商品が売れても利益が残らないリスクもあるため注意しなければなりません。SEMを実施する際には、費用対効果のバランスを意識して施策内容を検討しましょう。

成果を出したい期間で考える

リスティングはすぐに結果が出るため、早く成果を出したい場合に向いています。対して、SEOは時間がかかりますが、ファンを獲得しやすく中長期的に見ると良い施策です。短期的に成果を求めるのか、中長期的に成果を出したいのかでSEMを使い分ける必要があります。

定期的に効果を測定する

SEMを実施しても、効果が出ない施策は中断して改善しなければなりません。SEOを実施しても、PV数が少なくコンバージョン率が低い場合は、キーワード選定や構成・内容をリライトして改善する必要があります。また、リスティング広告を出稿しても、クリック単価が高くコンバージョン率が低い場合は、改善しなければ、広告費を支払うだけで成果を得られません。SEMは定期的に効果測定して、効果が出ない施策は改善するように注意しましょう。

まとめ

検索エンジン上で集客力を高められるSEMは、それぞれの特徴を理解し、有効に活用すると成果が出やすくなります。高い成果につなげるには、費用や効果が出るまでの期間などを把握したうえでSEOとリスティング広告、ディスプレイ広告をうまく使い分けて運用しましょう。SEOや広告運用で確実に成果を出したい方は弊社へお気軽にご相談ください。専門的なノウハウをもとに、最適なSEM施策をご提案いたします。

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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