毎月、グーグルからビジターを100万人獲得したいだろうか、それとも1000人で十分だろうか?恐らく100万人を望む人の方が多いはずだ。しかし、現実として、知識に基づいて判断を下せるほど、十分な情報を持っていないのではないだろうか。
キーワードゲームでは、トラフィックだけでなく品質も重要視されている。コンバージョン率に注目して、情報を得た上で決断を下さなければならない。
要するに、より大きな目標を持ち、そして、キーワードの量ばかりに固執する姿勢を正す必要があるのだ。
この業界で10年間を過ごしてきた私は、コンバートする確率の高いキーワードリサーチ計画を常に優先してきた。今回は皆さんに3つのステップで構成されるキーワード計画を紹介したいと思う:
自分のサイトでキーワードリサーチを実施する際は、他のサイトで実施する場合よりも遥かに容易である。なぜなら、コンテンツを隅から隅まで知り尽くしているからだ。直感で分かると言っても過言ではないだろう。
しかし、新しいサイトでキーワードリサーチを行う場合は、多くのキーワードを調べるのが無難である。つまり、キーワードのリストを作ることから始めるのだ。リストがないなら、出来るだけ多くのコンテンツを把握する必要がある。
その際は以下のポイントに注意してもらいたい…
コンバートしていないキーワードを見つけたら、検索を行い、同様のキーワードを削除しよう。この作業を行っていくと、カテゴリーのリストは変わっていくだろう。サイトのコンテンツを理解し始めるためだ。しかし、多過ぎるくらいの量のカテゴリーから始め、徐々に減らしていく方が簡単である。
推測される検索の量をチェックし、自分の希望にマッチすることを確認してもらいたい。
例えば、「SEO consultant」と「SEO services」ではどちらの方が検索のボリュームは多いだろうか?もしくは、「florist」と「flowers」では、どちらが多く検索されているだろうか?「washers」と「washing machines」ではどうだろうか?
厳密に正しい「SEO services」に気持ちが傾くかもしれないが、実際には「SEO consulttants」を検索する人の方が多いため、「SEO consultants」をコピーにより多く反映させておきたいところだ。
ここまで辿りついたなら、ジェニー・ハラス氏が推奨する5つの質問を用いて、キーワードリサーチの効果を最大限に高めることが出来る。
ベースとなるキーワードを手に入れたら、実際に使って、未開拓の機会を探し出す必要ある。キーワードリサーチは、現在のビジネスを構築する上では重要ではないかもしれないが、潜在的な機会や見過ごしていたマーケットを特定する上で役に立つだろう。
必ずしも長時間をつぎ込まなければいけないわけではない。現在のビジネスの構築を支えることを視野に入れて、そして、新しいマーケットを見つけることを考慮して、データを慎重に見ていればいいだけだ。
グーグルインサイト、グーグルキーワードツール、そして、グーグルトレンド等のツールを利用することで、多くの用語を抽出し、後はざっと目を通して、新しい機会を特定していくことが出来る。
SEOを意識したコアのキーワードを見つけていく上で、今度はセマンティックな検索のキーワードの分野にスポットライトを当てていきたい。このようなキーワードのデータベースを手に入れることで多くのメリットを得られる:
それでは、セマンティックなキーワードを探す方法を幾つか探っていく。セマンティックなキーワードは、SEOのキーワードよりも特定するのは難しい。以下に、サイトを分析し、セマンティックなキーワードのデータベースを構築する際に私が利用するツールを紹介していく。
さらに一歩踏み込み、アドバンストサーチを利用することも可能である。セマンティックなキーワードを手っ取り早く見つけるには、グーグルで検索を行い、アドバンストサーチ(検索オプション)の結果を調べる必要がある。
次に「related searches」をクリックする。
…すると全ての用語が表示される:
上の結果から、ユーザーが通常買い物をする際はブランドを求めている点が分かる。この情報は非常に重要である。
グーグルインスタントを使うと、「related」では表示されない、セマンティックなキーワードに対するアイデアをさらに得ることが出来る:
それでは、セマンティイク検索が何かを説明していこう。まずは「lap top repair」を検索する。
すると、全ての同様のキーワードフレーズが表示される。しかし、グーグルインスタントでは、次のように表示される:
ロケーションに関連する選択肢が与えられる。
当然だが、全ての用語を抽出し、データベースに落とす必要はない。それぞれのフレーズを慎重に調べ上げ、理解する取り組みもキーワードリサーチに含まれる。明らかに採用するべき用語もあれば、そうではない用語もある。その際は、グーグルインサイトを使って、カテゴリー別にキーワードを絞り込むべきである:
セマンティックなキーワードリサーチでは、SEOキャンペーンで実際に利用可能なキーワードを見つけることが最優先されるが、ターゲットの顧客の完璧なプロフィールを構築することも同じく重要である。また、ターゲットの顧客をより理解することが出来るようになれば、キャンペーンの結果はさらに良くなっていく。
現時点で、既に様々なキーワードツールからエクスポートしたファイルを多数抱えているはずであり、これらのファイルを行ったり来たりするのは効率的ではない。そのため、データベース内にマスターテーブルを作成して、最終的にエクセルにエクスポートする必要がある。
これは私がトム・シュミッツ氏から学んだ手法であり、データベースの動かし方を知らなくても、実行に移すことが出来る:
最後に、マークした、もしくはテーブルに残した全てのキーワードをコピーする。これらの用語がキーワード候補である。
上述したプロセスは、現実的、効率的、そして、効果的なレベルで行われるSEOのキーワードリサーチにおいて典型的なプロセスと言えるだろう。
これでキーワードリサーチのコンバージョンの側面を見ることが出来る。しかし、キーワードをターゲットのページに割り当てる必要がある。これは基本のルールである。ターゲットのページが存在しない場合は、当該のキーワードは役に立たない。
キーワードを調べ、ターゲットのページに割り当てていこう。ランド・フッシュキン氏が投稿したこのエントリには、複数のフレーズを一つのページにターゲット設定する方法が取り上げられている。
キーワードを割り当てたら、キーワードの追跡について検討するステップが待っている。その際、次のスタッツに注目する必要がある:
今回紹介した、キーワードのリサーチ & 特定を行う3つのステップは、総体的および効果的なキーワード計画を考案する上で役に立つだろう。その結果、トラフィックは増加し、何より収益にプラスの効果が表れる。
上述したステップを実施するには時間がかかるが、適切なキーワード計画を用意しないでスタートを切ると、資金をどぶに捨てるようなものである。
最後に、効果的且つ収益性の高いキーワードを作る方法に関して、他にアドバイスがあるなら是非発表してもらいたい。
この記事は、Quicksproutに掲載された「The 3-Step Process to Creating an Effective and Profitable Keyword」を翻訳した内容です。
SEO最新情報やセミナー開催のお知らせなど、お役立ち情報を無料でお届けします。