ジ・アトランティックのレポートが、グーグルの+1をまとめて購入することが可能な“ソーシャルメディアサービス”にスポットライトを当てている。当該のサイト、Pluseem(プラシーム)は、50-2000+まで各種のパッケージサイズを用意しており、プラスの価格は$0.18 – $0.38に設定されている。
当然ながら、これはグーグルの品質のガイドラインを違反している:
検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトに対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
このサービスはプラスの販売について次のように主張している:
- すべての+1はグーグルのアカウントを持つユーザーが提供するものであり、全て電話で確認を取ってあります(電話認証済みアカウント)
- すべての+1は実在するユーザーが提供するものであり、ボットは利用していません!
- すべての+1は、実際にウェブサイトにアクセスし、+1ボタンをクリックすることで提供されます
- +1は異なるIPアドレスから提供されるため、追跡することは出来ません
- すべての+1は数日間にわたってもたらされるため自然に見えます
興味深いことに、当該のウェブサイトは数日前に$115で売却されていた(1,000プラス分の価格)。言うまでもないことだが、ソーシャルプラットフォームを操作する目的のサイトは他にも存在する。シンプルな検索を行えば、同様のサービスを提供する各種のパッケージを見つけることが出来るはずだ。このようなサービスは、ディグ、フェイスブック、そして、ツイッター等の人気の高いサイトにおいても言えることだ。
この類の製品を使って手っ取り早く票集めを行うことも可能だが – 果たして利用するべきなのだろうか?優れたインターネットマーケッターなら、これがマーケティングの手段としてもSEOとしても手段としても良くないことは分かるはずだ。リンクのように、質はソーシャルメディアにおいては非常に重要である。フェイスブックでは、関係のないオーディエンスにマーケティングを行うと、エッジランクは落ち込む。リンクトインのトゥデイでは、ユーザーの行動がライクや共有に直接影響を与えている。グーグルが+1では質と関連性を用いない思えない。全く関係のないユーザーに金銭的な見返りを与えてソーシャルネットワークでコンテンツをライクまたは票を投じて貰う行為は、事実上自らのメッセージに泥を塗っていることに等しい。
最後に、適当なユーザーによって数日間に渡ってもたらされた2000票が、ウェブサイトの役に立つのだろうか?恐らく役には立たないだろう。それでは、グーグルの品質のガイドラインを違反し、長期的な戦略にダメージを与えるだろうか?その可能性は高い。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Just A Matter Of Time: Google +1′s Being Sold By The Thousands」を翻訳した内容です。
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