*リンク先の記事は全て英語となっております。
この話を聞いたとき、非常にショックを受けた。なぜなら、Googleはリッチスニペットと構造化データのマークアップは検索結果のランキングを上昇させるための手段にならないと、何度も述べていたからである。しかし、Googleのこの件に対する姿勢は、将来的に変更するかもしれない。
Googleのジョン・ミュラー氏が今朝行われたハングアウトでヒントを与えてくれた。21:40頃からこの話題に触れているが、Googleは、いつの日か、構造化データのマークアップをランキングアルゴリズムに組み込むかもしれない、と発言したのである。
ジョン氏は、”徐々に、構造化データのマークアップはランキング要素のような形で扱われるようになると考えている”、という発言をしている。さらに、氏が言及した内容を下記に記載しよう。
例えば、車を探しているユーザーがいて、Googleはそれを認識していたとする。Googleは、車についての構造化データをマークアップしているサイトはここにあります、とそのユーザーに提示できるようになる。そういった意味では、キチンとマークアップされたサイトは非常に便利であると言えよう。なぜなら、Googleはそのサイトのページが車について書かれているかを推測する必要がなくなるからだ。
ジョン氏はGoogleのランキングアルゴリズムの担当であるわけではないが、Googleが構造化データについてどのように考えているか推し量ることができる。氏は、こうした場合にランキング要素として、”構造化データを使用することは確実に理に適っている”、とも述べている。彼が言及した内容を下記に記載しよう。
長期的に見れば、多くのWebマスターが、構造化データをWebサイト上に適切に配置するものであると考えるようになることは、必然であると思う。しかし、構造化データのマークアップを実装したからといって、自動的にランキング上昇を意味するということにはならないだろう。つまり、我々は、技術的な要素を適切に実装しているサイトと、非常に優れたコンテンツを掲載しているサイトの違いを、適切に区別するように努めているのである。
技術的に優れているサイトは、技術的には優れていないがユーザーが求めているコンテンツを掲載いているサイト、と同程度にユーザーとの関連性を保証されるものではないのだ。
下記に該当の動画を掲載しておく。質問が出始めたあたりは飛ばしてもかまわないと思うが、ジョン氏が発言を開始した辺りからの動画を掲載しておく。
この件に関するGoogle+はこちら。
この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: Structured Markup May Become A Ranking Factor」を翻訳した内容です。
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