昨日AppleのWWDCを見た他の誰もと同じように、私は、最新のRetinaディスプレイ搭載のMacBook Proを自分の物にしたいと思っている。もちろん、2,200ドルからという価格を考えると、飛びつくには待たなければならないだろう。何とかなると信じて思い切るつもりでいるが、そう考えているのは私だけではないと思う。待っている間に、この新しいリリースの何が特別なのかを見る価値はある。
新しいMacBook Proモデルは、ハイエンドなスペックを見せびらかせ、MacBook Airとほぼ同じくらい薄く、最も重要なことに、“Retinaディスプレイ”を搭載している。そう、この言葉は不完全であるが、最も大切なことは、このリリースで、超高解像度ディスプレイがノートパソコンにやって来たということだ。
今、競合他社が高解像度スクリーンのメリット(読みやすさ、美しい動画やゲームなど)を同じように提供しようとし始めるのは時間の問題だ。これはつまり、地球上の全てのソフトウェアデベロッパーが、存続するためにはよりシャープなグラフィックの準備をすぐに始めなければならないことを意味する。Appleが、高解像度ディスプレイの新しい時代の到来を告げたのだ。
しかしながら、ネイティブアプリはこれと格闘することになるだろう。Web?それは全く異なる話だ。
Pinterestのロゴはいまだに新しいiPad上で見苦しいが、新しいMacBook Proでもそうなるだろう
帯域幅制限と手抜きのソリューションに悩まされ、インターネットは、新しいMacBook Proを使っている人にとってはかなり見栄えが悪くなろうとしている。なぜなら、ちょうど最新のiPadのように、通常は標準以下のディスプレイに隠れてしまう一つ一つのピクセルが、丸裸であなたの目の前に現れることになるからだ。
読者の大部分が知っているように、Webは今も極めて画像ベースで、魔法のベクタ形式カメラが市場をヒットするまではそのままであり続けるだろう。確かに、私たちは、画像スライスをベースにしたHTMLの<table>レイアウトからは大きな発展を遂げたが、拡張可能なベクタとして適切なグラフィックが近いうちにクロスオーバーすることがない世界に今も生きている。
新しいiPadのRetinaディスプレイで見たGQのぼやけたバナー
つまり、Photoshopの“Web用に保存”に影響を受けたボタンやロゴなどは、ぼやけて見えるか画素化して見えることになるのだ―訓練されていない目にもだ。Appleは、そのことが実際に人々が高解像度ディスプレイを購入すること思いとどまらせるほどの問題ではないことを知っているが、Webは確実に準備をする必要がある。
変わる必要があることは以下の通りだ:
良い点は、私たちがいろいろな意味でより美しいWebの変わり目にいるということだ。インターネット全体の解像度の増加は全く理にかなっている。ディスプレイは常に改善し続けてきた。そして、Appleがこの業界を前に押しやった今、間もなく全てのノートパソコン、タブレット、携帯電話がスペックを上げるだろう。たとえ何があろうと、Webデザイナー、デベロッパー、ISPは、未来の残念なサプライズを避けるためにこれらの変化を頭に入れておかなければならない。
デザイナー、デベロッパー、ユーザー、Webコミュニティのメンバーとして、あなたはこの来たる変化をどう思うだろうか?あなたの意見を下のコメント欄に自由に残してほしい!
この記事は、The Next Webに掲載された「The Web is going to look hideous on the new retina MacBook Pro」を翻訳した内容です。
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