現在のデジタルエコノミーにおいて、リーダーの地位を確立するのは、容易ではない。テクノロジー、そして、消費者がそのテクノロジーに適応する仕組みの変化によって、ビジネスは大きく変貌を遂げている。そして、オンラインビジネスとオフラインビジネスの境界線は曖昧になり、資本金を多く持っているだけでは、成功を導くことは出来なくなった。
グーグルが提供する様々な製品は、B2Bの会社、そして、B2Cの会社に大きな成長の機会をもたらしている。オフライン、そして、地域に特化した会社でさえも、グーグルに依存している。なぜなら、消費者がグーグルに集まっているからだ。SEOは選択肢の一つではなく、必須の取り組みになっている。以上のことを考慮すると、経験豊かなSEOのエキスパートを雇用することが、最も有益な投資になり得るのではないだろうか。
会社を経営しているなら、私が以前のコラムで提供した「ネット通販歴10年の経験で学んだECサイトSEOの8つの教訓」(日本語)と「SEOでEコマースの収益を2倍に増やした具体例」(日本語)をもう一度おさらいしてもらいたい。
今回の投稿では、グローバルな企業、零細企業、そして、スタートアップに至るまで、様々な企業に対して、長年に渡ってコンサルティングを実施した経験から、何度も繰り返されている、SEOの一般的な過ちをリストアップしてみた。その中には、経営者が直面する難問、そして、ビジネスの成長を妨げる、経営者が実施する行動も含まれている。
このレポートでは、詳細を取り上げるのではなく、CEO、CFO、あるいは、事業のリーダーとして、SEOに関して、絶対に知っておく必要がある知識に焦点を絞っている。この提案を実行に移すと、より多くのトラフィック、リード、そして、セールスがもたらされるだけでなく、会社全体を強化し、- コストを抑えつつ、収益および戦略の目標を早く達成することが出来るようになるだろう。
目次
デジタルのエコシステムは、急速に進化している。しかし、多く企業の経営者は、このペースから遅れを取っているのが現状だ。過去にしがみつき、かつて有効であった取り組みに固執しているのだ。
バックミラーを見ていては、前に進むことなど出来るわけがない。昨年と同じことに資金を投じているなら(しかも、投資する金額がほとんど同じなら)、効果的なSEOを通して得られる利点をみすみす見逃していることになる。
教訓:
ビジネスの管理に関して、適度なのか、あるいは、過剰なのかの判断は、経営者が抱えている難題だと言えるだろう。
リーダーは、会社全体を万遍なく見渡すことが出来る。リーダーは、様々部門が合わさり、連動する仕組みを心得ている。そのため、調和して機能するように指揮する取り組みを最優先するべきである。スタッフの行動を細かく管理し、些細で、詳細にまで首を突っ込むと、マイナスに働くだけである。
教訓:
ビジネスモデル、あるいは、組織の構造自体が、会社の成長に歯止めをかけている状況に遭遇したことがある。とりわけ、規模が大きく、歴史のある、従来型の企業では、この問題が、収益の足を引っ張ていることをリーダーに認めてもらうのは、非常に難しい。
現在の経済では、拡大縮小可能であり、進化し、必要に応じて、変化に対応することが出来るビジネスモデルを作る方針が、必要とされている。このような状況下では、規模が小さい方が、有利な場合もある。
教訓:
相乗効果を起こし、各要素を強化する統合的な戦略によって導かれる、複数のチャンネルのセールスとマーケティングの取り組みを統合する方針を策定することに、多くの会社の経営者が失敗している。
検索エンジン、ソーシャルメディア、PR、そして、モバイルのユニット、さらには、地域のビジネスに地域の顧客とセールスを呼び込む手腕の間には、相互依存の関係がある。適切な戦略を策定しているなら – 容易に得られるメリットはたくさんあるはずだ。
教訓:
マーケティングサービス、または、SEOサービスを、直観、そして、欠陥だらけの認識をもとに採用する判断を下す会社を私は何度も目の当たりにしてきた。 リーダー達は、SEOはグーグル等の検索エンジンの結果ページのランキングを改善するだけだと考え、SEOの重要性を軽視することが多い。しかし、SEOには、ランキングの改善以外にも遥かに多くのメリットがある。
SEOを、決して「コスト」として考えるべきではない。あくまでも「投資」である。通常、大きな利益が生まれ、長年に渡って、見返りがもたらされることになる。
教訓:
冒頭でも申し上げた通り、現在のデジタル経済において、会社を引っ張るのは容易ではない。しかし、今回紹介した提案を実行に移すると、トラフィック、リード、そして、セールスを増やすだけでなく、コストを抑えつつ、収益および戦略の目標を達成することが出来るようになるだろう。
この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「5 Critical SEO Mistakes Leaders Must Avoid」を翻訳した内容です。
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