原題:What You Should Be Doing With App Deep Linking
このセッションは以下の2セッションで構成されています。
Speker:Ian Sefferman,CEO,MobileDevHQ
Appストア内の検索について
アプリベースで行っている。コンテンツベースではない。ヘッドタームがロングテールよりも重要となっており、占有状態が生まれている。例えば、”フライト”で検索した時に上位表示されているアプリが、”サンフランシスコ フライト”の場合も上位表示されている、といった具合だ。勝者が全てを勝ち取る状態となっている。
メタデータに注力
“タイトル”、”説明文”、”キーワード”、”アイコン”、”スクリーンショット”、”評価”、”レビュー”などのメタデータに注力しており、アプリ内のコンテンツは無視されている。
アプリについてのいくつかのデータ
ディープリンクとは?
ディープリンクを用いることにより、あるアプリから、別のアプリ内のコンテンツに直接つなげることができる。例えば、”Googleマップで経路を検索し、表示された経路の案内の中にUberへのリンクが表示される”、ということが可能になる。コラボレーションのようなもので、FacebookとPinterestなどが代表例。
ディープリンクの現状と成功例
全プラットフォーム対応のタグを設定しているアプリが一番多い。全アプリの1-3%しかディープリンクの設定をしていないが、成功例はある。theguardianはCTRが4.5%上昇し、yellowpageはトラフィックが8%上昇し、Etsyはトラフィックが11.6%上昇した。
Speker:Justin Briggs,CEO,Briggsby
波に乗ろう
アメリカでは、デジタルにおけるメディアの消費時間に変革が起きている。2013年にはモバイルがデスクトップを抜いた。そして、2014年にはモバイルアプリもデスクトップを抜いた。
モバイル検索の変化
Googleは検索結果にアプリのコンテンツを表示させる機会が増やしている。また、音声検索も増加している。若者(10代)の55%と大人の41%が1日の内、1回以上音声検索を使用している。Webサイトではなくアプリを直接訪れ、そこで何らかの行動を起こしているのだ。
まだ導入時期だ
ディープリンクとApp Indexingはアプリ内コンテンツへのアクセスを可能にする。
特定のサイトを開くとき、アプリをデフォルトに設定し常に使用することができる。エンゲージメントを加速させるのだ。
GoogleはAndroidでの検索の15%をアプリへのディープリンクを表示している。BingとiOSも市場に参入している。モバイルでの露出が非常に重要であり、ディープリンクがそれを可能にする。
ディープリンクの設定方法
コンテンツをアプリで表示させるためのフォーマットは以下の通りだ。
android-app://{package_id}/{scheme}/{host_path}
また、各要素の説明も記載する。
*設定後は”Google Play デベロッパー コンソール”と”サーチコンソール”で確認(認証)しよう。
クローラー用にサイトをアノテートする。
アノテーションの記述方法は3つある。以下に記載する。
ちょうど、モバイル専用ページを設定する方法と似ている。
検索からアプリをローンチする。
App Indexing はランキングファクターにもなっていることを忘れずに。全体の利益を上げる技術と言える。我々の調査では平均で0.29の順位上昇が見られた。アプリをインストールしている場合としていない場合の両方で上昇している。
App Indexing API
オートコンプリートに表示させることができる。再エンゲージメントにも効果的。
Schema.orgを使用する
例えば音楽の例。”Taylor Swift”の検索結果にYouTubeなどのアプリが表示されている。
今回の記事がSMX Advanced2015の最後のレポートになります。今回のカンファレンスでも様々なトピックがありました。セキュリティ、モバイル、そしてアプリ。どんどん広がる一方ですが、SEOとは切っても切れない分野ですので、継続して情報収集していきたいものです。引き続き、SEO Japanをよろしくお願いします!
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