ソーシャルメディアマーケティングのROIを探れ – SMWF 2011

公開日:2011/09/01

最終更新日:2024/02/17

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2つ目のキーノートスピーチはMOL GlobalとFriendsterのグローバルオペーション部門長のCraig White。「ROI on Social Media Marketing」というタイトルままにソーシャルメディアマーケティングのROIについて。基本の内容ぽいですが、気になることだけピックアップ。しかし何よりFriendsterがまだあったことに驚きました。どうもゲーム中心のサイトとしてリニューアルしているようです。
— SEO Japan

ROIの話というよりはソーシャルメディアマーケティングに取り組む際の心構え的な話でトピックも分断されていたので気になった発言だけピックアップ。

ソーシャルメディアの特徴として「ネットの口コミを通じて無限に情報を広めることができる」「口コミを通じてブランディングができる」と良くいわれるが、口コミで情報が拡がることだ即ブランディングしているわけではない。ソーシャルメディアでブランドロイヤリティが実現できるという考え方は誤っている。ユーザーは忠実なのは自分に対してだけ。Traitor(裏切り者)と考えた方が良い。

ソーシャルメディアには様々なチャンネルがある。特定のチャンネルだけを使ってブランディングを実現することは難しいだろう。ソーシャルメディアのマネタイゼーションは極めて難しい。しかしあなたのビジネスをソーシャルメディアを活用してマネタイズできる可能性はある。調査を繰り返し優れた戦略を作ればだが。

Facebookの「いいね!」ボタン。もちろんあるにこしたことはない。ただし「いいね!」数が幾らあってもスターバックスでコーヒー一杯も買えない。「いいね!」数が多ければ翌年のソーシャル予算も確保できるかもしれないが。。。ただそれを指標にすることはばかげている。

ソーシャルメディアは一回のプロジェクト単位で判断されるべきものではない。中長期的にアプローチすべきで中長期的な投資が必要、同じくROIも中長期的に判断されるべき。ソーシャルメディアは企業内の一部、習慣(habit)にすべき。

FacebookのMAU別TOP5ゲーム : CityVille, Empires & Allies, FarmVille, Texas HoldEM Poker, Gardens of Time。

他にもEarned/Paid/Ownedメディアの話など色々ありましたが、内容的には初心者向けの一般的な話でした。そもそもROIの話が少ししかなかったですし、ROI測定するかどうかの前のより基本的な話という感じでした。米国はもちろん日本に比べても(東南)アジアでの企業ソーシャル活用事情はまだまだこれからでしょうしこんなものですかね。

しかしユーザーのブランドロイヤリティに対するこの皮肉な視線はやはりFriensterの経験からそこまで思うのでしょうか。。。

最後に初日のセッションはまだまだ日本以上に黎明期の(東南)アジア市場というべきか、初心者向けのセッションが多く「(東南)アジアならではのソーシャルの特徴」的な話も少なく、正直途中で飽きてしまったので午後は不参加にしました。明日また少し参加予定なので面白い話があればレポートします。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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