今週、再びグーグルの検索アルゴリズムのアップデートが行われた。今回、グーグルは今年の1月に発表されたページレイアウトのフィルター(日本語)、別名「トップヘビー」アップデートの更新を実施した。
これで、ここ2週間で4回目のアップデートである。順に挙げていく:
グーグルのウェブスパム対策チームを統括するマット・カッツ氏は、ツイッターで本日このアップデートの発表を行い、英語圏のクエリの0.7%に影響を与える「マイナー」なアップデートだと指摘していた:
マイナーな天気予報: goo.gl/OpIDLのアップデートを本日ローンチします。~0.7%の英語のクエリが影響を受けます。
カッツ氏のツイート内に掲載されていたリンクをクリックすると、1月に投稿されたページレイアウトアルゴリズムに関する記事に導かれる。この記事は次のように説明している:
結果をクリックしたものの、実際のコンテンツがなかなか見つからないと言う苦情がユーザーから届いています。ユーザーはこの経験に不満を持っています。大量の広告をスクロールダウンするよりも、ユーザーはコンテンツをすぐに見たがっているのです。従って、「上半分」にコンテンツをあまり掲載していないサイトは、この変更の影響を受けるでしょう。
ウェブサイトをクリックして、最初に視界に入るウェブサイトの一部、つまり上半分に明らかなコンテンツがほとんど表示されない場合、もしくはサイトの上部が広告に覆われている場合、良いユーザーエクスペリエンスを与えているとは言えません。このようなサイトは上位にランクインすることが出来ない可能性があります。
詳しくは、初回のリリースに関するエントリ「Googleが新年早々アルゴリズム更新、広告過多なページにペナルティ明言で何が変わる?」(日本語)で確認してほしい。
最新のアップデートでは、グーグルは世界展開されていることは明かしているものの、フィルターが1月にローンチされた時からどのように変わったかに関しては沈黙を守っている。
このフィルターの正式名称は「ページアルゴリズム」アップデートだが、私達を含む部外者は、このアップデートが広告を上部に数多く掲載するページにペナルティを与えるため、より具体的な「トップヘビー」と言う名前を考案した。
グーグルのランキングシステムにおけるこの要因の確認済みの更新は、これで2度目である:
言うまでもないが、確認されていないだけで、その他にもトップヘビーのアップデートが行われている可能性はある。私達はグーグルに訊いてみたが、グーグルは確認してくれないだろう。このサイトでは、一般的に言及されている場合、そして、確認が取れた場合のみアップデートに番号を与えるようにしている。
トップヘビー 1に対しては、インパクトは世界のクエリの1%以下と言われていた。また、本日、グーグルは英語の検索に対しても同じだと述べていた。そして、トップヘビーでは英語検索の0.7%が影響を受けると言われている。
今回のアップデートが行われたと言うことは、以前トップヘビーによってダメージを受けたサイトが、(グーグルが推奨する変更を行ったことが前提だが)ペナルティから解放される可能性がある。トップヘビー 2の攻撃を受けた場合は、変更を行い、次回のアップデートを待たなければならない。以下の記事は、この類のフィルタリングサイクルの仕組みを詳しく説明している:
グーグルはアルゴリズムの変更に関して、ウェブマスター達に与える警告を増やすと約束していたが、ここ2週間においては、この約束はきちんと守られているようだ。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「It’s “Top Heavy 2″ As Google Rolls Out Update To Its Page Layout Algorithm」を翻訳した内容です。
しかし記事にもあるように、このアップデートで前回被害を受けたサイトの一部が復活する可能性もあるわけで、当時も何故あのサイトが被害を?というようなケースもありましたから、アルゴリズムの改善アップデートという認識でいいのでしょうか。Googleのアルゴリズムアップデート、当面はまだまだ続く予感です。というか、今までも行っていたのでしょうが、ここまで公式に発表することがなかったのでここまで話題にならなかった、ともいえそうです。発表はありがたいですが、詳細が明らかにされていないので、対策のしようがない、という側面もある気もしますが。。。今後も気になるアップデートがあれば翻訳記事を紹介していきたいと思います。 — SEO Japan [G+]
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