大半のマーケッターは、SEOのアクティビティと有料検索広告をあくまでも補足と捉えているかもしれないが、CPC広告を完全に中止したら、もしくは大幅に削減したらどうなるのか、一度や二度は考えたことがあるはずである。
グーグルのリサーチチームは、昨年の7月にこのトピックを取り上げていた。当時、この投稿は、有料検索広告によって、サイトのビジターの人数が89%増加すると結論付けていた – 通常は自然なリスティングから得るであろうトラフィックに対して。 確かに利己的な結論であり、グーグルには有料リスティングに資金を投じる行為を促す動機が数え切れないほどある(結局、無料のリスティングからは利益を得られない)。しかし、考えてみる価値はありそうである。
グーグルはつい最近初回の調査に対する最新情報を加え、リサーチを拡大して、より多くのスポンサー、そして、より多くのシナリオをテストした結果を掲載した。
有料検索がもたらす増加は、ほとんど変わらなかった。今回、リサーチャー達は、完全に広告の掲載を止めると広告のクリック数が85%落ちる事実を突き止めていた。自然な結果のクリックは増えるものの – 有料広告で失った損害を埋め合わせるまでには至っていない(前回の調査と4%の開きがある要因として、対象とする広告主を増やしたこと、そして、季節的な要素が挙げられている)。
支出が減らされると(金額は明らかにされていない)、クリック数は80%減少する。
また、グーグルは逆のシナリオにも注目していた。支出を停止状態から再開した場合はどうなるのだろうか?リサーチャー達はクリック数が79%増加したと指摘している。また、支出をゼロではない状態から増やした場合、広告主は平均で78%クリック数を増やしていたようだ。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Research: Yes, You Still Need To Keep Buying Search Ads」を翻訳した内容です。
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