「未来は既に到来している ? 均等に与えられていないだけだ」 – ウィリアム・ギブスン
アドワーズを介して収益化を行うだけでなく、グーグルは“自然”な検索結果に6つのリスティングを掲載している。
この検索セットの正当性に関して開かれた場で話し合いに応じるグーグルのエンジニアはいるだろうか?
SEOが検索結果の半分(自分のブランド以外で)を手に入れるとしたら、それは明らかなスパム行為である。グーグルが検索結果の半分をグーグル“ブランド”に広がる重複する身内主義で独占するとしたら、それは正当な行為だと言い張る。
さらにこの問題を悪化させているのは、小規模なニッチのブランドがグーグルのインデックスから定期的に消えている点である。グーグルは、検索の意図を容易に収益化することが可能な意図 & グーグルが認めている意図に変更する力を持っている。私がジョン・アンドリューズ氏(johnon.comのウェブマスター)がグーグルの検閲 & グーグルの行為に関して作成した投稿を検索したところ、グーグルは私が検索したワードをこっそりと変え、グーグルのeブック製品を再び推薦してきた。
リスティングの1 & 2は全く同じ本を宣伝している。グーグルは、はぎ取った数回表示する価値のあるコンテンツを複数のカテゴリでリストアップしている。グーグルは検索結果の上部をどのように台無しにしてしまっているのだろうか?
パブリッシャーは、スパムのレッテルを貼られないようにするため、そして、恣意的な“アルゴリズム”による基準を外れないようにするため、編集により多くの資金を投じなければならない。その一方でグーグルはパブリッシャーの利益が増えないように、法律の範囲内で好き放題コンテンツを盗み & 他の誰かが運営するとスパムと見られるようなウェブサイトを運営している。規制のプレッシャーがかかると、もしくは世論がグーグルの寄生虫のような行動に注目すると、グーグルはブランドを買い & 正当ではない(ことが多い)企業を正当化する行為に走る。 🙂
最後に書籍「Censored Screams」の一節を引用する:
“慈善活動のように、検閲は自分自身から始めるべきである。しかし、慈善活動とは異なり、検閲は自分自身で終えるべきである。”
この記事は、SEO Bookに掲載された「Google Eats Their Organic Search Results」を翻訳した内容です。
検索例はとある書籍の名前ですが、Amazonは別格としてもネットの書籍ビジネスを展開している企業にとっては未来は暗闇としかいえなさそうな結果ですね。書籍だけならともかく、いずれは全ての商品で同じことが起こりそうな。。。そうなった日には例えば日本で圧倒的シェアを誇る楽天でさえ、一定のトラフィックは失わざるえないかもしれません。
これまでバーティカル検索サービサーがGoogleを批判する例は過去に幾つもありますが、最終的には全ての商業サービスがGoogleの独占主義を批判する日が来そうですね。もちろんやりすぎはユーザーメリット&独占禁止法的にもNGでしょうから、その辺のバランスは取ってくるのだとは思いますけど。
Google、素晴らしい企業&検索サービスと思いますけど、こういうことまで考えないといけない辺りが一社独占の怖さでしょうか。 — SEO Japan
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