グーグル+がリリースされてから1ヶ月間以上が経過した(このエントリが投稿される時点で)。私はこの新しいソーシャルネットワーキングサイトを毎日使い、しっかりとメディアの報道を追っている。現在、個人に限定されているものの、グーグル+に対する私の熱意は引き続き高まっていると認めざるを得ない。それでも、企業のマーケティングにもメリットがあり、長い目で見て利用するべきである。
グーグル+はソーシャルマーケティングにおけるグーグルの3度目の試みであり(バズとウェーブに続き)、ある程度経験を積んでから立ち上げられた。今回、グーグルは適切な判断を下したように思える。最も顕著であり、他社のサービスと異なる機能は、サークルと言うグーグル+を代表する機能である。サークルは実生活を反映しているため、大きな意味を持つ。フェイスブックには、残念ながらストリームを整理する効果的な手段が用意されていない。そのため、グーグル+に参加した結果、フェイスブックで過ごす時間が大幅に減った。
サークルは理に適っているいるため優れた機能である。皆さんは、仕事場の友達、学校の友達、少年サッカー時代の友達、教会の友達、以前の会社の友達、ゴルフの友達等と交流しているだろう。グーグル+のサークルは、友達を生活に合わせて整理することが出来る。好きなだけ多くのサークルを作成することが可能であり、グーグル+にアクセスした際に、どのストリーム(サークル)を見たいのか決められる。とても理に適っている。それでは、ビジネスに話を戻そう。グーグル+には、自分が選択したトピックに沿って、見たい外部のコンテンツを選択することが可能なスパークと言う便利な機能が用意されている。コンテンツのカテゴリーを作成すると、グーグル+が私に代わって見つけ出してくれるのだ。これはSEOの初歩的なメリットの一つである。コンテンツを見つけてもらい、グーグル+内で楽しんでもらえる。必須のSEOのベストプラクティスを実施するだけで、コンテンツがインデックスされ、表示されるのだ。グーグル+は今後も成長していくので、コンテンツ戦略にもたらす接触範囲の拡大について真剣に検討してもらいたい。
先程も申し上げた通り、スパーク機能を使ってコンテンツを見つけることが出来る。コンテンツに+1ボタンを用意しているなら、その他のユーザーが「+1」することが可能であり、グーグルはこの行為を記録している。グーグルは既に+1をランキングシグナルとして利用している。+1のSEOマーケティングへの影響はグーグル+の進化と共にさらに強まっていくだろう。また、グーグルは、リアルタイム検索の結果に対するツイッターとの契約を延長しなかった。そして、グーグル+のコンテンツをリアルタイムの検索結果に組み込むと明言している。そのため、最新の情報を掴んだら、グーグル+で共有すると、グーグルのリアルタイムの検索結果に表示してもらえるのだ。
このエントリを投稿する時点で、グーグル+のビジネス機能はまだ導入されていない(註:企業用ページ機能が既にリリース済み)。要するに、グーグル+は個人でしか利用することが出来ない。信頼できるグーグルの広報によると、今年の年末には企業用の機能が公開されるようだ。その時期がいつになるかに関する臆測は避けておく。しかし、グーグルがどのようなタイプのビジネス用の機能を投じるのかに関しては考えてみよう。グーグルアナリティクス。グーグルアドワーズ。グーグルマップ。グーグルプレイス。グーグル動画。既にGメールは統合されている。フェイスブックの“私も”的な機能が導入されると私は読んでいるが、フェイスブックが最も苦手としているメトリクス関連の機能が大きな変化をもたらすと私は期待している。フェイスブックページを利用し、フェイスブックインサイトで分析結果を調べたことがあるなら、そのいい加減さはご承知のはずだ。グーグルが企業に提供する分析機能はフェイスブックの分析機能を遥かに凌ぐ力を持ち、その結果、より多くの企業がグーグル+に流れると私は見込んでいる。
ブランドマーケティングのためにフェイスブックを利用している企業は、直にフェイスブックの多くの欠点を実感しているはずである。グーグル+の長期的な成功は、ユーザーの人数ではなく、企業の数に左右されるだろう。待望のビジネス用の機能が多くのメリットをもたらすなら、グーグル+の人気はブランドおよびユーザーの間で爆発すると私は見ている。
年末にビジネス機能が導入されてからグーグル+を利用し、コンテンツに対するSEOマーケティングの機会を実感するのでは遅すぎる。今すぐにグーグル+でコンテンツの共有を始めてもらいたい。そして、スパーク機能でグーグル+で容易に見つけることが出来るキーワードを散りばめたコンテンツを作成しよう。
グーグル+に参加する招待状が欲しいなら、Gメールアドレスと一緒にその旨を以下のコメント欄で伝えてもらいたい。その後、招待状を送信する。しかし、間もなくグーグル+は一般公開を行うと見られているため、招待制は廃止されるだろう。
以下の動画は、フェイスブックとグーグル+における初期の違い、そして、長期的なポテンシャルの違いを見事に説明している。この動画はビジネス用の機能には触れていないが、グーグルが抱える貴重な資産について理に適った指摘を行いつつ、急速にソーシャルネットワーキングのスターに登りつめるフェイスブックを称賛している。
企業としての視点で見て、グーグル+にはどんな未来が待ち受けていると思うだろうか?
この記事は、Find and Convertに掲載された「Why Google is Good for SEO Marketing? 」を翻訳した内容です。
SEO最新情報やセミナー開催のお知らせなど、お役立ち情報を無料でお届けします。