消費者が真剣に休暇シーズンの買い物への準備を進める中、グーグルは、360度の製品のイメージ、バーゲンや割引、そして、共同のショッピングリストを含む新たな機能を有料のショッピング検索エンジンに導入している。
グーグルは、360度の製品のイメージをオモチャのカテゴリにまずは導入した – 休暇シーズンを考えると当然の判断である。製品管理部門のVP、サミール・サマト氏は、グーグルは、例えばアパレル、靴、そして、ハンドバッグ等、店舗の環境でじっくりと調べ、感じたいと消費者が求める製品を優先していると述べている。この機能が結果に表示されるようになると、イメージが表示されるスピードは大幅に落ちるが(少なくとも私のコンピュータでは)、ローディングが完了すると、容易にイメージを動かすことが出来るようになる。
製品のイメージを販売業者やメーカーから取り寄せるのではなく、グーグルは製品自体を調達するか、またはメーカーにサンプルの贈呈を求めている。その後、グーグルのスタッフがユーザーが写真を動かして、すべての面を見ることが可能なグーグル独自のテクノロジーを用いて写真撮影を行っている。サマト氏は、グーグルとしては、製品のこのようなタイプのイメージを既に持っているメーカーと連携することに異論はないものの、しばらくは大半の写真を社内で作成するつもりだと話している。現在、グーグルは製品を360度見せることに興味を持つメーカーからの情報を集めている。
さらにグーグルは、ユーザーが友達と製品のリストをまとめ、協力するためのアプリ - ショートリストを立ち上げている。ユーザーはグーグルショッピングを介して製品を加え、または、ウェブのあらゆる製品ページのURLを入力することが出来る。
加えられたURLが、グーグルショッピングの販売業者の製品フィードのURLと一致する場合、ショートリストはこの業者によって提供されている情報を引き込むことが出来る(販売業者もまたrel=”canonical”タグを製品ページで使って、フィード内に含まれているページのURLを指し示すことが出来る)。反対にこの作業を行わないと、インポートされるデータに関しては、若干運任せになってしまうだろう。
サマト氏は「この機能にはとても期待している。なぜなら、大勢のユーザーがリサーチを試みているためだ。私達がこの点を調査しているとき、ユーザーはeメールを使ったり、白紙や付箋を利用していたものの、これは必ずしも便利とは言えない」と指摘していた。
しかし、コラボレーション型の買い物リストアプリの提供はグーグルが初めて実施したわけではなく、例えば、アマゾンも、ほしい物リストを介して、ウェブ全体から製品を集めることが出来るサービスを提供している。しかし、グーグルは、販売業者としてではなく、第三者として、とりわけGメールやグーグル+に統合することで、このシステムを成功に導くことが出来る可能性は高いだろう。
グーグルショッピングは、検索結果ページに掲載される製品のディスカウントやプロモーションを表示するようになった – これには販売業者の製品を目立たせる効果が期待できる。
現在は少数の販売業者を対象としたテストの段階だが、グーグルは参加する小売業者を積極的にリクルートしている。
また、このディスカウントおよびプロモーションは、先週リリースされたモバイルアプリのグーグルショッパーのバージョン3でも用いられている。小売業者はオンラインストアに対してだけでなく、実際の店舗に対してプロモーションをリストアップすることが可能であり、モバイルデバイスの消費者は、近くの店舗で行われているディスカウントとプロモーションを確認することが出来る。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「“Shortlists,” 360 Degree Product Views, And Promotions Added 」を翻訳した内容です。
SEO最新情報やセミナー開催のお知らせなど、お役立ち情報を無料でお届けします。