“Author Rank(オーサーランク)”という言葉を口にすると、オンラインライターは大抵、首をかしげるか、片方の眉を上げる。
彼らは恐らくそれについて聞いたことはあるが、それは全く異なる動物だと定義している。
なぜなら、それは現実よりも伝説のように思え、しばしば混乱を引き起こすことがある不明瞭なGoogleアルゴリズムについて言及しているからだ。
しかし、もしあなたが私が書いた過去の記事を読んでいるのなら、Author Rank(Google+、Search + Your World、オーサーシップ・マークアップ)の背後にある開発が、あなたのウェブサイトにより多くのトラフィックをもたらし、あなたのオンライン・ビジビリティを高め、オンライン・オーソリティを確立するということに恐らく気が付いているだろう。
つまり、Author Rankと呼ばれるものには確固たるメリットがあるのだ。しかし、それらのメリットを活かすのは手ごわいかもしれない。あなたは、もしかすると以下のような疑問を持っているのでは…
このアルゴリズムに取り組むのに必要なリソースを持つことができない(もしくは、持っていない)ために、注目やオーソリティやリードを棚上げにする恐れがあるという考えをこれらの心配と合わせると・・・不安が高まる。
うまくいけば、この記事が(このシリーズの前の記事と同様に)その不安をいくらか解消するだろう。
最初から始めよう。
Author Rankは、2005年にGoogleが申請したAgentRankと呼ばれる特許から生まれた。私は、Google+でオーソリティを築く7つの方法(日本語)の中でこう書いた:
AgentRankは、本来、“エージェント”(ライターやその他のコンテンツクリエイターのこと)のためのデジタル署名を作って、その後、彼らのコンテンツ(コメント、ソーシャルシェア、リンク)への大衆の反応に基づいて評判を蓄積するものだ。
ここでの重要な特徴は、このスコアが“ポータブル”だったことだ。それはサイトには結びついておらず(つまりウェブを横断しない)、人(それを作る人)に結びついていた。しかしながら、あなたが“エージェント”を特定するプラットフォームを確立しない限りは、それをするのは不可能だ。
上記特許の1つの問題は、アイデンティティがポータブルではなかったことだ。それは可動性のものではなかったのだ。だから、Googleはその特許をAuthor Rankへとアップデートして、オーサーがGoogle+のアカウントとオーサーシップ・マークアップを埋め込んでいる限りは、オーサーのアイデンティティをウェブ中で追跡できるようにしているのだ。
うん、自分の言葉を引用してみた…
Googleは、スパマーが検索ランキングを操作することを許していたPageRankの抜け道に迫っていた。コンテンツは間違いなく王様だったが、王座は空っぽだった。
つまり、GoogleアルゴリズムをAuthor Rankのようなものでアップデートすることの背後にある目的は、証明されたオーサーに高いビジビリティとクリックスルーを与えて報いつつ、匿名プレイヤーにペナルティーを科すことなのだ。
AJ Kohnは彼のAuthor Rankに関する記事の中でこんなことを言った:
…Google+(アイデンティティのプラットフォーム)のローンチとrel=author(デジタル署名)を一緒にして、アクティビティとエンゲージメントを採掘する2つの会社(PostRankとSocialGrapple)の買収を加えると、Googleがデジタルコンテンツの殺到に対処するためにAuthor Rankを使用することを切望しているのは明白だ。
ついに…目的と手段が正しく並んだ。
Author Rankは理屈のままであるが(それをサポートする強力な証拠はある)、コンテンツクリエイターは恐らくPageRankでページ持っていたスコアによく似たスコアを持つことになるだろうと言ってもよいだろう。
あなたのAuthor Rank(以後“AR”と呼ぶ)のスコアは何に基づくのだろうか?
それは、オーサーがもたらす価値が全てだ。そして、その価値は、あなたが誰で、あなたが誰と付き合い、あなたが何を作るかに基づく。まず、あなたのGoogle+アカウントから始めよう:
もちろん、あなたのスコアはGoogle+アカウントだけと結びついているわけではない。Googleは、自分たちのソーシャルネットワークの外部にあるコンテンツの要素も利用する。
例えば、Googleは以下のようなことを見る:
しかし、Googleはあなた自身のウェブサイト上のコンテンツも見るということを忘れないこと:
ここから核心に移る。
以下のリストでは、あなたはAuthor Rankの要素を活用する方法を知ることになる:
現在、オーサーシップ・マークアップの埋め込みの採用率はあまり振るわないが、自分のコンテンツを主張することには、はっきりとしたメリットがある。だから、ためらわずに、より高いクリックスルーから恩恵を受けようではないか。
あなたがGoogle+アカウントを開くまでは、誰もあなたを水の中に押し込むことはない。彼らは、あなたがオーサーシップ・マークアップで自分の記事を主張するまでは、定規であなたの拳をたたくことはない。彼らは、あなたが優れたコンテンツを作るまでは、あなたから睡眠を奪うことはない。
素晴らしいライターになること、そのライティングによって功績を認められることは、あなた次第だ。
そこでお願いがある。もしあなたが、偉大になるという願望をほんの少しでも持っているライターなら、pull a Cortez、自分の後ろにいる船を沈めるのだ。そうすれば、もう後戻りはできない。
今年は、あなたがストーリーの主人公になる年になると宣言するのだ…今年は、あなたが采配を振るう年なのだと宣言するのだ。
全てはあなた次第だ。
この記事は、CopyBloggerに掲載された「The Writer’s Author Rank Cheat Sheet?」を翻訳した内容です。
基本概念から各種ティップス、実践法までうまくまとめた、少し肉付けすれば十分本一冊分のなりそうなレベルで充実した記事でした。オーサーランクを言葉は知っていても何となく漠然と理解していた方もこの記事で大分その意味や重要性、使い方が理解できたのではないでしょうか。記事の最後にもあるように、後はあなた次第です。 — SEO Japan [G+]
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