新機能「多面強調スニペット」がGoogle検索結果に登場

公開日:2018/03/02

最終更新日:2024/03/11

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Googleが新しいタイプの強調スニペットを発表しました。よりユーザーの意図に寄り添った回答を返す、というGoogleの方針を加速させるような新機能です。
— SEO Japan

Google検索結果機能をアップデートし、より広く微妙なニュアンスのクエリをターゲットとした広域な強調スニペットをリリース

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※リンク先は原文(英語)です

Googleはここ数か月で、多くの画像や強調スニペット、ナレッジグラフに関する新しい検索結果の機能をリリースしてきた。Googleは今日「multifaceted featured snippets(以下、多面強調スニペット)」と呼ばれる新しい検索機能をリリースした。

多面強調スニペットは、複数の解釈ができてしまうほど広い意味を持つクエリに対して表示される。この場合、検索結果は一つ以上の強調スニペットを含んでおり、元のクエリをアルゴリズムがユーザーが意図した質問を推定し書き直し、その新しい質問に対しての結果を表示させる。

アナウンスでは、

より理解可能な結果が助けとなるような、微妙なニュアンスのクエリは複数ある。そして、我々は複数の意図や目的と関連づけられた「複数意図」のクエリから始める。例えば「歯の詰め物の後の歯の痛み」というクエリであれば、「歯のつめものをした後になぜ歯が痛むのか?」か、「歯の詰め物をした後にどれだけ痛みが続くのか?」などと解釈ができる。

とされている。

また以下のような例もある。
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※(SEOJapan補足)
検索ワード:「庭には十分な太陽光が必要か?」
多面強調スニペット1:どのような園芸植物がたくさんの太陽光を必要とするのか?
多面強調スニペット2:十分な太陽光とみなされるのはどれくらいか?

多面強調スニペット(Multifaceted Featured Snippets) vs 複数観点アンサー(Multi-Perspective Answers)

去年12月、BingはAIを用いた複数観点アンサーを「インテリジェントサーチ」新機能の一部としてリリースした(インテリジェントサーチには、インテリジェントアンサー、インテリジェントイメージサーチ、コンバセーショナルサーチが含まれている)。複数視点アンサーはリリース時からある「インテリジェントアンサー」の機能の一部分である。これらの結果は二つ(もしくはそれ以上)の信頼できるトピックのソース、そして違った観点や回答を含んでいる。

Bingは再帰型ニューラルネットワークモデルを使用し、複数の信頼できるソースの類似性や、意味を決定している。そして、トピックに関連した複数の観点を抽出し、最最も関連性の高い複数観点アンサーを提供する。(ここでさらに詳しく説明している。)
bing-multi-perspective-answers
※(SEOJapan補足)
検索ワード:「コーヒーは体に良いのか?」
複数視点アンサー1:コーヒーは脂質を燃やすことが出来る。
複数視点アンサー2:1日4杯以上のコーヒーは寿命を縮める。

Googleの多面強調スニペットは、Bingの複数観点アンサーとそこまで大きく異なるようには見えない。なぜなら、一つのクエリに対して複数のリッチな回答を返しているからだ。しかし、多面強調スニペットは推定されたクエリに潜む複数の意図に立脚しており(その結果、複数クエリとその結果になっている)
単一クエリに対しての複数観点に立脚している複数視点アンサーとは異なる。これらの広い意味を持つクエリがあることで、ユーザーが本当に聞いていることには多くの解釈が存在しうる。

多面強調スニペットは複数意図クエリのシナリオに対して、より理解しやすく行動を促すような結果を提供することを目的としている。複数視点インテリジェントアンサーとは他の一緒に聞かれる可能性のある質問を推定している点で異なる。また、以下のスクリーンショットが示しているように、アルゴリズムが「ユーザーが本当に意図したであろう」と推定した各クエリに対して回答している点でも違いがある。

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※(SEOJapan補足)
検索ワード「和の結合法則のルール」
多面強調スニペット1:和の交換法則と結合法則とはなにか?
多面強調スニペット2:和の結合法則とはどのように使えば良いのか?

多面強調スニペットはモバイルで最初にローンチされ、後にデスクトップにもやってくるだろう。2018年を通して、Googleは(複数の意図をもつクエリの他にも)他のニュアンスのクエリも見据えて、多面強調スニペットを拡大することも検討している。そしてガイダンスを求めているクエリなどを例として挙げた。

投稿によると、

例えば、「家の土台を修復するのって割に合うの?」のようなガイダンスを求めているようクエリは、「価格」「耐用期間」「方法」「費用」重要な要素をいくつか持っている。我々はカバーする領域を拡大するために、多面強調スニペットを通して実験を行っていく。

GoogleもBingもとてもよく適用されたディープラーニングの手法をもち、人工のニューラルネットワークを使用し検索の発展させているので、これからも絶え間ない検索結果の強化と情報探索の発展を見ることが出来るであろう。

いつものように、Googleはユーザーに対してこれらの新しい検索機能のフィードバックを求めている。ここ(英語)でGoogleのアナウンスの全文が確認できる。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Multifaceted featured snippets begin rolling out in Google search results」を翻訳した内容です。


音声検索もありますが、Googleが検索結果をリッチにしていくという方針を変えない限り、きっとこれからも強調スニペットが強化されていくのでしょうね。
こちらの記事(今さら聞けない強調スニペット。全種類のまとめから対策まで)では、強調スニペットの種類などについてまとめているので、併せてご確認ください!
— SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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