グーグルの4度目のペンギンアップデート – グーグル自身はペンギン 2.0と呼んでいる(日本語) – が昨夜発動された。1日も経過しないうちに検索のビジビリティに関して“負け組”の烙印を押されたサイトが明らかになってきた。
基本的に、ポルノサイト、ゲームサイト、そして、Dish.com、サルベーションアーミー、CheapOair、さらには、エデュケーション・テスティング・サービス(ETS – 子供の頃誰しも一度は受けたことがある一般的なテストを作る会社)等の大きなブランドがビジビリティを落としていた。
SEOソフトウェア会社のサーチメトリクスが、早速、最新のペンギンアップデートの影響を大きく受けたサイトのリストの第一弾を発表した。いつもと同じように、サーチメトリクスは「SEOビジビリティ」を基準として用いており、グーグルの検索結果で広範なキーワードに対して、ウェブページが表示される(または表示されない)度合いに注目している。
それでは、ペンギン 2.0の負け組のリストを以下に掲載する。このリストには、とりわけ大きな影響を受けた25のサイトが含まれている:
25のサイトのうち8つはポルノサイト、4つはゲーム関連のサイトが占めている。ゲームのサイトのうち3つはトップ10入りしている(リストの下の方に掲載されているポルノサイトと上の方に掲載されているサイトを併せると実際のインパクトが見えてくる)。
また、Dish.com、サルベーションアーミー、ETS、ChepOair等の有名なブランドも負け組に含まれていた。REEDS Jewelersは1946年創業の老舗宝石店であり、18の州に店舗を持つ。さらに、オンラインニュースサイトとして評価の高い、DailyDot.comもビジビリティを失ったようだ。
右端のカラムには、サーチメトリクスが記録するキーワードに対して、各サイトが失った「SEOのビジビリティ」が記されている。ただし、リストアップされたウェブサイトが大幅にトラフィックを失ったとは限らない。なぜなら、記録されていないキーワードで高いビジビリティを維持している可能性があるためだ。しかし、ここ2、3年の間に提供したペンギンアップデートとパンダアップデートに関するレポートを参考にすると、サーチメトリクス、そして、その他の複数のSEOソフト会社が発表したリストは、基本的に精度が高いと言えるだろう。
サーチメトリクスの設立者、マーカス・トバー氏はブログの中で、最新のペンギンアップデートは思っていたよりも規模が小さかったと指摘している。
私の予想は外れた。今回のペンギンアップデートはパンダ1のように大きなインパクトをもたらすと私は考えていたが、そうではなかった。初回の分析では、薄っぺらいリンク、そして、特に信頼されていないリンクを持つ貧弱なサイトが問題に直面しているように思える。また、SEOを重視していなかったため、一部の小規模なビジネスのサイトもペンギンの攻撃を受けたようだ。
また、同氏から送られてきたeメールによると、ペンギンの影響は、米国よりもドイツで遥かに大きく、また、ドイツでペンギンの攻撃を受けた一部のウェブサイトの詳細を別の記事(ドイツ語)で明らかにしているようだ。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Penguin 2.0 Losers: Porn Sites, Game Sites, & Big Brands Like Dish.com & The Salvation Army」を翻訳した内容です。
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