小売店志向のコンテンツマーケティングワークショップを検索している中で、1つのことを学んだ:小売店のコンテンツマーケティングのケーススタディと事例は見つけるのが難しい。そうは言っても、印象深いたくさんの印刷およびデジタルのコンテンツマーケティング事例を見つけることができた。ここではその中の6つを紹介する。
…そして、もしあなたが共有したい事例を持っているなら、下のコメント欄に追加して欲しい。
目次
Experience Lifeは、アメリカ国内に100以上の施設を持つ10億ドルのヘルス&フィットネス企業Lifetime Fitnessが開発したライフスタイルの印刷およびデジタルマガジンだ。Experience Lifeは、現在、年間10回発行され、600,000人以上の購読者を持つ(合わせてニューススタンドでも配布)。このマガジンの進化とそれが会員と読者がLifetime Fitnessブランドを成長させるのにいかに役立つのかに関する素晴らしい記事がある。
ZNは、最新のファッショントレンドを共有することに専念したZapposのデジタルマガジンだ。過去数年間にわたり、Zapposは靴を売るだけにとどまらない方向に向かっている(このマガジンが明らかに示しているように)。レビューに魅力的なストーリーを合体していること、iPadから直接購入できる機能(コマースのためのコンテンツの良い例)についてZapposを称賛する。
Starbucksからの私のお気に入りの事例は、My Starbucks Ideaだ。一見したところ、開始以来、何百ものアイディアがレビューされ、このコミュニティサイトで実行されてきた。
カナダのオンタリオ州にあるLCBOは、カナダに600以上の販売店を持つ世界最大のアルコール飲料バイヤーの1つ。Vintagesは、ワイン好きをターゲットにしたLCBOメンバー主導型の発行物だ。このマガジンは、ポストに届く印刷物と、オンラインで利用できるデジタルブック形式がある。
環境に害を及ぼさないことに専念したハイエンドな小売店Patagoniaは、取引する全ての繊維工場とサプライヤーの環境保全性レポートを示すため、The Footprint Chroniclesを開発した。このブログとレポートの素晴らしい点は、それぞれのサプライヤーの良い低悪い点の両方を詳細に説明し、彼らが何を向上する必要があるかを述べていることだ。
オハイオ州コロンブス(Content Marketing World 2012の開催地)にあるJeni’sは、急速に成長しているアイスクリームブランドの1つ。Jeni’sは、2011年6月、印刷本としてJeni’s Splended Ice Creams At Homeを開発した。この本は、驚くほど成功を収めていて、Wall Street Journalなどの発行紙からのレビューを獲得し、Jeni’sの国際的な成長を加速するのに役立っている。私が気に入っている点?この本は本当に、地球上で最高のアイスクリームを作るためのJeni’sの秘密を漏らしているのだ…ほぼ必ず売り上げに貢献するあなたの秘密のソースを明らかにする方法のもう一つの例だ。
コンテンツマーケティングの事例をもっと知りたい?世界中から100のコンテンツマーケティング事例を集めた便利で素晴らしい資料がある。
この記事は、Content Marketing Institute – Joe Pulizzi’s Blogに掲載された「6 Amazing Retail Content Marketing Examples」を翻訳した内容です。
コンテンツマーケティングというと、どうしてもインターネットメインの話に考えがちですが、元々はカスタムパブリッシングといわれるような企業がPRや啓蒙、ブランディングの目的で独自に企画発行する雑誌と考えれば、小売店ビジネスでも昔から行われてきましたよね。上記ではスターバックスのユーザー参加型アイデア投稿&議論コミュニティがちょっと変わっているというかソーシャル&クラウドソーシングまで取り込んださらに旬な取り組みのようです。
私も今回初めてまともに内容を見たのですが、サイト自体はデザインも機能もシンプルですが、流石多くのファンを持っているスターバックスだけあり、トピック毎に数千・数万のアイデアが投稿されており、スターバックスにとってはファンとの関係性を強化するにも、商品に対するフィードバックやアイデアを得るのにも役に立っていそうです。米国ではこの種の試みを行っている大企業がいくつかあると思いますが、日本でもありましたっけ?もっと行われてよい気もするのですが。
ちなみにもっと事例を見たい方は記事の最後でも紹介されていた100の事例リストを是非。様々なジャンル・規模の多種多様な事例が網羅されており、あなたのコンテンツマーケティングのヒントになること間違いなし。 — SEO Japan [G+]
SEO最新情報やセミナー開催のお知らせなど、お役立ち情報を無料でお届けします。