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イギリスで活躍するSEOエキスパート、デイビッド・ネイラー氏がSEOに関してよくある101の間違いをまとめてくれました。少し前の記事ですが、大半の内容は今でも通用するものばかりです。一読して1つ1つの意見に対してあなたの考えがさっと出てくるようなら、あなたも一流SEOエキスパート? — SEO Japan
この記事は2010年に書かれたものなので、あれから547日経った今となっては少し古い情報である。
読み終わったら是非コメントを残して欲しい。ただし、いくつかのことは時間と共に変化し、ここに書かれていることはもはや正しくないかもしれないということは頭に入れておいて欲しい。
あなたが各方面から耳にする“SEOは全然難しいことじゃない”というたわ言に対して、大企業から個人事業主に至るまで会社が10年前と変わらない間違いを犯し続けているのを見るのはおかしなことだ。もしあなたがSEOに携わっているなら、このリストに追加するのは容易なことだろう。(私は、このリストのために63のアイディアを出してくれた全SEOチームに感謝しなければならない。)もしあなたが“良いCSS=SEO”と考えるウェブデザイナーや、“良いコンテンツ=SEO”と考えるライターや、“SEO=くだらない”と考えるデベロッパーなら、製品を市場に出す方法としてSEOを使うことを考える際に心に留めておくべき隠れた危険がいくつかあるのでここで紹介しておく。
一般的な戦略
SEOは、あなたのビジネスゴールとは別世界にある単なる規律ではない。それはあなたのビジネスゴールを補完すべきものであり、幅広いビジネスの知性によって情報を与えられるものだ。
- オンサイトSEOを、定期的にサイトを見直すプランもなく‘ちょっとした仕事’として扱っている―特に、あなたのサイトが製品やコンテンツの回転が速い場合や、新しいメッセージやオファーをプッシュするための季節的な大きな変化がある場合。
- 方針を変更し続けている―内部抗争に反応して毎月キーワードリストを改訂すること。
- 最良のキーワードを特定するのに既存のアナリティクスのデータをコンサルティングしていない。
- 同時に全てのマーケットをターゲットにしている。
- ランキングとトラフィックの成果が短期間で現れやすいBingとYahooを忘れている。
- SEOキャンペーンは長期的戦略であり、競争率の高いマーケットでは結果は最初の数週間もしくは数カ月に現れるとは限らないということを理解していない(もしくはそのことをクライアントに伝えていないこと)。
- 画像、ニュース、ブログ検索、プロダクトフィードなど、SERPs表示の増加のためにユニバーサル検索という選択肢を活用していない。
- 自分がターゲットにしている分野(利益幅、キーワード量など)からROIを獲得できるかどうか初めに算出していない。
- 中核となるビジネス目標の外のサイロの中にSEOを置いている。
- ビジネスプランを築く時とサイト開発の仕様を作る時にSEOを含めない。
マーケット・リサーチ
- 競合相手と‘同じ’リンクを獲得することに専念しようとしている。
- オフラインの競合相手だけを見ている。
- 新鮮なコンテンツのアイディアのために業界のニュースやイベントを追跡しない。
- ‘競合相手’を広義の見せかけのキーワードだけを基に特定する。
- 季節的なトレンドを確認するために、Google Insightのようなツールを使ったり、Hitwiseのようなものからのデータにお金を支払ったりしない。
- キーワードのコンバージョンを監視するのにPPCキャンペーンで得られる価値のあるデータを使わない。
- ソーシャルメディアに取り組む準備ができていない。
- オンラインでのネガティブなフィードバックやレビューに対応しない。
- アナリティクス、クリックトラッキング、顧客調査などを通してあなたのサイトとのやり取りをレビューすることであなた独自のマーケット・リサーチをしない。
- どのキーワードが自分が追い求めるべきものなのかを見るために、サイト上に何らかの形のコンバージョントラッキングソフトウェアを持っていない。
キーワード
- より深くコンバージョンの優れたロングテールよりも、検索数が多いだけの‘見せかけ’のキーワードに重点的に取り組んでいる。
- “上司(またはクライアント)はこれを毎日チェックする”という基準に基づいてキーワードを選択する。
- 予算を理由に非現実的なキーワードを追いかけている。
- 実際のトラフィックがある消費者主導の用語よりも業界用語からキーワードを選んでいる。
- ブランド名/会社名を退屈な“Company.co.uk – About”のようなページタイトルの決まり文句の一部として配置している。
- あまりに多くのキーワードを設定しすぎて、リンク構築とコンテンツの取り組みを薄めている。
- 見込みトラフィック数を信じている。
- “このページは***のようなキーワードでも検索されています”のような文章をページに入れ、誤字と同義語を大量に記述している
- 全検索の25%がこれまで全く知られていなかったということ、一般的に検索クエリは一語よりも長いということを忘れている。
- 自分のサイトがどこでビジターをコンバートすることに失敗していて理由が何なのかを理解するためにキーワードを見直すことをしない。
コンテンツ
- 他のサイトのコンテンツをコピーしている―ペナルティを課せられる可能性がある。
- コンテンツ内に不自然な頻度でキーワードを詰め込んでいる。
- ページタイトル内のキーワード“欲しい物リスト”。(“UK SEO – SEO in the UK – UK SEO Agency from a UK SEO”など)
- メタデスクリプションの複製。Googleが、無意味でクリックスルー率に害を与えるような独自の抜粋を作ることを促すことになる。
- コンテンツを画像とフラッシュファイル内に入れる。
- 人間の読者にとって価値がなく、自分のマーケットメッセージをバックアップできないコンテンツを作っている。
- コンテンツを自分自身のサイトより先にインデックスされる可能性が高く規範的なオーソリティサイトに配給している。
- トップページ上のフッター以下に“SEOコンテンツ”の詰まったキーワードの塊を配置している。
- コンテンツライティングを最安値のプロバイダーに外注している…払った金額に見合うものしか得られない。
- HTMLテキストコンテンツの下に背景画像を使う代わりに、画像の中にテキストを配置している。
外部リンク
- 狭い範囲のIPアドレスからリンクを構築している。
- 質よりもリンクの量を求めている。
- ゴールが一致しないのにリンクを構築するために1つ以上の会社を使っている。
- たくさんの無関係なサイトからのブログロールリンクや、全く異なるマーケット内の会社へのアンカーテキストリンクを購入している。
- ツールバーのPageRankを使用して、ページのコンテンツやドメインの質などを検討せずにリンクの価値を孤立して決定している。
- 良いリンクが悪いものになっていないか確かめるために、すでに確立されたリンクからリンクの公明正大を再チェックしていない。
- リンクのNo followや削除ルールを一部のトラッキングツールだけに頼って行っている。
- 一連のアンカーテキスト上にリンクを築きすぎている。
- すでに自然に自分にリンクしているサイトやページへのリンクをしていない。
- 検索エンジンやSEO会社へリンクすることが自分に利益をもたらすと信じている。
自分のURLを見る
- カノニカルドメインにリダイレクトしていない―複製コンテンツの大きな問題につながる。
- wwwが付かないバージョンとwwwが付いたものを同時に生かしておく。
- 壊れたページに対応する適切な404ページを用意していない。
- 適切なファイル拡張子の付いた短く静的なURLではなく、URLの中に長いたくさんの変数を使っている。
- 新しいURLに移った古いコンテンツに対応する301リダイレクトを使用していない。
- ほんの少し内容を変更しただけのコンテンツを多言語サイトに利用している。
- ハイフンの代わりに下線を使うなど、‘友好的ではない’文字をURL内に使用している。
- セッションIDでURLをインデックスすることを許可している。
- URLにキーワードを使用せず数字や略語だけを使っている。
- ‘SEO’のようなキーワードを含んだディレクトリ構成にしている。
内部リンク
- 一製品しか入っていない“カテゴリ”のような価値の低いページへのリンクをサイト中に配置している。
- 全てのページ同士が過剰に統制されたメニューを設置していて、重要ではないコンテンツにまでリンクを広めてリンクの影響力を薄めている。
- rel=nofollow属性を配置しないことで、外部サイトにリンクの影響力を漏らしている。
- 内部リンクのデフォルト選択として、相応しいキーワードを含んだ記述的なフレーズではなく、‘ココをクリック’や‘もっと読む’を使用している。
- 自分がターゲットにしている最も重要なマーケットセクターに力を向かわせるためにホームページを利用していない。
- 自分のターゲットサイトにキーワードの影響力を向かわせるために、自分が所有する他の資産(親会社のウェブサイト、パートナーなど)を利用していない。
- PageRankを細工しようとして内部リンクにnofollowを使用している。
- サイトにセキュリティ上の弱点がある―ブログのコメント欄のキーワードスパムから高度なハックまで全て。
- 貧しい内部リンク構造を隠すためにXMLサイトマップを使用している。
- ‘最初にやるべきはリンク’の大切さを理解していない。
コード
- インラインJavescriptとCSSを多用し、サイトのダウンロード時間を増やしている。
- CSSファイルとJavascriptファイルを同じドメイン上に保持し、スレッディングを減らし読み込み時間を増やしている。
- メタキーワード内に数十もしくは数百の‘キーワード’を入れたままにしている。
- “キーワードリスト”を配置したページタイトルを持っている。
- Javascrptを介してのみアクセスできるナビゲーションを使用している。
- 読み込み時間を短くしユーザー体験を危険にさらすことなくエクイティの展開をコントロールするようにコンテンツとリンクを取り込むAJAXの使用を検討していない。
- ファイルサイズの大きい最適化されていない画像を使っている。
- 適切なキーワードを含んだalt属性で画像に名前をつけていない。
- 個性化のような明らかに正当な理由のないクローキングを介してスパイダーと人間の訪問者に異なるページを見せている。
- Robots.txtを通じたスパイダーへのアクセスを拒否している。
コミュニケーション
- SEO会社に絶えず会社の幅広い戦略の変化に関する最新情報を伝えていない。
- ウェブデベロッパーがSEOへの通達や相談なしに行き当たりばったりでサイト上のものを作ったり変更したりすることを許している。
- 連絡窓口を頻繁に変えるためにメッセージや学んだことが失われている。
- SEO代理店をオフィスマーケティング会社やPR代理店など他の関係者に紹介していない。これはコンテンツのシナジーやアイディアの共有の大きな機会を逃している。
- 情報やコンテンツのリクエストに応えていない。
- SEOの提案ができる限り完璧に組み込まれていることを確実にしていない。
- トラフィックの失敗を、関与しているかもしれない季節的なものなど幅広いマーケットの要因があるかどうか見もせずにSEOパートナーのせいにしている。
- 他の第三者からのSEOの提案を、既存のSEOパートナーに相談もせずに成立させている。
- HTMLやCSSをほんの少しでも理解しようという意思がない。
- SEO会社に支払いをしていない!
SEOクラブの最初のルールは・・・“SEOクラブについて話さないこと”
- <!– This content for SEO //–>のようなソースコードの中に“手掛かり”を残している。
- 明らかなファイル名やドキュメント構成を使用している。https://www.yoursite.com/styles/seo.css は注意を引き付けることになるし、“text-indent:-100em”のようなものは、あなたの隠しコンテンツをほとんどすぐに強調することになる。
- サイト中からリンクされている明らかなキーワードランディングページがたくさんある。
- 相互リンクを宣伝するバナーを表示してあなたが相互リンクプログラムに属していることをはっきり表に出している。
- SEOの問題について自分のSEO会社にまず相談する前に、公のフォーラムでアドバイスを求めている。
- ブログコメント内にリンクの要請を残している。
- 自分のターゲットサイトと明らかに関係がある共通のIPアドレス、テンプレート、アウトリンクプロフィールと簡単に特定できるネットワークを作っている。
- あなたを宣伝してくれそうなブロガーにずさんなリンク要請をしている(ヒント:彼らのバック・カタログを読むこと!)
- ランキングをチェックするのに自動化ツールを使用している。
- 異なるターゲットサイトに何度も同じリンクソースを使っている。
最後に・・・
- SEOブログで読んだことを全て信じない。
この記事は、SEO 101 Common Mistakesに掲載された「David Naylor」を翻訳した内容です。
大半の内容はほぼそのまま納得できましたが、リンク周りの話はGoogleのアルゴリズムが意図的なSEOに対してかなり厳しくなっている最近では、議論の余地があるところですかね。最後に「SEOブログで読んだことを全て信じない。」を持ってくる辺り、筆者のセンスが光りますが実際その通りなのも事実ですので、情報は複数のソースから入手して自分なりに真偽を判断したいものです。その判断ができるレベルに達するまではとにかく自分で実践してみるしかないのですが。。。エキスパートへの道のりは長い。 — SEO Japan