*今回の記事は、前後半に分けてあります。前半記事はこちらです。
2012年4月24日(注:原文では2014年と記載されているが、おそらく間違い)に、Googleはペンギンアップデートをリリースした。パンダアップデートは内容の薄い、低品質なコンテンツを主要なターゲットにしているが、ペンギンアップデートは被リンクにより注力したアルゴリズムとなっている。
ペンギンアップデート以前は、サイトオーナー、コンテンツマーケター、Webマスターのそれぞれが、異なるリンクビルディングの戦略を採用していた。
こうした戦略は、一握りを残し、ほぼ全てが通用しなくなっている。Rival IQによると、ペンギンアップデートの対象となる4つの要素がある。それぞれの詳細を見てみよう。
i).リンクスキーマ-リンクは依然として重要だが、高品質なサイトであることが、ランキングの改善のための最適な方法である。
リンクスキーマは、Web検索のランキングを意図的に操作することを目的としたリンクである。リンク構築にやっきになり、あらゆるサイトから被リンクを受けようとすれば、ペンギンアップデートによるペナルティを受けることになるだろう。
Rap Geniusという歌詞を紹介しているサイトがペナルティを受けた理由は、Rap Geniusがランキングを操作する目的でリンクスキーマを使用していることを、Googleによって発見されたからである。
教訓:あらゆる類のリンクスキーマは避けるべきだ。リスクを高める以外の何者でもないのだ。
ii).キーワードの詰め込み-Matt Cutts氏は関連性のあるキーワードをサイト内に詰め込む事に対し、常に警鐘を鳴らしてきた。どんなに高品質なサイトで、ナビゲーションが素晴らしかったとしても、ペンギンアップデートはすぐにそれらを発見し、ペナルティを課すだろう。今までにキーワードの詰め込みの例を見たことがあれば、その理由はすぐに理解できるだろう。下記に、その一例を記載する。
あなたの配偶者にバレンタインのギフトを送ることは素晴らしい行為である。今年こそ、あなたがどれだけ彼女(彼氏)を愛しているかを伝える手段として、バレンタインのギフトを活用しよう。バレンタインのギフト選びは、慎重に行うことを忘れずに。しかし、慎重に選ぶだけでは不十分である。こうした行為を、あなたの配偶者に愛を伝えるための習慣としよう。バレンタインであれ、クリスマスであれ、全てが対象になる。あなたが愛を示せば、あなたは愛されることになるだろう。例えば、今日あなたが示す愛は、あなたが愛されることにつながるのだ。最適なバレンタインのギフトを選ぶ準備はできているだろうか?
上記のコンテンツ内で、キーワードが何回も強調されているかわかるだろうか?こうしたコンテンツは明らかにキーワードの詰め込みであり、GoogleのWebマスターガイドラインに反する行為である。
コンテンツ内に過度にキーワードを使用することは控えよう。ランキングを意図的に操作する行為を避けるのだ。コンテンツ内で特定のキーワードが不自然に配置され、文章の流れを遮るようであれば、そうしたキーワードは使うべきでない。
注意:ペンギン・パンダアップデート以降も、キーワードは重要な項目である。キーワードの意図(キーワードを使用する理由)に注視し、人々の感情に訴えるようなコンテンツや、特定の問題を解決するコンテンツの作成を心がけよう。効果的なSEOとは、常にこうした作業を指す。複雑に考えるのではなく、こうした単純な目的を持とう。
iii).過度な最適化-KISSmetricsの言葉を引用すると、”SEOは素晴らしい手法だが、やり過ぎると過度な最適化“、となってしまう。例えば、アンカーテキストを過度に最適化してしまうと、ペンギンアップデートによるペナルティの対象となってしまうだろう。最適なアプローチは、ソーシャルメディアマーケティングを併用することで、自然なリンクを獲得することである。
2012年の4月に、過度なキーワードとアンカーテキストの最適化をし、リンクスキーマを利用し、意図的にランキングを操作する行為を行った大規模なサイトへペナルティを課すアップデートを行った。
過度な最適化の一例として、内部リンク(自身のサイト内から張られているリンク)のアンカーテキスト内にキーワードを詰め込むことが挙げられる。
一例を下記に記載しよう。
Hp Pavilion 15のノートパソコンと機能について知ろう。
(リンクはexample.com/hp-pavilion-15-laptops.htmlに向けられている)
もう一つ、別の例を記載しよう。
あなたにとって最高の、手作りによるiPhoneケースを知っていますか?
(リンクはexample.com/best-iphone case-hand-craftedに向けられている)
注意:アンカーテキストのリンクを直接目的のURLに向けることは、有効なSEOの手段である。しかし、過度に行うと、ペナルティの対象となる可能性がある。
iv)不自然なリンク-不自然なリンクは、読者からもGoogleからも、誰の目から見ても良くは見えない。こうしたリンクは、明らかにサイトの内容とは関係のないトピックでリンクが張られている。Cardstoreは記事のディレクトリページから不自然に張られたリンクによって、ランキングを下降させている。
確かに、過去においてはこうしたリンクは有効であり、大規模なサイトがよくこうした手法を採用していた。ペンギンアップデートは、こうした大規模サイトが一生懸命努力してきたものを全て破壊したのだ。この話から得られる教訓は、リンクは自然であるべきだ、ということである。
【画像内和訳】
目的は”リンクを自然なもののように見せること”ではない。”リンクが自然であること”が目的である。
リンクの購入や交換を試みた場合、アンカーテキストもリンクもどちらも関連性がないという傾向がある。別例として、 Overstock.comは.EDUサイトとリンクの交換をしたことをGoogleに発見された結果、商品検索でのランキングを下降させている。
私はリンクの購入はお勧めしないが、もしも購入しなければいけない場合は、リンク元のサイトが関連性があり、権威のあるサイトであること、リンクが自然であることを確認しよう。Search Engine Landで掲載されたコンテンツが非常にわかりやすいため、下記に掲載しよう。
【画像内和訳】
どのようなリンクがGoogleのガイドラインに違反しないのだろうか?
どんな状況であれ、リンクに対しての支払いがある場合、それは広告となる。そして、広告はページランクを上昇させるために使用されるべきではない。ページランクを上昇させるリンクは、その記事の編集上の理由で、与えられたリンクなのである。
価値のあるコンテンツを作成し、そのコンテンツの認知を高め、人々に存在を知らせよう。そして、彼らが”リンクを張りたいから”という理由を作り、彼らにリンクを張ってもらおう。より詳細な情報は、”Search Engine Landのリンク構築についての週間コラム”や”Googleからのアドバイス”などを参考にしよう。
ペンギンアップデートが作用する仕組み-ペンギンアップデートのアルゴリズムは、Googleが頻繁に行うアルゴリズムのアップデートに依存する検索フィルターであり、スパムリンクと不自然なリンクに対するペナルティを目的としている。
ペンギンアップデートは検索結果のランキングを操作する目的で、過度に構築されたリンクを探すアルゴリズムである。
例えば、新規に立ち上げたサイトに短い期間でバックリンクが与えられていた場合、Googleはそれをすぐに感知することができる。結果として、そのサイトはペナルティを受けることになり、さらにはインデックスから削除される場合もある。
今日でも、将来でも、検索結果を上げる目的で構築されたリンクは、GoogleのWebマスターガイドラインに違反することを忘れないで欲しい。
リンク交換、ペイドリンク、その他のブラックハットなリンク獲得のあらゆる手法は、全て悪い意味でのSEOである。一時的にはうまくいくかもしれないが、遅かれ早かれ、Googleはそうした手法を発見するだろう。より重要なポイントとして、検索結果のランキングを操作する目的での、リンクウィールを避けることが挙げられる。
【画像内和訳】
1.露骨なリンクを配置する。
2.Googleをその他のサイトへ誘導する。
パンダアップデートとペンギンアップデートの相関関係-内容の薄いページと低品質なコンテンツの改善に取り組むことことは、ユーザーが自然にリンクを設置したくなるようなWebサイトの構築を行うということである。そして、この関係がそのままパンダアップデートとペンギンアップデートとの関係になる。
ここで、あなたのWebサイトのコンテンツが独自のコンテンツであり、有益で、深い内容であったとしても、低品質なリンクによって、ペンギンアップデートのペナルティを受けてしまうことがある、ということに注意して欲しい。
それでは、パンダアップデートとペンギンアップデートとの違いとは何だろうか?パンダアップデートはコンテンツの品質に対するアップデートであり、ペンギンアップデートは検索結果のランキングを意図的に操作することを目的とした、スパムリンクや過度なリンクに対するアップデートである。
両方のアップデートに注意することが重要である。例えば、あなたのサイトがパンダアップデートによるペナルティを受けたとしても、さらに、ペンギンアップデートによるペナルティも受ける可能性があるのだ。複数のペナルティを受けたサイトも存在しており、その間、検索結果のランキングにずっと気を配り続けることになる。
このパンダアップデートとペンギンアップデートの相互作用とも言える現象の一例として、Finestationery.comを取り上げたい。このサイトの自然検索におけるランキングが下降し始めた当初、明確に何が起こっているかを説明することはできなかった。パンダアップデートによるペナルティなのか?ペンギンアップデートによるペナルティなのか?
ペンギンアップデートによるペナルティを避けるために-ペンギンアップデートによるペナルティを避けたいのであれば、自然なリンクを獲得するように努力しよう。Search Engine Watchは非常に実践的なケーススタディを公開している。全体のリンクの内、61%が自然なリンクで39%が不自然なリンクというサイトを改善した方法が紹介されている。
Web of Trust (WOT)を使用して、ユーザーからの信頼度を計測することも良い手段だ。WOTのスコアが低ければ、改善するための方法を考えよう。品質の高いコンテンツの作成とソーシャルエンゲージメントを高める方法を突き詰めるのだ。
アンカーテキストを理解する-アンカーテキストとは、単純に、リンク内のクリック可能なテキスト部分を指す。ハイパーリンク自体は見えないようになっているか、隠されている。リンク先のURLは、実際にクリックするか、マウスポインターを重ねないと見ることはできないが、アンカーテキストはページ上に表示される。
そして、キーワードに直接マッチしたアンカーテキストの過度な使用は、ペンギンアップデートによるペナルティの原因となる。これは、多くのSEO担当者にとって驚愕の事実となった。というのも、かなり長い間、SEO担当者はリンク構築の手段として、ターゲットキーワードと完全に一致したアンカーテキストの構築に取り組んできていたのである。
ペンギンアップデートがリリースされた後、多くのサイトオーナーが自然検索のランキングとトラフィックの減少を経験した。そして、その理由は非常に単純なものであった。ターゲットキーワードと完全に一致したアンカーテキストの過度な使用だったのである。
【グラフタイトル】
被リンク内のキーワードと一致したアンカーテキストの割合
(ペナルティを受けたサイトが対象)
【縦軸】
Webサイトの割合
【横軸】
被リンク内のキーワードと一致したアンカーテキストの割合
事実として、アンカーテキストはペンギンアップデートにおける、主要な役割を果たしている。そのため、ペンギンアップデートによるペナルティを受ける可能性を下げるために、正しい種類のリンクを、関連性があり自然な言葉を用いて、構築することが重要である。
その他のリンクやコンテンツの意図的な操作もペナルティの対象となり得る。
【画像内和訳】
1.リンクの購入
2.リンクの交換
3.重複したコンテンツ
4.H1タグの過度な使用
5.404ステータスの内部での使用
6.多言語サイトからのリンク
2013年9月26日に、Googleは検索エンジンのアルゴリズムにおける、今までで最も大規模と言える変更をリリースした。ハミングバードはGoogleに”正確で素早い”プラットフォームを与えた。検索者は、特定のキーワードを検索エンジンに入力することで、彼らが探している情報を簡単に手に入れることができる。
言い換えれば、このアップデートは、特定のキーワードに対する結果を提供する方法を改善するために設計されている。そして、そのキーワードとは、完全一致のキーワード以外の、我々が”キーワードインテント(キーワードの意図)”と呼んでいるものも対象になっている。ある意味では、パンダアップデートとペンギンアップデートは既存のアルゴリズムへの継続的なアップデートであったが、ハミングバードは全く新しいアルゴリズムと言えるのだ。
この新しいアルゴリズムは200以上のランキングファクター(要因)を用い、特定のサイトの関連性と品質を判断している。ハミングバードは、従来のSEOと新しいSEOの間に明確な線引を与えている。
【画像内和訳】
従来のSEO:このクエリ(検索語)に対し、どのようにして上位に表示させよう?
新しいSEO:ユーザーが持っている質問に対し、どのようにして最適な答えを提供しよう?
つまり、注力すべき対象がキーワードからユーザーへと変化したのだ。もちろん、キーワード調査はこれからも必要ではあり、特に新しい市場に進出する際は必ず行うべきものである。
しかし、現在は人々が持つ問題を解決するためのコンテンツの作成が必要とされるため、こうした質問への回答に注視するべきなのである。今日のSEOの流れは、ユーザーから開始し、高品質なコンテンツを作成し、Webページヘのリンクの影響を測定する、という流れになっている。
BrightEdgeの創始者であり、CEOであるJim Yu氏は、ハミングバードの時代においても必要とされる要素についての説明を行っている。キーワード調査はSEOの中でも重要な位置を占めているが、高品質なコンテンツを提供するというプロセスの中で実現されるべきものだとしている。
【画像内和訳】
Googleが検索結果の改善に取り組む内容を考慮し、引き続き重要となる要素を下記に記載する。
・モバイルSEO:疑いもなく、モバイルで検索を行う際に、会話形式の検索は非常に重要な部分となる。そのため、モバイルへの最適化は引き続き注力すべき課題といえる。
・構造化データ:あなたのサイトについての情報を可能な限り検索エンジンへ伝えることで、検索エンジンがさらに最適な検索結果を提供する手助けとなる。構造化データは、リッチスニペットの表示によって、CTRの増加も期待できる要因となる。
・Google+:Googleが提供するソーシャルネットワークは、オンライン上でのあなたのブランドを特定するための手助けとなる。ブランドのコンセプトとあなたのサイトをつなぎあわせ、Googleの検索結果内に表示させるための手助けにもなる。
・リンク:SEO担当者がページランクのデータに注力することをGoogleは望んでいない。しかし、リンクは全く無関係であることを意味しているわけではない。リンクはWeb上におけるGoogleのコンセプトを手助けする。リンクは、あなたのページの信頼度をGoogleに伝えるための強力なシグナルなのである。
・キーワードの最適化とコンテンツの作成:今日において、キーワードの使用に関しての議論は活発に行われている。しかし、キーワードは死に絶えたわけではない。コンテンツの品質は必須の要素であり、ある程度のキーワード最適化も必要な要素である。
注意:ハミングバードは、ビッグキーワードよりもロングテールキーワードに注力している。そのため、ロングテールキーワードに対しての施策を行っているサイトは恩恵を受けることになるだろう。私のサイトでは、検索トラフィックの内、91%がロングテールキーワードからのトラフィックになっている。
Marcus Sheridan氏は彼が運営するRiver Pools Company Blogへのトラフィックを増加させる手法として、ロングテールキーワードを長い間用いてきた。
ハミングバードについてのより詳細な情報と、2013年のリリースからどのようにしてSEOに影響を与えてきかについて知りたい場合は、下記に掲載するSearch Engine Journalが作成したインフォグラフィックが役に立つだろう。
ハミングバードの要素:ハミングバードはパンダアップデートやペンギンアップデートのような単純なアルゴリズムのアップデートではなく、ユーザーに対する検索結果のより良い提供を目的とした、総合的な変更である。そのため、より重要となる要素への理解を深める必要がある。こうした要素をまとめ、うまく機能させるために、オーディエンスへの理解が必須となると言えよう。
会話形式の検索はハミングバードによるアルゴリズムの変更の核となる部分である。
あなたの業界がなんであれ、コンテンツの価値を高めるための、会話形式のキーワードは必ず存在する。今日において、会話形式で検索を行う人は非常に多い。ある調査によると、44%のマーケターがキーワードでのランキングを目的としているが、必要とされることは、キーワードに対してではなく、SEO全体に対しての取り組みである。
GoogleはWebページ内の言葉の意味を理解するために、ナレッジグラフとソーシャルシグナルからデータを引用している。
【画像内和訳】
答えを得るために、検索を行う場所は問題ではない。
ナレッジグラフからの情報はデスクトップ、タブレット、スマートフォンでも利用できます。そのため、Googleで検索を行う場合、指先一つで簡単に答えを得ることができるのです。
Quoraが非常に人気のサイトとなった理由はなんだろうか?多くの理由が考えられるだろうが、一つの単純な理由に集約されると思う。Quoraは、喜んで質問に答えようとする、あらゆる分野におけるエキスパートからの助言を会話形式で提供している、という点である。
【画像内和訳】
才能のない人間が生き抜くための手段とは?
読書はなぜ重要なの?
(質問部分のみ)
サイトオーナーとコンテンツ作成者は、人々が会話し、情報を探す方法とおなじやり方で、キーワードとコンテンツを配置させる必要がある。会話形式のキーワードは質問形式のキーワードである。実際に検索を行う際に、よく出くわすだろう。
ランディングページはクエリで投げかけられた質問に答える内容にするべきである。一例として、”ニュージャージー州の最高のアスリート保養施設”という検索が行われたとしよう。あなたのコンテンツは、この検索者への情報を含んでいる必要がある。ロスアンゼルスにあるアスリート保養施設へのページヘリダイレクトをしてはならない。
それでは、会話形式(質問ベースのロングテールキーワード)のキーワードをどのようにして発見すればよいのだろうか?
Step #1:Googleのキーワードプランナーを活用しよう。”~の方法”に関連するキーワードを入力してみる。例えば、”体重を減らす方法”といった具合だ。
Step #2:会話形式のロングテールキーワードを特定しよう。
【画像内矢印】
1週間で体重を減らす方法
お願い 体重を減らす
どうすれば痩せられる
上記のスクリーンショットから、ユーザーは検索者が会話形式のキーワードで情報を探している場合もあることがわかるだろう。彼らはあなたが提供する答えを求めている。こうした答えを会話形式で提供することが、あなたの仕事である。
“~の方法(~のし方)”というようなキーフレーズやコンテンツはユーザーの質問に対するより良い答えとなり、高いエンゲージメントにつながる傾向がある。上記の例で言えば、有益で、インタラクティブな、内容の深い、減量のためのケーススタディを提供することが挙げられる。
私のブログの87%が”~の方法”というようなチュートリアルの内容であり、これが私のブログが成功した大きな原因となっていると考える。
ハミングバード以降、ユーザーが注目すべき対象になったことを忘れずに。
【画像内和訳】
内容の深いコンテンツを掲載したことで、Googleからのトラフィックをたったの30日で13.15%上昇させた方法。
Copybloggerもオーディエンスを喜ばすための方法を理解しているサイトである。彼らのブログのタイトルは、人を引き寄せるタイトルになっており、会話形式であることを前提としている。さらに、競合サイトへの理解も深く、モバイル対応もしっかりしており、ソーシャルメディアからのシグナルを上手く活用している。こうした要素の全てが、Googleがより多くのトラフィックをCopybloggerにもたらす結果となっている。
【画像内和訳】
読者を引きつける魅力のあるコンテンツによって読者を満足させるための7ステップ
コンテンツは新しい形態の広告である。従来の広告はユーザーを苛つかせる傾向があるが、有益で興味深いコンテンツは読者を引き寄せ、リピーターを作り出すことができる。
これが、コンテンツマーケティングの核となる部分である。また、私のソフトウェア会社を成功に導いた秘訣でもある。Googleのポリシーを全て理解することは不可能であるが、Jenna Mills氏のアドバイスに従い、Googleからのペナルティを回避することだけに集中するのではなく、自然検索のランキングとトラフィックの改善による結果を楽しむべきである。
【画像内和訳】
Googleのポリシーは一旦忘れてしまおう。あなたのビジネスに集中すべきだ。コンテンツは訪問者のために作成するべきで、Googleのために作成するのではない。ソーシャルネットワークを駆使し、訪問者があなたのコンテンツを簡単に発見できるようにしよう。あなたのWebサイトが素晴らしければ、Googleはそれを評価するだろう。
ここまで、我々はパンダ、ペンギン、ハミングバードについて議論してきた。その内容は、Googleのアルゴリズムのアップデートが、ペナルティを受けることなく検索結果のランキングを改善したいサイトオーナーに、どのような影響を与えるかを説明した。
しかしながら、2011年に初めてパンダアップデートがリリースされて以来、その他のアルゴリズムのアップデートと変更はされ続けてきた。特に、2014年7月にリリースされたピジョンアップデートは特筆すべきものだ。ピジョンアップデートについて詳細な情報が必要な場合は、以前私が書いた記事を参考にして欲しい。
ピジョンアップデートがSEOとマーケティングに与えた影響は、どの程度のものであるか? Search Engine Landによれば、58%のローカルマーケターが、ピジョンアップデート以降に戦略を変更したとのことだ。
Googleの主要なアップデートである、パンダ、ペンギン、ハミングバード、ピジョンへの理解がこの記事によって深まればいいと思う。これらのアルゴリズムのアップデートと変更は、SEOに革命をもたらしたのだ。
最終的な結論:あなたがするべきことは、測定可能なリンク構築を自然な方法で行い、ブログポストや創造的なインフォグラフィックなどの高い品質のコンテンツを提供し、トラフィックの増加を目指すことである。
こうしたGoogleのアルゴリズムのアップデートが、あなたのサイトに与えた影響を、あなたは認識しているだろうか?
*今回の記事は、前後半に分けてあります。前半記事はこちらです。
この記事は、NEIL PATELに掲載された「The Ultimate Google Algorithm Cheat Sheet」を翻訳した内容です。
記事がやや長いという評判(?)のあるSEO Japanですが、今回は普段以上に長めの記事を扱ってみました。記事の内容が多いため、こちらのコメント欄で書くことがなくなってしまうほどです(笑)。
ピジョンアップデートについての記述がかなり少なくなっていましたが、SEO Japanの過去記事でまとめ記事を掲載しています。こうした、いわゆるストック記事を掲載することも珍しいため、皆様の評価が非常に気になるところですが、今後も定期的にこうした記事はアップしたいと考えています。また、今回の記事で参照されていた別記事の中にも、面白い内容の記事があったため、許可の取れている記事を中心に、今後掲載していきたいと思います。引き続き、SEO Japanをよろしくお願いします!SEO Japan
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