TwitterがSXSWで急浮上して以来、Twitterでイベントのハッシュタグを追跡することは、ここ数年でかなり人気が高まってきている。イベントのハッシュタグを入力してTwitter検索をするのは簡単なことである。時々ノイズが多すぎたりスパムが入っていたりと完璧なシステムとは言えないが、それでもリアルタイムでイベントに関するニュースを得るにはなかなか優れた方法だ。(参考:Twitter検索で検索用語に“-RT”を含めれば、リツイートを除いた結果が表示される。)
しかし、イベントのハッシュタグをフォローする真の価値はリアルタイムでニュースを知ることなのだろうか?
実はそうでもないのだ。 結局のところ、誰かがあなたが動きを追っているカンファレンスを要約したブログ投稿を書き(もっと深い分析も加えて)、あなたはそれをキャッチアップの手段として使うことができる。人気が高く投稿に溢れたカンファレンスを追うことは、リアルタイムの情報と同じくらいに有益ではあるが、圧倒的な数で注意力は散漫になる。
イベントのハッシュタグをフォローする真の価値(楽しみ)とは、新しくフォローする人物を見つけ、その人との関係を築くことなのだ。
イベントとは、交差する興味関心を発見するのに効果的なものである。特定の分野や特定のトピックでアクティブな人が誰なのかを見つけるのにもってこいであるし、短い時間の中で起きている濃縮されたTwitter上のアクティビティによって、あなたは誰が誰を知っていて人々がどのように繋がっているのかということをなんとなく知ることができるのだ。
ここ2、3日で私は、ソーシャル・リクルーティング・サミット (#srs09 + #socialrecruiting)と140文字カンファレンス (#140conf)の2つのイベントをフォローした。その間私は少なくとも50人以上の人をフォローし、その中の大部分の人達がフォローし返してくれた。各自がアクティブにTwitterを利用していたため、私は短い時間の中で彼らの関心事や価値(フォロアーである私にとっての)を測ることができた。
ハッシュタグとTwitterを介してのイベントのモニタリングは、今後もっと伸びていくだろう。今、複数の企業が、どのようにしてハッシュタグから最良の情報を抽出するかということに取り組んでおり、あなたはリアルタイムで最良のツイートをトラックしノイズも減らすことができるようになる。それは素晴らしいことであるし、私もそういったソリューションが現れるのを楽しみにはしている。しかし、最終的には、真の価値とは、あなたに意義のある価値を提供してくれる(もちろんその逆もある)共通の興味を持つ人物を見つけることにあるのだ。
この記事は、Instigator Blogに掲載された「The Real Value in Tracking Event Hashtags on Twitter」を翻訳した内容です。
なるほど、これはありな考え方ですよね。日本の場合、イベントでツイート投稿する人の数はIT系のイベントであっても海外のイベントと比較すると少ない気もしますが、それでも例えば検索やソーシャル系のイベントをハッシュタグで追っていった時に出会う全然知らない人や自分と違った環境・仕事のツイートには、普段の視点と違ってイベントの内容以上に参考になる時があります。しかし「Twitter検索で検索用語に“-RT”を含めれば、リツイートを除いた結果が表示される。」は恥ずかしながら知りませんでした。。。そこまで必要性があることも余りないのですが、Twitterが普及するにつれ、使い道がありそうな機能ですね。 — SEO Japan
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