SMX London 2014-Google+のABC:オーサーシップからパーソナル検索結果まで

公開日:2014/05/22

最終更新日:2024/02/28

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SMX London 2014の最後のセッションはオーサーシップについて。通常の検索結果のランキングには影響されない分野ですが、自身の顔写真が表示されることで、認知度とCTRの増加が期待できますね。先日、Google+の責任者であるガンドトラ氏がGoogleを退社され、Google+の今後が気になるところでしたが、まだまだ注目する理由はあると感じています。– SEO Japan

原題Winning Google Through Google+, From Authorship To Personalized Results

Speakers:
Andy Atkins-Kruger, Group CEO, WebCertain (@andyatkinskruge)
Shawn Cohen, Director of SEO, Standing Dog Interactive (@shawnccpr)

Andy Atkins-Kruger

Google+はまだ生きているか?
個人的にはなくならないと考えている。FBの対抗馬としてまではならないだろうけど。オーサーシップの構築としての意味が強くなるだろう。

基本のおさらい
・Google+のプロフィールからあなたが作成したコンテンツにリンクを張る。
・プロフィールには認識可能な顔写真を追加。
・コンテンツに”By Tomoyuki Sugao”のように署名欄を含める。
・署名欄の名前はGoogle+のプロフィールの名前と一致させる。

サードパーティーのブログ
Google+を使用することで、サードパーティーのブログに投稿した記事とあなた自身のブログを間接的にコネクトすることができる。大規模なサードパーティーのブログに記事を投稿できれば、あなた自身を目立たせることができる。

WordPress
オーサーシップを追加するプラグイン。(https://wordpress.org/plugins/google-plus-authorship/)

SEOにとってなぜ重要か?
オーサーランクは存在するか?今のところ存在しないしランキングにも影響しない。しかし、In-depth articlesには影響する可能性がある。

リッチスニペットの表示数の減少
低品質なコンテンツに関しては、リッチスニペットの表示を取りやめる。

オーサーが退社した場合は?
“Current contributor”の属性を変更させる。現在と過去で選べる。

Shawn Cohen

Google+をプラットフォームとして使用する。
・ハングアウト。既にFace Timeの対抗馬となっている。
・コミュニティ。インフルエンサーとコネクトできる。
・ローカルページ。Googleマップとの連携。

コミュニティ
相当数ある。あるグーグラーがコミュニティに私を招待してくれた(こんなことも起こる)。インフルエンサーや話題になっているコンテンツの発見。特別なトピックのファンへのアプローチ。

コミュニティに関してのツール
・CircleCount(https://jp.circlecount.com/)
→トピックやサイズからコミュニティを検索できる。
・Circloscope(https://circloscope.com/)
→エキスパートなコミュニティのメンバーを検索。SEOとか。プレミアムメンバーも。

インフルエンサーを探すためにハングアウトを活用する。
Gmailでコンタクトをとる。相手は賢く選ぶ。失礼な行為はしない。

ブランドページとローカルページの統合。
Google+でブランドページをセットアップ。(https://www.google.com/+/business/brands/)
YouTubeとGoogle+の統合も可能。

ステップ1:ブランドページを新しく作成してオーナーを同一にする。
どんなページを設置するべきか?例えば、ホテルの例で、ローカルとブランドのページを作る。ローカルは住所などを載せる。ブランドはホテル全体の紹介のページ。

ステップ2:ページを確認する。
Googleのガイドページ(https://support.google.com/plus/answer/1713826?hl=ja)
古いページと新しいページを比較。新しいページが承認される。

ステップ3:古いページを削除する。
G+のマネージページに削除ボタンがある。

ステップ4:認証を待つ。
24時間待つ。

ステップ5:なりすましを発見した場合。
そのページに別のアカウントでログイン。なりすまし報告をGoogleに行う。

ステップ6:古いページが削除されない場合。
古いページに行き、エディット→マネージする→コンタクトの順に進む。連絡先に携帯電話の番号を登録すれば、Googleの担当者からの連絡が来る。内容を伝えると、非常に迅速に対応してくれる。

大量のページの認証方法
複数あるページを一気に認証する方法がある。

ステップ1:全てのローカルページを作成
先ほどのホテルの例の続き。マージしたいページを全て作成する。

ステップ2:スプレッドシートのダウンロード
Google Docsからダウンロード。(bit.ly/1nufyJv)

ステップ3:全てのフィールドを埋める。
必要な情報は全て埋める。

ステップ4:アップロードページへ行く。
URLはこちら。(bit.ly/QG4X0z)

ステップ5:ファイルをインポートする。
“ファイルから場所をインポート”をクリックする。

ステップ6:ファイルをアップロードする。
“ファイルをインポートする”をクリックする。

まとめ
・作成したページが認証され、古いページが削除されるのを待つ。
・もし上手くいかない場合はGoogleへ連絡する。(E-mailも可)

日本ではあまり人気度が高いとは言えないGoogle+ですが、Google+を利用してWebマーケティングを行う例も色々とあるようですね。オーサーランクが今後どのような形で検索ランキングに影響するかは不透明ではありますが、それ以外のメリットを理由に注力することもありだと思えました。今記事でSMX London 2014のセッションレポートは終了です。前回のSMX West 2014と比較し、大きな新情報があるわけではありませんでしたが、各国の参加者・スピーカーと話すことができ、有意義なイベントでありました。米国との違いを一つ挙げるとすれば、多言語・他地域への関心が高いと感じた点です。地理的な状況から言語・地域設定の課題が多いと想像していますが、似たような課題が、将来的にアジアの領域で起こってもおかしくはないと思います。その際、ヨーロッパでの取り組みが一つの参考になるかもしれませんので、これからもヨーロッパの状況には注目していきたいと思います。

最後になりますが、今回も記事をお読みくださった方々に感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。ありがとうございました。– SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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