過去に、私がなぜブログのコメント欄を無効にしているかについて話したことがあったが、その理由の大部分は時間と作業量の観点からだった。そして今、私にはSEO的観点からの別の理由があり、それは全ての人に影響を及ぼすものである。時として、コメントを残すことが、ランキングやトラフィックにマイナスの影響を及ぼすことがある。昨日の投稿で私は、Googleが投稿の適切な日付を割り出してそれを検索結果ページに表示することに積極になっていることを話した。コメントも彼らが利用する手段の1つである。では、Googleの検索結果ページに日付が表示されることは悪いことなのだろうか?
時として、検索結果に日付が表示されるのは良いことである。もし、何かの答えや情報を探している人が、最近の日付のものを見つけたら、それをクリックする可能性は高い。表示されたあなたのサイトに日付が含まれていて、それが新しいものならば、あなたにとっては予期せぬ贈り物となるだろう。しかしそれが古い日付だった場合、ユーバーはそれが古くて時代遅れの情報だと感じクリックされない可能性が高くなってくるのだ。これは果たして公平だと言えるだろうか?不公平だが、これが事実なのだ。
私は以前に、ウェブサイトにいつまでも新鮮なコンテンツを作成することの価値について話したことがある。しかし、あなたがルールに従って今それをすれば、ユーザー体験の間違った前提の元に、Googleにのどをかり切られるような状況に追いやられるのだ。
例をあげてみよう。リビングルームをどのようにペイントするかについて書いた5年前の記事は、その5年間の間に書かれた同じ内容の他の記事よりも優れているのか劣っているのか?それは読んでみなければ分からない。しかし、あなたがこの記事にもっと新しい日付が付いていたらもっとクリックが多くなると考えていないのであれば、あなたは現実を直視する必要がある。では、日付が役割を果たすクエリーがあるのだろうか?もちろん、あるのだ。最近の受賞番組でセレブが何を着ていたかなんていうクエリーでは、日付が大きな因子となる。しかし、多くのクエリーでは全く関係がない。しかしながら、Googleのアルゴリズムは、日付が役割を果たす時を認識し、日付が関係する時にだけそれを表示することが出来るほど賢くはないので、いつも日付を表示することになるのだ。巻き添え被害をくうパブリッシャーは、何か対策をしない限りは酷い目に遭うことになる。
私は、3~6カ月が経ったら全ての日付を削除することを推奨したい。記事のメタ情報から投稿日を削除することは簡単だ。もしコメント欄がある場合は、日付を削除するためにはコードに手を加える必要があるが、そのもの自体を無効にしてしまうという手もある。ページ内から発行される全ての日付を削除する必要がある。もし、あなたが本当に挑戦的であるならば、ページの投稿日を偽造することもできるが、そういうことは私からは推奨しない。ただ単に教育目的の代替として紹介し、徹底的にしているだけである。
これはあなたが気付くべき類の情報であり、さらに先に進んだ時にどう取り組むのかをあなたは決めなければならない。誰もあなたのトラフィックを盗まないことを願ってただ座って待つこともできるし、Googleに自分が与えたい情報を与えることもできる。それ以上のことはない。私は、個人的には運命を成り行きに任せるのは好きではない。
この記事は、Graywolf’s SEO Blogに掲載された「Why Everyone Should Turn Off Blog Comments」を翻訳した内容です。
グーグルは最近、ページの日付を記事内の情報やURL等で特定し、検索結果に表示するようになってきている。検索結果上で記事の日付が表示されてしまうと、それが古い場合、クリック率が下がる可能性がある。よって記事の日付を認識できる情報はできる限りページ上から削除した方が良く、コメント欄を丸ごと廃止してしまうのも一手段である、と言う内容でした。日本のブログに比べてもはるかにコメント投稿が多い米国の人気ブロガーが、ここまで発言するとは思いませんでした。もちろんコードを触ってコメント欄でも日付が表示されないようにすれば良いだけなのですけど。。。それができない人はコメント欄を丸ごと削除って言うのもありかもですね。そもそも日本のブログはSEO Japan含めてトラフィックがあってもコメント欄がほぼ死んだ状態のブログも多いですし。
順位と言うよりはクリック率の問題、とは言え、検索エンジン経由のトラフィックと言う点では同じレベルで重要な問題ですよね。SEO Japanはブログを書き出してから日が浅いので日付とトラフィックの影響は測れていませんが、日付が検索結果に表示される確率は前よりブログ全体的に増えている気はします。確かに検索して上位に表示された記事が3年前よりは1カ月前の記事の方が信憑性がありそうと言うかクリックはしたくなりますよね。
ユーザーの立場になれば、日付けを確認したいと言う気持ちも当然あるとは思うのですが。特に普遍的で無い、常に最新情報が変わっていく記事(ニュースやSEOのアルゴリズムなど)の場合は、記事が書かれた時間をユーザーとしては知りたいでしょうし。検索エンジンのロボットが来た時だけ、日付けを表示しないワードプレスのプラグインなんて作ったら意外と人気出るかもですね。重くなりそうですが・・・。 — SEO Japan
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