グーグル・インスタント?SEOは永遠に不滅です!

公開日:2010/09/15

最終更新日:2024/03/25

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グーグル・インスタントの登場でSEOが必要なくなるのでは?という議論が話題になりましたが、サーチエンジンランドから反論の記事を。 — SEO Japan

グーグル・インスタントに関するグーグルのプレスカンファレンスは、一日で幕を閉じることはなかった。ツイッターで話題を集めている「SEOは滅亡するのか?」と言う質問がブログのエントリ、そして、イベントのQ & Aセッションで投げかけられていたのだ(答えはNoであった。しかもその旨を再確認するエントリまで投稿されていた)。

グーグル・インスタントがSEOを滅ぼすことはない。事実、何もSEOを滅亡に導くことは出来ない。SEOをとにかく嫌い、グーグル・インスタントにアサシンの役目を期待していた人は大勢いるが、この憎悪は基本的な誤解から生まれている。嫌うほど何かを誤解しているなら、未来についても理解することは出来ないだろう。

SEOは検索エンジンを欺いているわけでも、リンクをスパムしているわけでも、ウェブデザインを台無しにしているわけでもない。良質なコンテンツを作り、人々がそのコンテンツを探す方法を理解し – 彼らが使いそうな言葉を含め – 、そして、コンテンツが検索する人だけでなく、検索エンジンのことも考慮している点を確認するのだ。

私たちがSEO滅亡説が時期尚早だと言う点を調査するなら、まずは一般的な定義から始める。以下にサーチエンジンランドのSEO / 検索エンジンの最適化とは何か?入門書の抜粋を掲載する:

SEOは「Search Engine Optimization」の頭文字を取った略語です。SEOは“無料”、“オーガニック”、“編集を介した”、あるいは“自然”な検索エンジンのリスティングからトラフィックを獲得するプロセスです。

ここで「検索エンジン」が登場する。検索エンジンを使うと、ユーザーは情報を見つけ出すことが出来る。そして、グーグルのような大規模な検索エンジンが存在する。そして、アーバンスプーンのような小規模なサービスも存在する。

SEOは、これらの検索エンジンが情報を得る仕組み、そして、検索エンジンから無料でトラフィックを得るためにするべき取り組みを理解することが全てである。SEO業者 – そして、通常の検索マーケッター – は、検索のプロセスを理解しており、そのプロセスをビジターを集めるために活用しているのだ。

それではSEOに含まれない取り組みとは何があるのだろうか?定義を狭めてみよう:

  • SEOはグーグルからトラフィックを得るだけではない。
  • SEOはグーグルに掲載されているウェブページからトラフィックを得るだけではない。
  • SEOはグーグルに入力されたキーワードからトラフィックを得るだけではない。電話を振って、アーバンスポーンからレストランの結果を得るのは検索ではない。

グーグル・インスタントは、単に超高速で検索を実施するサービスである。数分間かかる可能性のある検索セッションで検索結果を得るのではなく、1分間で完了するポテンシャルがあるのだ。しかし、検索は引き続き実施され、結果は引き続き提供される。そして、この結果は今までと同じようにSEOの影響を受ける可能性がある。

また、SEOにはキーワードリサーチのプロセスが含まれる。だからこそ、ロバート・スコブル氏が2005年に「SEO、ブロガースタイル」と題して豪語し、弟のサイトを「silicon valley law firm」で上位にランクインさせたと述べていたが、私はそもそもこれらの用語を使って弁護士事務所(firm)を探しているかどうかを理解することが「SEOのプロフェッショナルなスタイル」だと反論したのだ。そして、スコブル兄弟は理解していなかった

キーワードリサーチに関して、グーグル・インスタントの導入により、グーグルが検索ボックスに提供する提案の一部を見れば分かるように、さらに入念なリサーチが必要になる。しかし、これは今に始まったことではない。

私たちは2008年の8月からグーグル・サジェスト(グーグル・インスタントの提案部分)を利用している。このサービスが導入されてすぐに、検索マーケッターはさらに念入りに調べる必要性が生じた。そして、この必要性はますます高まっている。事実、今週だけでも、グーグル・インスタントのニュースが出回る前にグーグル・サジェストの重要性に関する素晴らしいエントリが2本投稿されていた:

グーグル・インスタントは、提案を精査することでキーワードリサーチの必要性を再び強調することになるが、これは昔からSEOの取り組みの一つであった – グーグル・サジェストが導入される以前に検索エンジンが実際の検索結果にクエリの絞り込み機能の一部として提案していた時代に遡る。

SEOが滅亡すると言う予測は1997年から存在する。 私は昨年投稿した記事「SEO滅亡説 : 1997の予測、2009年の現実に出会う」の中でこの予測の多くを取り上げた。私が誤っていて、SEOが滅亡するなら、あまりにも時間がかかり過ぎている気がする。

SEOは滅亡するとは思えない。SEOは変化を遂げてきた。そして、これからも検索自体が変わる度に変化していくだろう。だからこそこの業界は面白いのだ。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEO Is Here To Stay, It Will Never Die」を翻訳した内容です。

This article first appeared on Search Engine Land.
c Copyright Third Door Media, Inc. Republished with Permission.

変化はするかもしれないが、検索がある限りSEOは残るだろうと。ま、当然のことだと思いますが。。。グーグル・インスタントに限れば、ユーザーの検索方法や検索されるキーワードには変化が出てくるかもしれませんけどね。特にフレーズ検索やロングテール系キーワードなど。とはいえ、検索がある限り、検索結果での上位表示のニーズは常にあるでしょうし、SEOもあり続けるでしょう。とはいえ、ユーザーの検索行動の仕方や内容は検索サービスの進化と共に変わっていくことは十分ありえるわけですし、SEOもそれに対応していく必要は当然ありますよね。その過程でダメなサービスや会社は淘汰されていくだけです。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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