自分のブログ記事がdel.icio.usやDiggなど人気ソーシャルブックマークやニュースサイトのフロントページに1日ほど載っていることを想像してみよう。この記事を読み終わる頃には、あなたはそのシナリオをより現実に近づけられる位置にいるかもしれない。
騒がれて、リンクされて、コンテンツがブックマークされるようなハウツー(How To)記事やブログ投稿に秘密などない。人々は役に立つ情報を必要としていて、あなたがそれを提供すれば、人々がそれを他人に宣伝することによってあなたは報われるのだ。
一番の戦いは、まずは十分な読者を獲得することだ。そして、その戦いは見出しによって勝ち負けが決まる。もっと言うと、魅力的なハウツー記事の見出しを書くことが、まず人々に読んでもらうためにする見出しの約束を果たす際に、より良いハウツーコンテンツを書く助けになるのだ。
ハウツーコンテンツの人気でおかしいのは、人々が実際に何かについてのやり方を学びたいとは思っていないということだ。
もうすでにたくさんのことを知っているのである。
しかし、それは完全に私たちの狂ったように忙しい生活が原因で、自分自身のために物事をより良く簡単にそして最終的に幸せにする秘訣やトリックや手法を見つけ出すように駆り立てているからである。“より良く、より簡単に、より幸せに”ということに焦点を合わせることは、素晴らしいハウツーモノの見出しとコンテンツの鍵である。
人々が何かのやり方を学ぶことの暗黙の利益を理解するほど賢くないということではない。実際は、それとは全く逆だ。暗黙の利益は明確な利益がするようなアクションを駆り立てないというだけなのだ。
人は見出しに目を通している時に積極的な注意を賢く利用するため、あなたが言外の意味に頼るよりも利益を書きだせばより多くの人のフィルターを通り抜けることになる。さらに、手順と同様に利益にも焦点を合わせたコンテンツのボディも、より感情に訴え、記事の終わりで読者により満足感を残すことになる。
悪いハウツー記事の見出しを書くのはほぼ不可能だと言われてきた。それは本当のことかもしれないが、この魔法の言葉の後に来るものがあなたの記事が獲得する注目とリーダーシップに大きな違いを生むのである。
いくつかの有名なハウツー記事の見出しの構成に目を向け、なぜそれらが効果的で新しい状況やコンテンツに適用ができるのかを知ることができないかどうか見てみよう。
これは、最も有名なハウツー記事の見出しかもしれない。
こうすれば必ず人は動く(How to Win Friends and Influence People)
デール・カーネギーの古典的な著書“人を動かす(こうすれば必ず人は動く)”が一般発売される前、彼はそれと同じ見出しのセールスレターを使って通信販売をしていた。カーネギーのコンテンツは確かに説得力があったが、その見出しだけでも素晴らしいものだった。
見出しの構成はパワフルである。ハウツーの直後に一番の利益を、そして“and”の後にもう1つの利益が続くのだ。簡単ではないか。
簡単そうに見えるが難しいのだと、コピーライターとしてデビット・ガーフィンケルは彼の著書Advertising Headlines That Make You Richで指摘している(下記にアマゾンのリンクを載せた)。最初の利益と2番目の利益の間には微妙な関係があり、最初を達成すれば自動的に2番目も達成することを意味している、
この場合、その密接な関わり合いはおかしい。多くの人には友人がいるが、それなのに完全に影響力に欠けている。しかし、因果関係はそれでもカーネギーが彼の通信教育そして後におなじみの本で偉業を成し遂げる助けとなったようである。
利益その1と利益その2が実際に関連している時、信頼性の観点からこの構成を使用することはずっと頭がいい。ガーフィンケルが彼の本で引用している例をいくつか紹介しよう:
ハウツー構成の二つの利益は、その二つを理論的につなげ、コンテンツに関連性と現実的なヒントを配信すれば、常に効果的に作用する。あなたもやってみよう。
何かのやり方を学ぶことの本当の利益を引き出すのは自分が考えているよりも難しいことの方が多い。よくあるのは、単純に普通のハウツータイトルを持ってきて“that”という助言の主題を直後に続ける転換的な言葉を使用することによってそれをもっと良いものにするというものだ。
“that”を追加すると、自分の助言で一番の利益は何であるかが問われる。そして、それを言う一番良い方法を見つけ出すのだ。(通常は、できる限り特定することを意味する)
あなたの助言の第一の利益を確実にしつつ、見出しへの好奇心の因子を増加させたいなら、“How”から始めて“To”を省略することだ。それでも読者にコンテンツ内で果たされる利益の約束をしているのに、好奇心をそそるような因子はより高くなり、恐らくあなたが得る結果もさらに良いものになるだろう。
以下の有名な見出しを見てみよう:
これらはかなり好奇心をそそられる見出しではないだろうか?同じようにして、例えばあなたが才能溢れる技術屋で、何百万人ものコンピューターユーザーに影響を与える問題をちょうど解決したとする。そして、Diggのフロントページに1週間載ることを目指しているとする。
こんなのはどうだろう?
そして、その記事は、書くことが不可能であることの困難に立ち向かっていく。
見出しの中の読者への利益にもっと焦点を当てることによって、もっと多くの読者を得ることになる。そして手順の中身を説明しつつ利益の側面に触れることによって、記事の最後にはより満足した読者を得ることになるのだ。
そして、彼らがブックマークをしたり、del.icio.usに投稿したりするかもしれない。
おススメ:
デビッド・ガーフィンケルの見出しのスワイプファイル本(分析や例などが入っている)は、Amazonで購入が可能だ。
この記事は、Copybloggerに掲載された「How to Write a Killer “How To” Article That Gets Attention」を翻訳した内容です。
基本的ではありますが、読んでみると改めて納得できる内容でした。これに加えるとすれば、最近では「5つの方法」や「20の手法」などあえて数を付ける手法でしょうか。今回の翻訳記事も元記事には無かったのですがあえて「4つの方法」と書いてみました。タイトルだけで読むかどうかを判断されるブログの場合、数字が入ることで注目を集めるきっかけにはなる気がします。 — SEO Japan
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