Google Glass革命 – 未来のテクノロジーが垣間見えるGoogleの衝撃作

公開日:2013/05/04

最終更新日:2024/03/08

ブログ

無料で資料をダウンロード

SEOサービスのご案内
専門のコンサルタントが貴社サイトのご要望・課題整理から施策の立案を行い、検索エンジンからの流入数向上を支援いたします。

無料ダウンロードする >>
発売時期が公表されると共に世界中で盛り上がっているGoogle Glassですが、いち早くGoogle Glassの試作機を2週間使い倒したという米国の超有名ブロガー、ロバート・スコーブルが書いたGoogle Glassのレビューを紹介します。元マイクロソフトのエバンジェリストとしても有名な彼ですが、普段は辛口な彼がGoogle Glassを大絶賛しているこの内容、読むときっとあなたも使いたくなるはず。 — SEO Japan

まだあなたがGoogle Glassのことをあまりよく知らないとしても、すぐに詳しくなるだろう。ヘッドマウント・ディスプレイの付いた装着型コンピュータ、Google Glassは、ユーザーが動き回っている最中に様々な情報へのアクセスを与える。私は、ここ2週間Google Glassを使った後で、この製品に関する自分の考えを共有している。それはどれくらいゲームチェンジャーなのか?結局のところ、それは価格に行き着くだろう。

先週、私は、Google Glassを装着したままで5つのスピーチをした。6回空港を通過し、数百人の人に私のGlassを試着させた。それを手に入れて以来、眠る時以外はほとんどそれを外すことがなかった。

私の印象はこうだ:

  • 私は今後、Google Glass(もしくは、その競合相手)なしでは、私の人生の1日だって生活しない。この発明は、それくらいに素晴らしい。
  • この製品の成功は、完全に価格にかかっている。私はプレゼンテーションの最後にそれぞれのオーディエンスに“あなたはこれを買いますか?”と尋ねた。価格が文字通り200ドルまで下がると、全ての手が挙がった。500ドルでは、挙手した人は少なかった。これは、学生に対して話していても、もっと主流なそれより年上のオーディエンスに話していても、同じだった。
  • ほぼ全ての人に、“ワオ”、“素晴らしい”、“そんなバカな”、“スゴイ”といった感情の噴出があった。
  • NextWebでは、私の周りに50人が集まり、自分がそれを試着するチャンスを手にするまで私を帰さなかった。私はここしばらくの間カンファレンスでそのような製品を見ていない。私はまるまる1週間このような状態だったのだ。
  • 私がドイツに来る前に持っていたプライバシーの懸念の大部分は、出現しなかった。私は、自分が得たネガティブな反応が少なかったことに驚いた(たった一つだけ、オーディエンスの1人がそれを付けた私とは話さないと言った)。面白いことに、トイレでそれを試すようにと私に言ってきた人がいた(その時は眼鏡を上にあげて、断った)。
  • 完全なジェネレーションギャップを発見した。年配の人は、使うとは言ったが、より懐疑的であまり熱狂的ではなかった。私が会った13歳~19歳の人達は違った反応をした。

GlassがユーザーをGoogleのサービスに誘い込み続ける

価格について取り上げよう。CEOのLarry Pageは、2つの価格点を検討しているに違いない:500ドルあたり、これはとても収益性がある。もしくは、200ドル、これはおおよその材料費に値する。誰かがやったように(私は、Flipboardの“Glasshole”マガジンにそれを投稿した)、あなたもこの眼鏡を分解してみると、多くのパーツがそれほど高価ではないことが分かる。これは、大量生産のためにデザインされている。つまり、何百万台もだ。Googleがそこに到達する唯一の方法は、300ドル以下の価格を付けることだ。

私は、Larryがとても積極的になって200ドルの値段を付けたとしても驚かないだろう。

なぜGoogleはこんなことをするのか?簡単だ。私は今、完全にGoogleサービスの中毒になっている。私の写真と動画は自動的にGoogle+にアップロードされる。他のサービスを追加することもすぐに可能になるだろう(最近、サードパーティによって開発されたTwitter写真アプリを手に入れたばかりだ)。しかし、他のサービスへの自動アップロードをオンにすることは、私の携帯電話とGlassの両方のバッテリを消耗することになる(どちらにせよそんなに多くの電池寿命はない)。だから私は、Facebook、LinkedIn、Twitter、Evernote、Tumblrを自分のGlassに追加するのは拒否するつもりだ。これは、特に、Google+がものすごく良く機能し、デフォルトである時のケースだ。

Googleは広告ベースのビジネスモデルから離れるのか?

さらに、Googleはアプリ内の広告を禁止している。これは、Googleのビジネスモデルにとっては大きな転換である。Larry Pageは、Googleを広告ベースの会社から商業ベースの会社に移行しているのだと思う。

私が試して失敗した最初のことは、“寿司屋を探して”だった。恐らくそれはすぐに修正され、私がレストランで席を予約したり、Bloomingdalesのような店に“こういうジーンズを持って来て”と伝えたりするやりとりを完結する時にはいつでも、もしかするとGoogleが少額決済を徴収することができるようになるかもしれない。

Facebookやその他数多くのサービスがやっているように私たちに広告を見ることを強いるのではなく、この新しい商業ベースシステムで作られる数十億ドルがあるのだ。

Glassは、前例のない正確さで効率性を高める

この眼鏡を2週間かけると、あなたは、これを身に付けていることによって新しい商業世界が開かれるということに気が付く。なぜか?

  1. それは、携帯電話を見るよりもずっとソーシャルである。なぜか?Googleを使ったり、道順を調べたり、他のことをするために、あなたから目をそらす必要がない。
  2. ボイスが機能し、ほぼ全ての人および全てのシチュエーションで機能する。文字通り誰もがボイスを使って使用ができる最初の製品なのだ。このマジックは、ほんのわずかなことにだけ耳を傾けるということは知っているが、実際それはかなりすごいのだ。“OK Glass、take a picture”は機能するが、“OK Glass, take a photo”は機能しない。Glassは、あなたの音声による命令が特定の決められた命令であることを強制し、それ以外のことは考慮されない。これが、正確さをものすごく高くする。たとえあなたに訛りがあるとしても。

私は、カメラにも驚かされ続けている。それは完全に写真と動画の世界を変える。なぜって?一瞬を捕えることができるのだ。スマートフォンをポケットから取り出して、開いて、カメラアプリを探して、読み込むまで待って、写真を撮るまでに何秒かかるかを数えてみたところ、それは6秒から12秒だった。Google Glassなら1秒もかからない。いつでも。それに、ハンズフリーのままでそれを使うことができるのだ。私が車から食料品を運んでいる時に、子どもが何か可愛いことをやっているなんてこともある。

私は、これは1977年に父親と一緒に箱を開いたApple IIを思い出させると人々に言い続けている。それは高価だった。あまり多くのことはしなかった。しかし、私は、自分の生活が大きく変わり、どんどんと良くなっていくということを知っていた。すでに今週私は新しいRSSアプリ、New York Timesアプリ、Twitterアプリを手に入れ、今後もっと多くのアプリを手にすることになるだろう。

これは明らかに、iPhone以来、最も面白い新製品である。そして、私はそんなことを軽率には言わない。

確かに、カメラは照明が暗い場所ではあまり良くないと言える。十分な実用性がないと言える。役立たずに見えるし、一部の人を怖がらせる(まだ新しいので、市場に出ればそれはなくなる)。

しかし、私は気にしない。これは私の生活を変えた。私は、それなしでは1日たりとも生活するつもりはない。それは、それほどに素晴らしいのだ。

さあ、Larry、もしそれを200ドルにする方法を見つけることができれば、あなたはその手に大きな成功を手にするだろう。


この記事は、Socialmedia.bizに掲載された「Google Glass: A revolutionary advance」を翻訳した内容です。

正直、余り興味を持っていなかったGoogle Glassですが、この記事を読んだ後は使ってみたくなりました。。。価格がポイントということですが、数々のネット産業を無料戦略で破壊してきたGoogle先生なら、200ドルで売ることはできそうです。過去10年、ハードウェアの製品という意味ではAppleに話題を独占されていたGoogleですが、Appleも若干成長に陰りが見えてきたようですし、Google Glassの登場と共に、新たな戦いが幕を開けるのでしょうか。Google Glass、プラットフォーム争い含めてワクワクする未来が待っていそうです。その一方、広告やSEOも部隊をPC、スマホから眼鏡に部隊を変えて新たな戦いが行われるのでしょうか。。。マーケッターも頑張らねば。 — SEO Japan [G+]

記事キーワード

  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • pocket
  • LINE
  • URLをコピー
    URLをコピーしました!

編集者情報

  • X
  • Facebook

アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

メディアTOPに戻る

RECRUIT

一緒に働く人が大事な今の時代だからこそ、実力のある会社で力をつけてほしい。
自分を成長させたい人、新しいチャレンジが好きな人は、いつでも歓迎します。