ペンギンアップデート3.0は今だ更新中!

公開日:2014/10/23

最終更新日:2024/02/20

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ペンギンアップデート3.0が1年ぶりにあったことを報告しましたが、順位変動がなくほっとした皆さんも多かったと思います。しかし実は適応自体はまだ完了していない、ということで、その内容を追加報告。 — SEO Japan

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Googleは、先週の金曜日の夜にペンギン 3.0(日本語)を展開し、アルゴリズムのアップデートを敢行した。ペンギンアルゴリズムは、主に、サイトの被リンクプロフィールに注目し、品質の低い被リンクプロフィールを持っていると思われるサイトを格下げする。

Googleは、ペンギン 3.0のリリースに関する伝達を積極的に行わなかった。アップデートが行われた24時間後に認めただけであり、また、通常、尋ねれば教えてくれるはずの情報を提供してくれなかった。しかし、東部時間の3:50AMになって、Googleのピエール・ファーが、Google+で詳細を明らかにしてくれた。

明らかになった情報を簡潔にまとめた:

(1) これはワールドワイドなアップデートであり、全ての地域のGoogleにインパクトを与える。
(2) 展開はまだ完了していない。「今後数週間」に渡って行われる模様だ。
(3) 影響を受ける英語のクエリは1%以下だが、その他の言語のクエリに与える影響はさらに小さい、または、大きい可能性がある。
(4) Googleは、金曜日に展開を開始したことを認めた。
(5) ピエール・ファーは、今回のアップデートを「更新」と呼んでいた。
(6) 品質の低いリンクプロフィールを持つサイトを格下げし、以前のペンギンアップデートにつかまった後、リンクプロフィールを整理したサイトを助ける。

ペンギンの世界同時展開

パンダアルゴリズム等、Googleのその他のアルゴリズムのアップデートとは異なり、ペンギンアップデートは、通常、世界全体に展開される。つまり、あらゆる言語の、あらゆる地域のサイトが、このアルゴリズムの影響を受ける可能性がある。

ペンギンは、リンクプロフィールを重視しており、言語を精査する必要がないことが理由だ。パンダの場合、コンテンツと言葉を検証するため、地域や言語によって、展開の時期が異なる。ペンギンは、大方、言語に関して注視する必要はない。

ペンギンの展開は現在進行中

ペンギンの更新の展開が完了したか否かに関して、一部で混乱が生じていた。SEOの専門家の中には、一部のサイトがまだ影響を受けていない理由が分からず、展開が一時的に中止された、または、完了したと感じた人達がいた。そんな中、昨日、Googleのジョン・ミューラーは、展開は完了したと述べた。しかし、その数時間後に前言を撤回した。そして、今朝になって、ピエール・ファーが、展開は完了しておらず、「数週間に渡って」続くと発言していた。

つまり、サイトがペンギン 3.0の影響を受けたかどうかを分析する際、ペンギンが数週間に渡って展開されるため、原因がペンギンなのか、はたまた別のアップデートなのかを判断するのは難しいだろう。

ペンギン 3.0の影響を受ける英語の検索クエリは1%以下

アップデートの規模の大きさ、そして、アップデートを実感したウェブマスターコミュニティの大体の割合を判断するため、Googleは、影響を受けたクエリの%を計測し、アップデートのスケールを教えてくれることがある。

ペンギン 1.0では、クエリの~3%がインパクトを受け、1.1では0.1%、そして、1.2では0.3%がインパクトを受けた。その後、ペンギン2.0では、クエリの2.3%、さらに、2.1では、約1%がインパクトを受けた。ペンギン 3.0(2.2だと主張する人達もいる)は、クエリの1%以下に影響を与えていた。

その他の言語では、もっと%は高い可能性があるが、Googleは英語のクエリの計測結果を公表している。

金曜日に登場したペンギン 3.0

Googleは、2014年10月17日の金曜日に、ペンギン 3.0をリリースしたことを認めた。ただし、先程も申し上げた通り、ペンギン 3.0は数週間に渡って展開される点を覚えておいてもらいたい。

ペンギン 3.0はリフレッシュ

Googleのピエール・ファーは、今回のアップデートを「リフレッシュ」と呼び、新たなシグナルが加わったとも、アルゴリズムに変化が加えられたとも言わなかった。リフレッシュ(更新)とは、問題を修正したサイトを解放し、問題を修正することに失敗したサイトを格下げするためにアルゴリズムを再び実行する取り組みを指す。ペンギンに関連するサイトを見つけるために、新たにシグナルがアルゴリズムに加えられたわけではなく、ただ単に更新しただけである。

1年以上待ったにも関わらず、更新されただけなのだろうか?その通りである。SEO業界の関係者の大半は、この事実にショックを受けていた。大勢の関係者は、ずっと前に更新が行われており、Googleが、新たなペンギンアルゴリズムの土台を作っていたと推測していたためだ。

そのため、一部の人達は、3.0ではなく、2.2と呼ぶことを望んでいる。

救われるサイトもあれば、地獄に落ちるサイトもあり

その他のアルゴリズムの更新と同じように、以前摘発された一部のサイトのランキングをは回復される。これは、アルゴリズムの負の影響を受けなくなったためだ。一方、検索結果のランキングが落ちるサイトもある。これは、ペンギンアルゴリズムのインパクトを受けるべきサイトと見なされたことが原因である。

過去のペンギンアップデート:

過去のペンギンアップデートが行われた日付:

  • ペンギン 1.0(日本語)2012年4月24日(クエリの~3.1%が影響を受ける)
  • ペンギン 1.1(日本語)2012年5月26日(クエリの0.1%が影響を受ける)
  • ペンギン 1.2 2012年10月5日(クエリの~0.3%が影響を受ける)
  • ペンギン 2.0(日本語)2013年5月22日(クエリの2.3%が影響を受ける)
  • ペンギン 2.1 2013年10月4日(クエリの1%が影響を受ける)
  • ペンギン 3.0(日本語) 2014年10月17日(クエリの約1%が影響を受ける)

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Penguin 3.0: Worldwide Rollout Still In Process, Impacting 1% Of English Queries」を翻訳した内容です。

更新中はともかく、英語で1%ということであれば、記事にもあるように日本語サイトへの影響はさらに少なさそうは気はします。とはいえ、その後個別に何らかの調整が入るのかもしれませんが。今回の更新の影響等、何かニュースがあればまた報告したいと思います。 — SEO Japan
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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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