原題:The SEO Revolution Will Not Be Televised
Speakers:
Rand Fishkin, Wizard, Moz (@randfish)
目次
1.検索結果の多様化
従来の青文字で下線が引かれたリンクの表示に加え、ローカルレビュー、サイト紹介、ナレッジグラフ、画像、ニュース検索なども多く表示されている。
2.トラフィックを参照するクエリのカニバリゼーション
“oscar nominations”と”air miles credit cards”の検索結果の表示。ファーストビューでナレッジグラフや画像検索に広告という表示結果のため、トラフィックを全く生まない検索結果。もし広告をクリックしなければ、Googleで検索した後、Googleのページをクリックする、ということになる。なんてことだ!
3.グーグルのバックトラッキング(プライバシー保護という見せかけの理由のもと)
“(not provided)”についてだけど、その率は非常に高くなっている。Googleはリターゲティングマーケティングに使用し、プライバシー保護にも役に立つと言っているが、SEOにとっては非常にやっかい。60サイトで“(not provided)”の数を計測したが、非常に高い数値。
4.Google+が検索結果を支配
僕の業界の検索はほとんどがGoogle+だ。Google+ローカルなども。昔は一つのドメインが検索結果を支配することは嫌っていたが、今はGoogle+さんどうぞといった感じ。
5.検索結果におけるブランドの表示の増加
長い間待ち望んでいたものだ。ここへ来てやっとその状態になっている。
1.コンテンツの増加率がクエリの増加率を超えた。
2012年にはじめて逆転した。コンテンツはマーケティング世界を食べまくっている。
(ここでスマートフォンを構えているオーディエンスに対しポーズをとり、しばし写真撮影。)
2.オンページのインパクトの拡大
何年か縮小傾向にあったが、ここへきて拡大の傾向。ハミングバードの”インテント(意図)マッチ”の結果、キーワードマッチのサイトの評価が上がる場合も見られる。
3.スパムに対する新しい対応
スパムはみんなの問題から、あなたの問題に。ゲストブログの使用は控えたほうがいい。
4.マシンラーニングの導入
あるサイトをスパムと判定した場合、そのサイトのシグナルを学習させる。その後、そのシグナルを使っていると”予測”されたサイトはフィルターに引っかかり、それがアルゴリズムに反映されることになる。
1.(Googleに対する)怒り、不審、恨み、などを募らせる。
2.戦略の変更
3.対抗する。もしくは無視する。
1.SEOに必要なテクニックの増加(進化)
キーワード・ページランクなど、SEOの際に考慮すべき事項の数が増え続け、現在もその傾向は止んでいない。
2.仕事内容におけるSEOの認識
“SEO業者”の数LinkedInで調べてみると、1997年から2010年までは、職名(Job Title)に”SEO”を含んだ数が非常に多い。2011年から現在においては、職名ではなく、仕事の内容(Job Descriotion)に含めた数の方が多くなっている。”SEO”が仕事というよりも、自分の仕事(例えばマーケティング)の一部という認識が広がっているのでは。
1つの静かな変化
SEOはなくなってはいないが変化しているのは確か。
3つのテイクアウェイ
1.より正確な予測が必要
2.新しい方法・チャネルを用いたものが大きなリターンを得る。
3.ブランド構築をしないとのちに大変になる。リンクビルディング、コンテンツビルディングはあったが、ブランドビルダーなどいなかった。今行うべきはブランド構築。
このセッションを通して言えることは、「必ずしも実践的ではないが、知識として備えておくべき」といったことだと思いますが、Randのセッションが一番あてはまると感じました。膨大なデータから独特の切り口でちょっと(?)ニッチな情報を提供してくれています。普段はお目にかかれない情報に出会えることもSMXの魅力かもしれません。– SEO Japan
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