直帰とは、Webサイトの利用者(=ユーザー)がサイトを訪れた際に、1ページだけを見てそのままサイトから離脱する行動を指します。
一般に広く使われているアクセス解析ツール「Google Analytics」における直帰の具体的な定義は、「Google Analyticsのサーバーに対するリクエストを1回だけ発生させたセッション」を直帰として扱います。
例として、ユーザーがサイトを開いたあと、そのセッション(訪問)中にGoogle Analyticsのサーバーに対する他のリクエスト(例:別ページを閲覧する。スクロールして特定のスクリプトが発火する。等)を発生させずに離脱した場合、このセッションは「直帰」という扱いになります。
直帰率とは、「直帰したセッション数(訪問数)÷全体のセッション数(訪問数)」で算出される割合を差し、あるページやサイト全体について、全体のセッション数(訪問数)のうち直帰したセッション数の割合を指します。
例として、ある特定の期間におけるセッション数が10,000セッションで直帰率が50%だった場合、その半数(50%)である5,000セッションが最初の1ページだけを閲覧し、サイトから離脱してしまったことになります。
Google Analyticsの計測スクリプトがページのソースに多重記載されている場合、一回のリクエストで2度の発火を伴うことから、異常な直帰率の低さになる場合があります。
WordPressにおいてSEOの機能があるテーマ・プラグインが重複している場合などにおいて起こりやすい事象です。
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