AIが作成するコンテンツにおけるガイドラインについて、Googleが繰り返し強調。ユーザーのためにコンテンツを作成しよう。

最終更新日:2023/03/09

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にわかに盛り上がりを見せているジェネレーティブAI。今までのSEOの形を変えうる存在として見られていることもあります。こうした技術が生まれることは素晴らしいと言えますが、同時に、スパム的な活用への懸念も発生いたします。また、スパムが目的ではないにしろ、そもそもこうした技術を使用することが良いことなのか?という考えもあることでしょう。今回は、AIをコンテンツ作成に活用する際の考え方や注意点をまとめたSearch Engine Landの記事を紹介いたします。

自身のコンテンツの「誰」、「どのように」、「なぜ」をきちんと評価することも検討すべきだ。

文章の生成が可能なAIが話題を集める中、GoogleがAIによって作成されたコンテンツに対するアドバイスを改めて強調した。

簡単に言えば、そのコンテンツが検索結果を意図的に操作することを目的としておらず、ユーザーの助けとなることを目的としているのであれば、それを誰(何)が作成しようが、Googleは気にしていない、ということになる。

Googleは下記のように述べている

我々は、コンテンツの作成方法ではなく、コンテンツの品質に注目している。この姿勢は、信頼のできる、高品質な検索結果をユーザーに提供することを、長年に渡って支えてきている。
Googleのサーチ・クオリティチームのダニー・サリバン氏とクリス・ニールセン氏

Googleは、AIや自動化のツールを活用し、有益で役に立つコンテンツを作成することは可能であると、説明している。

スポーツの試合のスコア、天気予報、文字起こしなど、役に立つコンテンツを作成するために、自動化のツールは長らく使用されている。

また、より良いコンテンツを作成するための手助けとして、AIを活用することも可能であるとGoogleは述べている。

AIは、新しい次元の表現と創造性を提供するものである。また、人々がWebのために素晴らしいコンテンツを作成する手助けとなりうるツールである。

ユーザーを第一に考えたコンテンツに注力する
あなたが注力すべきことは、そのコンテンツがどのように作成されたか、ではない。そのコンテンツが、検索結果で高順位を取ることを主目的としているのではなく、人々の役に立つために作成されているかどうかである。以前、Googleはヘルプフル・コンテンツ・アップデートに関連したガイダンスを提供している。

ヘルプフル・コンテンツのシステムは昨年に導入された。検索ユーザーが、検索結果の高順位を獲得することを目的としたコンテンツではなく、ユーザーのために作成されたコンテンツを入手できることを、より確実にすることが目的だ。すでに説明しているように、Google検索で成功を収めたいのであれば、そのコンテンツがどのような形で作成されたにせよ、オリジナルで、高品質で、ユーザーを第一とし、E-E-A-Tを示すに十分なコンテンツを作成することが重要である。

誰が、どのように、そして、なぜ

Googleは、「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」のドキュメントに「Google のシステムによって高く評価されるための方法として、『誰が、どのように、なぜ』という観点からコンテンツを評価することをおすすめします。」というセクションを追加している。また、「誰が、どのように、なぜ」が何を意味しているのかも、Googleは説明している。

補足しておくと、「誰が、どのように、なぜ」は必須要項ではない。E-E-A-Tと同様、Googleによって提供されたガイダンスである。

下記に、Gooogleのドキュメントからの引用を記載する。

誰が(コンテンツを作成したか)

がコンテンツを作成したのかが明確であれば、そのコンテンツのE-E-A-Tは直感的に理解されやすくなります。考えるべき「誰が」とはこのことです。コンテンツを作成する際は、以下の「誰が」に関連した質問を自身に問いかけてください。

  • コンテンツの著者が誰であるかを明確にしていますか。
  • ページの然るべき場所にバイラインを記載していますか。
  • バイラインが著者や関係者についての詳細につながるものであり、その人たちのバックグラウンドや専門分野に関する情報をもたらすものになっていますか。

コンテンツの作成者が誰であるかを明確にしている場合は、E-E-A-Tのコンセプトに沿っており、成功への道のりを歩んでいるといえるでしょう。著者の情報が求められるであろうコンテンツでは、バイラインを記載するなどして正確な著者の情報を追加することを強くおすすめします。

どのように(コンテンツが作成されたか)

コンテンツがどのように作成されたかというのはユーザーにとって有用な情報です。コンテンツに含めることを考えるべき「どのように」とはこのことです。

たとえば商品レビューでは、テストした商品数、テストの結果、テストの実施方法を、テストを実施した証拠となる写真などとともに確認してもらうことでユーザーの信頼を得ることができます。詳細については質の高い商品レビューを書くのヘルプページをご覧ください。

「どのように」という要素はさまざまな種類のコンテンツに存在します。これには自動生成されたコンテンツ、AIによって生成されたコンテンツ、AIの支援によって生成されたコンテンツも含まれます。関連するプロセスについての詳細を説明することで、自動化が担う固有の有用な役割をユーザーに理解してもらうことができます。

コンテンツの生成の大部分に自動化を使用している場合は、以下の質問を自身に問いかけてください。

  • AIによる生成などの自動化を使用していることを、開示などの方法でユーザーに対して明確にしていますか。
  • コンテンツの作成に自動化やAIによる生成をどのように使用したかを説明していますか。
  • 自動化やAIがコンテンツの作成に有用であると考える理由を説明していますか。

一般的に、「これはどのように作成されたんだろう」と思わせるようなコンテンツでは、AIや自動化の使用を開示するのは有益なことです。こうした状況が十分に予想される場合は、自動化の使用に関する情報を追加することをおすすめします。詳細については、Google検索がAI生成コンテンツをどのように見ているかについてのブログ投稿とよくある質問をご覧ください。

なぜ(コンテンツが作成されたか)

なぜ」はおそらく、コンテンツに関して答えるべき最も重要な質問です。そもそもなぜコンテンツを作成したのでしょうか。

この「なぜ」に対する答えは、何よりも人の役に立つ、サイトを直接訪れた人々にとって有用なコンテンツを作るというものであるはずです。もしそうであるなら、E-E-A-Tのコンセプトに沿った、Google のコア ランキング システムによって高く評価されるものであるといえます。

しかし、この「なぜ」に対する答えが、なによりも検索エンジンのアクセス数を増やすためであるという場合には、Googleのシステムによって高く評価されるものではないということになります。検索ランキングを操作することを目的にAI生成などの自動化を使用してコンテンツを作成している場合、その行為はGoogleのスパムに関するポリシーに違反していると見なされます。

よくある質問

Googleは、「AI生成コンテンツに関するGoogle検索のガイダンス」のドキュメントに、下記の「よくある質問」を公開している。

  • AI生成コンテンツは Google検索のガイドラインに抵触しますか?
    AIや自動化は、適切に使用している限りは Googleのガイドラインの違反になりません。検索ランキングの操作を主な目的としてコンテンツ生成に使用すると、スパムに関するポリシーへの違反とみなされます。
  • Google検索でAI生成コンテンツを禁止しないのはなぜですか?
    自動化は有用なコンテンツを作成するために制作の現場で長い間使用されてきました。AI を活用することで、これまでにない面白い方法で有用なコンテンツを作成したり、コンテンツをさらに改善したりできます。
  • Google 検索では、質の低いAI生成コンテンツによって検索結果が占領されてしまわないよう、どのような対策を講じていますか?
    質の低いコンテンツは Google 検索が取り組んできた課題として目新しいものではありません。Google は長年にわたって、人間と自動化の両方が作成した低品質コンテンツに対処してきました。コンテンツの有用性を判断するためのシステムや、オリジナルのニュース報道を優先するためのシステムなどを導入しています。そうしたシステムは定期的なアップデートにより、常に改善が図られています。
  • 誤った情報や、重要なトピックにおけるコンセンサスと相反する内容を含む、または拡散するおそれのあるAIコンテンツに、Googleはどのように対処していますか?
    このような問題は、人間が作成するコンテンツでも、AIが作成するコンテンツでも発生します。Google のシステムは、コンテンツの作成方法にかかわらず、重要なトピックに関する確立されたコンセンサスと矛盾する情報ではなく、信頼できる情報源からの高品質の情報を表示するように設計されています。健康、行政、金融に関する情報など、情報の質が非常に重要とされるトピックについては、Googleのシステムは信頼性のシグナルをより重視しています。
  • 検索結果に対するスパム行為にAIが使用されているかどうかは、どのように判断されるのですか?
    作成方法を問わずあらゆるスパム コンテンツを特定するため、SpamBrainなどのさまざまなシステムでパターンやシグナルを分析しています。
  • AIが生成するコンテンツは検索で上位に表示されますか?
    AIを使用したからといってランキングに関して特別なメリットがあるわけではありません。有用、有益なオリジナルコンテンツで、E-E-A-Tの基準を満たすものは、検索で上位に表示される可能性が高くなります。作成方法ではなく、内容が評価の対象となります。
  • AIを使用してコンテンツを作成する必要がありますか?
    有用なコンテンツを独自に制作するうえでAIが重要な役割を果たすと考える場合には、AIの使用を検討してもよいでしょう。AIを検索エンジンのランキングを操作するための安価で手軽な方法と考えている場合には、AIの使用はおすすめしません。
  • すべてのコンテンツに著者の署名欄を追加する必要がありますか?
    一般的に署名があることが自然なコンテンツや、読み手が「著者について知りたい」と感じるかもしれないコンテンツには、正確な著者の署名を追加することを検討してください。
    なお、Googleニュースに掲載される報道機関は、署名と著者の情報を提示する必要があります。詳細については、Googleニュースのポリシーをご覧ください。
  • AIまたは自動化を使用していることをコンテンツ内で開示する必要がありますか?
    一般的に、「これはどのように作成されたんだろう」と思わせるようなコンテンツでは、AIや自動化の使用を開示するのは有益なことです。こうした状況が十分に予想される場合は、自動化の使用に関する情報を追加することをおすすめします。
  • コンテンツの作成者をAIとしてもよいですか?
    Googleは、コンテンツの一部にAIを使用していることを読み手に明確に伝えることを推奨事項としていますが、著者の署名欄にAIと記載することは、その方法としてふさわしくありません。

AIは、経験のあるコンテンツを作成することができるのか?、と私はGoogleに尋ねた。この質問に対し、ダニー・サリバン氏は、「あらゆるコンテンツが、経験、専門性、権威性、信頼性を示す必要があるわけではない」と述べている。実際、すべてのコンテンツがこれらの要素を満たすことは難しいだろう。

最新の品質評価ガイドラインのニュースでも報じたことではあるが、信頼性がE-E-A-Tにおける最も重要な要素であることを、Googleは明確に述べている。また、Googleは、改定されたPDFのドキュメントであなたが見過ごしていしまっていることに備え、「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」のドキュメントにて、この件について触れている

Googleが追記した具体的なセクションは下記である。

  • 中でも、信頼性は最も重要なものです。その他の項目も信頼性の一因となるものですが、必ずしもすべてにおいて優れている必要はありません。たとえば、優れたエクスペリエンスを基盤としてユーザーの役に立つコンテンツもあれば、専門性の高い内容でユーザーの役に立つコンテンツもあります。

我々が気に掛けるべき理由

AIを使用する目的が、ユーザーの助けとなるような情報を追加するための、創造的な方法を発見することであるならば、それは方法として素晴らしい。しかし、AIを使用する目的が、より多くのコンテンツをGoogleにインデックスしてもらうことであるならば、それは優れた方法ではない。

Googleはどのようにして、その違いを認識するのだろうか?この記事でも説明したが、コンテンツファームでその方法を理解しているのだろう。

多くのSEO担当者が自身をSEO担当者と呼ぶよりも長い間、人々のためにコンテンツを作成すればそれに対する報酬が得られるだろう、とGoogleは言い続けている。つまり、コンテンツがどのように作成されているかについては、実際は、それほど大きな問題ではないのだ。

記事のタイトルがすべてを物語っているように、コンテンツ作成を「どのようにして行ったのか?」ではなく、「その目的が何なのか?」が重要な問となります。ここ最近のジェネレーティブAIの技術には目を見張るものがありますが、「自動化ツール」といったものは、ずいぶん前から存在しています。以前からあるツールを使用する際も、「ユーザーの助けとなるコンテンツを作成する」という目的であれば、使用したとしても罰を受けることはありません。目新しい技術が登場したときこそ、基本に立ち返り、コンテンツ作成の「なぜ」について深く考えていきたいと思いました。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google reiterates guidance on AI-generated content – write content for people」を翻訳した内容です。

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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