Content Marketing World 2011より、からっぽのステージ
ビジネスを説明するためにある用語を知ったかぶりをして使うことに腹が立つ。たとえそれがあなたのしていることやその業界のしていることを不十分ながらぎりぎり定義しているとしてもだ。それが、私の“コンテンツマーケティング”という用語についての感じ方だ。それは、ソーシャルスペースで顧客と関与するために広告よりもコンテンツを作る必要性を説明するために使われる業界の現在の専門用語である。
コンテンツマーケティングは今に始まったことではない。ソーシャルメディアの爆発以前、それは当時、そして今でも、カスタム・パブリッシングと呼ばれている。私たちの大部分は、長年、Triptikや地図やAAAからのツアーブックを手に入れるたびにそれを経験した。もしくは、証券会社が401Kを投資する方法についてのアドバイスを提供する小冊子をあなたに送ってきたかもしれない。
カスタム・パブリッシングを説明するために使われるもう一つの新しい用語がブランドジャーナリズムであり、それは、私が自分の会社Spark Media Solutionsがしていることを説明する際に好むやり方だ。簡単に言うと、企業が私たちをジャーナリストとして雇うのだ。私たちがメディアを作る方法は、従来メディアのためにメディアを制作する時と何ら違いはない。
私たちは、カスタマパブリッシャーでありブランドジャーナリストなのだ。
私は以下の理由でコンテンツマーケティングという用語が嫌いだ:
私は“コンテンツマーケティング”という用語が嫌いだが、自分のビジネスサイトやブログではそれをしぶしぶ使っている。そうするしかないのだ。人々に私たちがしていることを理解してもらいたければ、そしてこのトピックに関して検索で目立ちたければ、私は他のみんながこの業界を理解するために使用している用語を使わなければならない。
私は神経質すぎるのだろうか?あなたは、“コンテンツマーケティング”が、独自のメディアネットワークに築くビジネスをきちんと説明していないという私の意見に賛成だろうか反対だろうか?
クリエイティブ・コモンズの写真のクレジット:ShashiBellamkonda
この記事は、socialmedia.bizに掲載された「Why I hate the term ‘content marketing’」を翻訳した内容です。
これまで散々コンテンツマーケティング関連の記事を配信しておいて今更いうな!、という話ですが、もちろん大事なのはその中身であってそこに価値も必要性も感じていますし、分かりやすい言葉に落とし込むことで認知や普及が進むことは結果的に良いことと思っているので、SEO Japanでもコンテンツマーケティングという言葉を気恥ずかしい気持ちを隠して使っています。
ちなみに、こういうことをいうとまた怒られそうですが、最近日本で行われているコンテンツマーケティングの定義や範囲、インバウントマーケティングとの違い等の議論も個人的にはどうでもいいと思っています。現場重視・結果主義な性格もありますが、コンテンツをウェブマーケティングに活用してビジネスに貢献できるかどうかだけが大事であり、普段のビジネスの中でも、SEO Japanで記事を紹介する上でも常にそこ(だけ)を意識しています。とはいえ、思い切り釣りな記事タイトルを臆面もなく毎度付けてしまったりしているわけですが、その辺は集客の1手法ということで、大人な目線で見ていただければ・・・。
一人一人色々な意見があると思いますが、コンテンツマーケティング、皆さんはどう考え、どう活用していきますか? — SEO Japan [G+]
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