原題:Panda, Penguin, Penalties and More: Staying on Top of Algorithm Updates
Speakers:
Nate Dame, CEO and Founder, Propecta
Matt Koulas, Senior SEO Specialist, Grasshopper
Googleにおける多様化
Googleは収入源を多様化させている。2012年ではGoogelの収益の95%が広告収入であったが、2014年(Q1-3)では90%まで下がっている。
SEOは変化している
Googleは変化している。マーケターはその変化に合わせて最適化しなければならない。しかし、Googleのアップデートが常にあなたにとって良いこととは限らない。
Googleはどこに向かっているのか?
Googleは常に最終目的地を設定している。そして、アップデートがその目的から外れることはない。Googleの最終的な目的とは、最も関連性があり、最も信頼性があり、速く、ベストなソリューションを検索者に提供するためのシグナルだ。
Pandaアップデート
アドバイス・・・ゴミくずのようなコンテンツの作成は止め、低品質なコンテンツを破壊しよう。
概念・・・Googleは低品質なユーザー経験を嫌っている。もしも、あなたのサイトが他社のサイトを困惑させるサイトであるならば、すぐにやめよう。
開始時期・・・2011年2月23日(Farmerアップデート)
Penguinアップデート
アドバイス・・・キーワードの詰め込みはやめよう。
概念・・・タイトルでの詰め込み等、ユーザーの利益にフォーカスしていない従来のランキング要素は、今後も重要性が低下していく。
開始時期・・・2012年4月24日
Knowledge Graph
アドバイス・・・Wikipediaでのあなたの会社の情報をすぐに更新しよう。
概念・・・Googleは顧客をGoogleに可能な限り引き留めたい。
Pirateアップデート
アドバイス・・・コンテンツの海賊行為はやめよう。
概念・・・コンテンツの海賊行為は絶対にやめよう。
開始時期・・・2012年8月10日(DMCAペナルティ)
Hummingbirdアップデート
アドバイス・・・リンクビルディングを無効化するのか?SEOの終わりか?
概念・・・Googleはバックエンドでマシンラーニングを使用している。より速く、正確に。
開始時期・・・2013年8月20日
Pigeonアップデート
アドバイス・・・ローカルへの注力。
概念・・・”ローカルSEO”と”スタンダードSEO”の融合。
開始時期・・・2014年7月24日
ランキング上昇のために
ショートカットやトリックはない。チェックリストを作成して漏れのないようにしよう。また、長期間に継続した成長を目的にすること。テクニカルな要素(ロードの早いサイトと遅いサイトなど)は基本要素。基本ルールを曲げてはならない。
ターゲットキーワードとユーザーインテント
検索者のニーズを満たすようにしよう。そのキーワードでユーザーが何をするか?彼らのためのコンテンツとは何か?を常に考える。
インフルエンスビルディング
構築するべきはリンクではなく、インフルエンス(影響)。インフルエンサーをキャッチするLPを作成しよう。また、ターゲットとなるファネルは単体のレベルではなく、全体のファネルになる。
1.依存を避ける
リンク、簡易なコンテンツ、完全一致を避ける。内部リンクの構造と不自然な被リンクを見直す。内容が薄く、低品質で、編集されていない、求められていない、キーワードに特化したコンテンツは作成しない。アンカー、コンテンツ、ドメインの完全一致も避ける。
役に立つツール
ScreamingFrog・・・内部リンクの精査。
MajesticSEO・・・被リンクの精査。
Hemingway App・・・コンテンツの精査。
UserTesting.com・・・ランディングページの精査。
2.診断する
ペナルティを受けた際には、アルゴリズムによるものか、手動によるものか判断しよう。
アルゴリズムの診断
アルゴリズムによるペナルティかを判断するためのツールを紹介する。
Panguin Tool・・・パンダ、ペンギン、ローカルアップデートの判断。
Reconsideration.org・・・ペンギンの診断と、競合他社の診断。
Moz’s Google Algorithm Change History・・・Googleのアルゴリズムの変更のまとめ。
マニュアルアクションの診断
Webマスターツールで確認する。不自然なリンクを抽出しよう。その他、クローキングや隠しテキストなどの場合もあるが、こちらの記事によくまとまっている。
3.分析する
データの収集をまず行う。収集元は、Webマスターツール、Majestic SEO、AHREFsなどを使用しよう。
リンクデータをカテゴライズする
WebマスターツールのデータとMajestic SEO(またはAHREFsなど)からデータをエクスポートし、エクセルでマージする。その後、自然リンク、スパムリンク、完全一致のリンクなどにカテゴライズし、リンクの問題を特定する。
不自然なリンクがあった場合
あらゆる情報からリンク元へのコンタクトを試みる。サイト上ではメールアドレス、電話番号、コンタクトフォームなど。WHOIS情報からも確認できる。また、ソーシャルでの連絡先が掲載されている場合は、そちらからのコンタクトも試みる。
4.行動する
上記の方法で連絡を試みる。多くがEメールでの連絡となるが、その際は、正直に、ストレートに依頼する。送付の間隔は1-2日間あける。相手からの連絡方法を記載する。
5.リカバリーする
再審査リクエストと否認リンクのリストを送信する。再審査リクエストには、問題が起こった経緯、リンクの特定方法と除去・維持をした理由、ログ、リンク元にコンタクトを試みた証拠、今後のプランなどを明記する。もし、リンク元がリンクを解除してくれた場合は、リストから外してあげよう。また、あまりにも可能性が低い場合は、新しくサイトを構築することも検討しよう。
資料
1.手動ペナルティの解除プロセス
2.再審査リクエストでのコンタクトリスト
3.再審査リクエストのサンプル
4.否認ファイルのサンプル
まとめ
1.避ける・・・SEOを最適化させすぎない。
2.診断する・・・Webマスターツールや各種診断ツールを活用。
3.解決する・・・プロセスベースの分析、行動、ドキュメント作成。
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