SEOブログの割にスタートアップ関連の記事も多いSEO Japanですが、今回、スタートアップのためのSEOガイドというまさにSEO Japanのための?!記事をサーチエンジンランドが書き下ろしてくれたので早速のその内容をご紹介。会社設立から人材雇用、製品開発にマーケティングまでただでさえ忙しいスタートアップ、SEO位は押さえるべき部分のみに特化して少しは作業を効率化させたいものです。ということで、早速。 — SEO Japan
スタートアップ企業は、様々な取り組みに追われ、多忙を極めている – 人材の採用、営業、経理、ペーパーワーク、開発、テスト、資金調達 – その他にもまだまだ仕事はある。スタートアップは、所属する業界に関わらず、基本的に不安定なビジネスであり、起業したばかりの頃は、多くの仕事に進路を阻まれ、前に進めないことが多い。
起業家は、それぞれの分野ではエキスパートである。中には、インターネットビジネスの運営を心得ている人もいる。しかし、SEOにまでは気が回らないケースが多い。ただし、ウェブサイトを最適化するために、SEO専用の予算やマーケティングチームを結成する必要はない。その代わりに、早い段階でSEOのベストプラクティスを導入しておくことで、ビジネスが成長していくにつれ、利益を得られるようになる可能性がある。
新しいウェブサイト(そして会社)を作る際は、適切にSEOを実施して、会社名を検索した人が、そのウェブサイトを見つけられるようにしてもらいたい。SEOを強化すると、製品やサービスを検索するユーザーに、競合者のサイトではなく、自分のサイトを訪問してもらえる確率は高くなる。SEOにおいて最大の成果を得るには、数ヶ月間に渡って最適化を行う必要があるため、最低限の取り組みであっととしても – 後ではなく、早い段階で始めておきたいところである。
以下に、スタートアップの新しいウェブサイトにとって、欠かせないSEOのアドバイスとタスクをまとめたチェックリストを掲載する。数分間で済むものもあれば、開発者の助けが必要なものもある – いずれにせよ、サイトに大きなメリットを与えるものばかりである。
一般的な設定
キーワードリサーチ
- 提供する全ての製品とサービスのリストを作る。自分のウェブサイトで、どのように紹介しているのか確認してもらいたい。顧客、そして、消費者は、どのように製品やサービスに言及しているだろうか?フレーズの組み合わせを出来るだけ多く挙げていこう。
- グーグルのキーワードプランナーの「新しいキーワードと広告グループの候補を検索」を使って、キーワードのアイデアを増やす。
キーワードプランナー
- 十分な量のキーワードの組み合わせが浮かんだら、全てのキーワードをキーワードプランナーに入力して、パフォーマンスを確認する。
キーワードプランナー
- 比較的ボリュームが多く(大勢のユーザーが検索している)、尚且つ、比較的入札単価の低い(競争が激しくない)フレーズを探して、候補を絞っていく。残ったフレーズがターゲットのキーワードになる。
- ターゲットのキーワードを意味が似ているフレーズごとに分類し、それぞれのグループにウェブサイトの該当するページに振り分けていく。グループにフィットするページが見当たらないなら、今後のブログの記事で当該のキーワードを利用する計画を立てる。
オンサイトの最適化
- ページに割り当てたターゲットのキーワードの中から1つ、または、複数のフレーズを使って、各ページに対するタイトルタグを作成する。タイトルタグ内には、会社名を盛り込むべきである。タイトルタグは60文字以内に抑える必要がある。
- ページに割り当てたターゲットのキーワードの中から1つ、または、複数のフレーズを使って、各ページに対するメタディスクリプションを作成する。タイトルタグは155文字以内に抑える必要がある。
- 各ページのURLにターゲットのキーワードを盛り込む。
- ページにH1タグを一つ(のみ)与える。その際、なるべく、ターゲットのキーワードを使ってもらいたい。妥当な場合、追加のヘッダー(H2 – H6)をページの下に向かって、順番に加えていく。
- ホームページから、ウェブサイトの全てのページにクリック三回以内でアクセスすることが出来るようにする。三回以上クリックしなければ到達出来ないページ(またはセクション全体)があるなら、メインのナビゲーションからもしくは、適切なカテゴリーリンクからリンクを張る手法を検討してもらいたい。
- サイトの別の場所からリンクを張る際は、アンカーテキストとしてリンクを張るページに関連するターゲットのキーワードを一つ利用する。
- ウェブサイトでイメージを多用しているなら、イメージにALTタグを加えて、ユーザーが見ている視覚的要素を検索エンジンに理解してもらう。
コンテンツ
- サイトの全てのページに、サイト内(外)に存在しない300ワード以上のコンテンツを掲載する。
- ドメインでブログを開設し、出来るだけ頻繁にコンテンツを配信する(最初は月に二回を目指す)。個人的に興味があり、読みたいと思う記事を作成する。
- テキストにこだわらずに、動画、ポッドキャスト、オンラインセミナー、インフォグラフィック、イラスト、PDF等を作成する。
- 製品やサービスに対する主なオーディエンスのタイプを2-3特定し、それぞれのタイプに対して、固有のコンテンツを作成する。オーディエンスのニーズを最も反映する、困っている点、または、特徴を特定しよう。
- 毎回宣伝ばかりする行為を避け、オーディエンスの興味を引く関連するトピックを取り上げる。サイトに何度も戻って来てもらうことで、コンバートする確率は高くなる。
リンク構築
- ライバルのサイトを2つ挙げ、Mozのオープンサイトエクスプローラーに入力する。「Only External」(外部サイトのみ)、を選び、「Inbound Links」(被リンク数)をチェックし、オンラインでライバルのサイトに言及しているサイトを確認する。特に信頼のできるサイトを探し、自信のある製品やサービスの宣伝を行う。
Mozのオープンサイトエクスプローラー
- ブログの読者が多い、あるいは、ソーシャルメディアでフォロワーが多い、所謂、業界の「インフルエンサー」を特定する。接触し、コンテンツをアピールするチャンスが生まれるまで、当該の人物の動向を追う。
- PR活動を活用し、全ての宣伝にサイトへのリンクを盛り込む。リンクのアンカーテキストに会社名を用いることを心掛けてもらいたい。
- 関連会社、地方自治体、業界団体のウェブサイトのリスティングを使って、手っ取り早くリンクを獲得する。
上のプロセスを余裕で終えた方々へ
やる気満々の皆さんのために、ボーナスのラウンドを紹介する。
グーグル オーサーシップマークアップ
これで、自然なリードをもたらす準備は整ったはずである。マーケティングランドの来月のコラムでは、「スタートアップ必見 ソーシャルメディアの確認リスト」を提供する予定だ。
今回のリストに加えたいSEOのタスクがあるなら、コメント欄で発表するか、もしくは、@theashleykemper宛てにつぶやいてもらいたい。
この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEO Checklist For Startup Websites」を翻訳した内容です。
スタートアップ用に最小限の内容がまとめられた記事のはずなんですが、それでもそれなりの量でした。。。ここに書かれていることを全部実行しなくとも、各項目でできる部分から実践していくだけでも、やるとやらないでは大違いですし、時間が許す範囲でスタートアップサービスにもSEOを頑張ってほしいですね。半年、1年地道に頑張ればきっと効果を実感できるはず。 — SEO Japan [
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