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大企業のSEO対策こそ、スピードと機動力が必要。社内チームの一員としてWebマーケティングを支援

企業名:三井住友カード株式会社様

SEO Webコンサル

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SMBCグループのペイメント事業を担う中核企業として、「クレジットカード事業」「信販事業」「トランザクション事業」の3領域でビジネスを展開する三井住友カード株式会社。クレジットカード事業では一般向けのカードはもちろん、ゴールドカード、プラチナカード、クレジット・デビット・ポイント払いを切替できる「Oliveフレキシブルペイ」など、多彩なサービスを手掛けています。

対象ターゲットが広い事業なだけに、販促施策においてWebマーケティング強化は重点項目です。 同社が課題として掲げていたのは、検索順位が下がり、プロパーカード(※)の申し込みサイトへの流入が落ち込んでいたことでした。検索上位を獲得するため、継続的かつ効果的なWebマーケティングの強化を必要とされていました。

※プロパーカード:カード会社が独自に発行するカードのこと。

【本事例のポイント】

  • 成果を第一に考えた戦略立案と実行スピードを担保する きめ細やかな支援を実施
  • 当たり前のレベルを高く保ち、社内メンバーの一員としてプロジェクトを進行

サイト流入数が新規顧客の獲得に直結していたからこそ、結果を求めていた

御社の事業内容についてお聞かせください

佐藤 当社は、三井住友カードを発行するクレジットカード事業のほかに、信販事業(ショッピングクレジット、各種ローン)とトランザクション事業(決済代行サービスなど)を手掛けています。

そのなかで私たちのマーケティングユニットが担当しているのは、新規、既存顧客へ向けたイベント運営やプロモーションの企画、実施などです。アイオイクスさんにご協力いただいているのは、新規顧客向けの集客からカード入会促進になります。

三井住友カード株式会社 マーケティング本部 マーケティングユニット 部長代理 佐藤 広幸 様

SEOコンサルティング会社に依頼を検討された背景をお聞かせください

佐藤 以前からSEO対策はしてきましたが、検索順位が思うように上がらなくなり、自社サイトへの流入が減っていました。同時に新規カードの申し込み件数も減少してしまったため、大きな課題と捉えていました。

コンテンツのリライトなど手を打ちましたが、一度落とした順位はなかなか上がらなかったため、複数のSEOコンサルティング会社に提案していただくことにしたんです。そのなかで最も提案内容が優れていたアイオイクスさんに依頼したわけです。

豊藏 他社と比較して、当社提案のどの部分を評価していただけたのでしょうか。

佐藤 「何が課題で、どんなスケジュールで、何をやるべきか」という部分が非常に明確だった点です。SEOに明るくない我々にもわかりやすく提案を考えていただき、私たちがいつまでに・何を・どうやればいいのか理解できたと思います。

提案内容に関しては、サイト内のエラー解消が大きな決め手になりました。大小を含めると相当数のエラーがあり、それが原因で検索順位が上がりにくい状況であると説明していただきました。

これは私たちでは気づけなかった部分であり、実際にエラー解消後は検索上位を獲得できるようになるなど成果につながっています。コンテンツSEOとテクニカルSEOの施策をセットで実行した結果、課題であったサイトへの流入数が大幅に伸び、非常に満足しています。

齊京 今後も当社が獲得したい検索キーワードで、上位を常時キープしていきたいと考えています。アイオイクスさんとなら、目標達成も決して難しくないと期待しています。

施策の重要性を理解できたことで、計画通りに素早く実行できた

三井住友カード株式会社 マーケティング本部 マーケティングユニット 齊京 諒 様

―率直に、ご満足いただけているポイントをお聞かせください

佐藤 成果として最も大きかったのは、テクニカルSEOのエラー解消です。その他にも、キーワードの重要度でランク付けも行い、優先順位を明確にしていただいた上、カテゴリー別で親和性の高いキーワードは内部リンクを設置するなどもしっかりできたと思います。

また、既存コンテンツのリライトに加えて、不足キーワードは新規でコンテンツを制作したこともあり、より一層強いサイトになりました。

現在は、当初に計画していた重要施策を完了できた状態です。サイト全体の状態をマイナスからゼロに戻し、さらにプラスへと転じる局面になりました。より成果を伸ばすための取り組みは今後も続いていきますので、さらなる支援をお願いしたいと考えています。

遠藤 大きな成果が出ているのは、三井住友カード様が私たちの提案に必要性を感じてくださったからです。実際、当社が提案した施策の必要性を強く感じてもらえない場合、実行フェーズの進捗が思わしくないというケースもありますが、三井住友カード様は最初から提案に理解と共感をしていただき、スムーズに施策を完了できました。

渥美 実装の段階も非常にスムーズでした。Backlog上で作成したスケジュールから遅延することもなかったですね。その結果が、成果にも表れているのだと思います。

アイオイクス株式会社 Webコンサルティング事業部第2局 局長 遠藤 幸三郎

社内メンバーの一員のように動いてもらえる、やりやすさ

―プロジェクト進行において印象に残っている場面はありますか

齊京 遠藤さんとお話するなかで、「競合がこうしているから私たちはこうしましょう」というエビデンスを示してもらえたのが良かったです。納得できる説明があるからこそ、自分たちもしっかりとやっていかなければという気持ちになれました。根拠のある提案が非常に心強かったですね。

遠藤 施策を説明する際は、自分自身がクライアントの立場になることを意識していました。仮に自分が担当者で上長に説明するとしたら、こんなロジックやエビデンスが欲しいと思うだろうと想像し、納得できるファクトとして提案やデータを出すように心がけていました。

齊京 私たちマーケティングユニットのメンバーは理解できても、社内説明の際にわからない人も少なからずいるので、いろんな資料を用意していただけて助かりました。おかげで、説明がスムーズにできて、横串での調整も円滑に進んだと思います。

遠藤 丁寧な説明が必要な場合は、説明の機会を2回いただくようにしていました。1回目は施策全体の概要について触れ、2回目で腹落ちするよう詳細に伝えるという方法です。下地となる知識がない方々にもご理解いただき、チームに方針や考えを浸透させるには、こうしたやり方が必要だと考えます。

齊京 せっかちな私は、週次でSEO順位が下がるとついつい「何か打ち手はありませんか?」と言いたくなってしまいます。そんな性格も把握した上で、次のアクションを常に提案してもらえたのもうれしかったですね。こうした表には出ないところも配慮いただけて、本当に社内チームの一員のように対応してもらえたと感じています。

豊蔵 お褒めいただいてうれしい限りです。ただ、私たちとしては当たり前にやっていることでもあります。スピーディなレスポンスは決して難しいことではありません。

佐藤 ささいなことでも、質問するとすぐに「調べます」と言ってもらえるのがうれしいですね。状況がわからないまま待たされるストレスがなく、常に気にかけてもらっている安心感があります。

齊京 だから軽微なやりとりも気軽にできるんです。ついつい頼ってしまって、共有いただくファイルデータがツールの上限に達するくらい、いろんな相談に応えてもらっています。

第2局 局長 遠藤 幸三郎(左)
第2局 アソシエイト 山内 友隆(右)

「当たり前」のレベルが高いからこそ、全幅の信頼を寄せられる

―アイオイクスに満足いただけているポイントをお聞かせください

佐藤 アイオイクスさんのスピード感ある対応には、感心させられました。サイト内の分析やキーワードのカテゴライズはもちろん、制作に時間がかかるランディングページの整理も非常に早かったですね。本当に驚きました。

齊京 当社からの相談や依頼に対するレスポンスの良さでは、本当にいろいろと助けられました。上長から指摘を受けて早急な対応が必要な場面でも、アイオイクスさんに相談したところ予定より2週間も早く対処していただけて、すんなりとまとまったこともありましたね。

豊藏 スピード感を持ってプロジェクトを進めるために、アイオイクスでは整理することを重視しています。「重複キーワードの確認」「納品物ごとの制作スケジュールの把握」「制作物の一覧」など、整理するべきことは多くあります。

一般的にはフォーマットに流し込んで管理しますが、今回に限ってはゼロベースから作りました。というのも、三井住友カード様の場合、実装・制作・コンサルティングなどの関係者が多く、ミーティング参加者は20名近くになるからです。たとえ手間がかかったとしても、最初に整理しておくことで必要な情報が探しにくかったり、見つからなかったりする遅延を回避できました。

齊京 当社が見落としているような部分があっても、きちんと定例ミーティングで取り上げてくださるのも頼もしいです。抜け漏れがまったく発生せず、完了した施策も含めてすべての資料を整理していただけるので本当に助かっています。

佐藤 アイオイクスさんに対して不安要素は一切感じていません。提案いただく施策やアイデアにも疑う余地はなく、いつでも安心して任せられます。こうしたパートナーがいるのはありがたい限りです。

第1局 コンサルタント 渥美 嘉将(左)
第1局 局長 豊藏 翔太(右)

―プロジェクトの進行に関してはいかがでしょうか

齊京 繰り返しになりますが、対応の早さ、施策を実行するスピードと正確性、そしてしっかりと成果が伴っていること。これらが全てそろっているからこそ、安心してプロジェクトをお願いできています。

豊藏 クライアントのみなさんに信頼いただくため、どんなことも自分たちで考えるようにしています。まずは、あらゆることに疑いの目を向けて、当たり前にあるものを当たり前として捉えず、自分の目で見て考えて判断することが大切だと思っています。

渥美 テクニカルSEOを中心に施策を打つ場合、クライアントからは見えない部分がどうしても多くなります。だからと言って、見た目にわかりやすい施策に偏ってしまうと、今度は成果が出なくなってしまいます。

だからこそ、事前の丁寧な説明が必要であり、理解していただく過程が重要です。三井住友カード様の場合は、私たち自身が社員のつもりになって、自分事として提案や起案をさせていただけていることが、成果に表れているのだと思います。

山内 私はレポートを担当していますが、単に提出するだけでなく、三井住友カード様の社内で共有する資料であることを常に意識しています。上司に出しやすかったり社内で共有しやすかったりするよう心掛けています。

齊京 当社は大きな会社ですから、良い面もあればいろいろとやりづらい面もあったりすると思います。そうした背景も理解した上で、配慮いただけるので本当に助かっています。社内確認や調整でこちら側の返答が遅れるような場面でも、それを含めて最短スケジュールを組んでいただき、私たちに寄り添った提案が徹底されているのも、アイオイクスさんを置いて他にはないと思います。

佐藤 規模が大きいと縦割りの組織になりがちで、横串の施策が打ちづらいのですが、そこを含めて代替案もいろいろと出してもらえるのもうれしいですね。かゆいところに手が届く対応が素晴らしいです。

中長期的な支援を前提に、早めに相談し戦略を立てられる

―今後アイオイクスに期待することはございますか

齊京 翌年以降のことも踏まえた中長期的な戦略を一緒に考えていただきたいです。これまで資産性の高い施策を数多く打ってきたので、そのリソースを上手く生かして、次の一手を柔軟に考えていきたいと思っています。

佐藤 私も同様に、中長期的な支援に期待しています。現状の施策進行がスムーズなこともあり、社内からは上期も終わらないうちに「来期はどうするんだ」とさらに期待する声もあがっていますね。笑。

SEOは刻々と変化していく分野ですから、なかなか先々のことまで予想がつきません。それでも、これまで着実に成果が出せているので、継続してお付き合いいただければと思います。

遠藤 三井住友カード様は、これまでも様々なキャッシュレスサービスを展開されてらっしゃるので、事業として推進していく内容やキーワード、トピックもきっと変わっていくと思います。そうした状況や環境の変化にもしっかりと対応していくよう頑張らせていただきます。今後とも、よろしくお願いします。

本日はありがとうございました。

プロジェクト期間

2022年7月~

実施内容

  • テクニカルSEO支援
  • 新規コンテンツ制作
  • 既存記事リライト施策
  • 内部リンクの整理
  • 各種SEO施策

担当者コメント

三井住友カード様の体制、担当者様の知見、SEOに対する理解には大変救われており、それによってプロジェクトがスムーズに進み、とても感謝しております。
今後、キャッシュレスの流れが加速していくなか、リーディングカンパニーでらっしゃる三井住友カード様のSEOに携われることが、とても刺激的で楽しく感じています。
CMやキャンペーン、広報や関連会社の各サービスとのリレーションなど、幅広い視野でSEOを捉え、少しでも価値を出せるよう、今後もご支援していきたいと思います。

三井住友カード様には、主にプロジェクトのKPI設計や解析周りを中心としたレポートの実装支援を携わらせていただきました。SEOは事業におけるプロジェクトと捉えた際、数値の計測や真偽含めてさまざまな周辺知識や準備が必要となってきますが、きちんと1つ1つの事象に対して緻密に取り組ませていただき、とても感謝しています。これからも、事業の数値にプラスとなっているかを考え、ご支援出来ればと思っています。

三井住友カード様には、主にテクニカルSEOに携わらせていただいております。業界トップクラスの信頼と実績を誇る三井住友カード様のサイトのテクニカルSEOに取り組むことは、大変貴重な経験となっております。
通常であればかなり時間がかかるようなテクニカルな施策の実装において、スムーズなコミュニケーションと迅速な対応をいただき、プロジェクトが円滑に進むことができました。今後もサイトのパフォーマンスを最大化するために全力を尽くして参ります。

私は途中からサポートコンサルタントとして参加させていただきました。今回、アイオイクスのプロジェクト進行に対し、有難いお言葉を頂きとても嬉しく思っております。
インタビュー内にもあった通り、多くのステークホルダーがいらっしゃる本プロジェクトでは、上席の方への説明など社内のご状況を意識して、レポート作成やコミュニケーションを取らせていただいております。
今後とも佐藤様、齊京様をはじめとする三井住友カード様のお力になれるよう、尽力させていただければと思っています。

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