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先日投稿されたコメントで、justanotheripadblog.comを運営するパトリック・ジョーダン氏がその過酷な運命を吐露していた。
パンダアップデートが行われて以来、一部のスクレパーサイト(グーグルアドセンスによって収益化されている)が、本人のサイトよりも上位にランクインする事態が続いているようだ。
トラフィックを失ったジョーダン氏は狼狽し、アドワーズを使ってギャップを埋め、収益を得ようと試みた。
しかし、残念ながらグーグルはそのどちらも許さなかった:
私は自分のサイトがオリジナルのコンテンツを作成していないと判断した理由をグーグルに尋ねた。すると、グーグルでコンテンツの一文を検索すると、多くのサイトがそのコンテンツを利用していたためだと言う答えが返ってきた。私はまじめに自分のサイトが100%オリジナルのコンテンツを掲載している点を順序立てて長々と説明したにも関わらず、相手はグーグル検索で1つのセンテンスを入力しただけで済ませたのだ。
私はeメールを返信し、具体的に検索した内容を教えて欲しいとお願いした:
「複数のウェブサイトで掲載されていた具体的な文の例を一つ挙げましょう。「a superb app for iPad and iPhone that lets you quickly and easily transfer photos and videos between iOS devices and computers ? has been updated this week, to Version 2.3.」です。
どれだけ道理に反しているのか考えてもらいたい:
グーグルはお金をばらまいてコンテンツを盗ませているため、グーグルは広告主に“お金は要りません”と言っている。小規模なパブリッシャーは、グーグルを訴えるために必要は資金を持っていないことが多いが、明らかにグーグルは目に余る、組織的で、不正で、違法な行為に及んでいる(著作権の寄与侵害)。
グーグルの失脚を狙う個人のウェブマスターよりも大きな敵が、集団訴訟の類を資金面で支援する可能性がある。グーグルは、プレスで味わっているパンダアップデートに関する赤っ恥だけでは不十分であり、もっと罰を受けるべきである。
パトリック・ジョーダン氏は、3月に助けを求めた。その返答がこれだ:
グーグルはジョーダン氏を(数ヶ月間にわたって)無視し続けており、同氏はブランドを再構築し、新しいiPadのウェブサイトにリダイレクトしなければいけないと感じた。グーグルは(長期間に渡る、一連の甚だしい)過ちを犯してしまった。そして、グーグルは収益を上げれば、エコシステムでどれだけの害を与えているかなど気にしない独占企業であるため、ジョーダン氏はその代償を支払わなければならなかった。
再び問わせてもらいたい。グーグルはいつまでこの最悪の状況を放っておくつもりなのだろうか?パブリッシャー達が露骨に敵対的なアプローチで配信活動を行うのが先だろうか?
グーグルはパンダの副作用によりコストが生じている点に気づいているため、早い段階で問題は解決される可能性が高い。今後週間のうちにアップデートが行われると私は読んでいる。メディアがちゃんと仕事をしてくれれば、もっと早く行われる可能性もある。;)
アップデート: マット・カッツ氏は、ここでサイトはパンダの影響を受けていないと断言しており、パンダは原因ではなかった。しかし、これは、グーグルはスクレイパーよりもオリジナルのコンテンツのソースをもっと巧みに強調しなければならないことを意味しており、アドセンスを介してスクレイパーにお金をばらまくのを止め、スクレイパーがオリジナルのサイトよりも上位にランクされた場合は広告を買ってはいけないと言う内部の方針を改善する必要がある。
この記事は、SEO Bookに掲載された「AdWords: Yet Another Problem With Google’s Panda 」を翻訳した内容です。
パンダアップデートの影響か自分のコンテンツのスクレイパーサイトが上位表示されてしまい、オーガニックのトラフィックを失った分をアドワーズ広告に出稿しようとしたら「人のコンテンツを利用している」とグーグルに広告掲載を拒否されてしまった人の悲しい話でした。私もグーグル先生のカスタマーサービスには限りなく疑問を持ちつつも、現状規模のビジネスかつここまでの圧倒的なプレーヤーになれば必要以上のカスタマーサービスを提供しなくとも顧客はついていかざるえないのでしょうし、仕方ない点もあるかと半ば諦めているのですが、グーグルに頼って生計を立てている世の中に存在する数多くのスモールビジネスにとってはまさに死活問題ですよね。もちろんそんなこともあってスクレイパー対策らしいパンダアップデート2.2をリリースするのでしょうけど。上記のSEO Bookは相変わらずのグーグル非難路線ですが、アルゴリズムの一挙一動がここまで多くのビジネスに影響を与えるグーグルも大変ですねぇ。。と思う部分もちょっとある最近です。 — SEO Japan
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