これまでSEOに取り組んできたが、CVが生まれない。
PVはあるが、CVにつながっていない。
このようなお悩みがある場合、取り組んできたキーワードに課題があるかもしれません。SEO対策をする際に、重要なのがキーワード選定です。選んだキーワード次第で、自社サイトのアクセス数やコンバージョン率が決まるといっても過言ではありません。
この記事では、SEOにおけるキーワードの基礎知識やキーワード選定が重要な理由、選定方法、キーワードの適切な入れ方などを紹介します。SEOで成果を出したいとお考えの方は、まずはキーワード選定に取り組んでいきましょう。
目次
SEOとは、自社サイトを検索エンジン上の結果に表示させ、サイトの流入を作る施策全般を指します。
現代の事業においてWebからのリード獲得やプレゼンスの拡大は大きな要素の一つとなっており、SEOはWebを介して事業成長に欠かせないものとなっています。
実際には、検索エンジンのしくみ、検索エンジンの動作を決定するコンピュータプログラムのアルゴリズムを理解し、ランキングの向上、検索エンジンの認知度の向上、オーガニックなトラフィックの拡大の為に必要な技術的施策、Webコンテンツの作成・改修が主な取り組みです。
参考:SEOとは? 企業が実施するSEOの目的・内容とメリット・デメリット
SEOキーワードを選定する際には、いくつか押さえておくべきポイントがあります。SEO対策として、キーワードを選定する前に次の4つのポイントを押さえておきましょう。
SEOキーワードを選定する際は、サイトのテーマや目的にあったキーワードを選ぶことが大切です。また、自社の商材やサービスのニーズがあるユーザーが検索しそうな言葉をイメージして、キーワードを選定する必要があります。
そのため、自社サイトがどのような目的でコンテンツを発信するのか、テーマと目的を明確化し、ターゲット層となる顧客イメージを明確にしましょう。どのようなコンテンツでサイトを構築し、ターゲット層となるユーザーをコンバージョンへ誘導できるかどうかイメージしてから、キーワードを選定してください。
検索エンジンでキーワードを入力し、問題解決をしようとアクションを起こすユーザーは、あくまでも人です。そのため、ペルソナとなる人物像を明確化し、検索するキーワードを想定する必要があります。ターゲット層が抱える悩みや使用する言葉などを踏まえてキーワードを決めることで、SEO効果が高まり露出度がアップします。
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SEOキーワードを選定する際は、1つのコンテンツに対してメインテーマは1つにしましょう。たとえば「東京 新宿」「新宿」という異なるキーワードは、検索結果に大差がありません。キーワードは違っても検索ニーズが同じ場合は、複数のキーワードに対して1つのコンテンツで対応できます。SEOキーワードを選定する際に、複数のテーマを選ぶのではなく、ユーザーのニーズを代表するメインテーマを選定することが大切です。
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SEO対策としてキーワードを選定する際は、まずスモールキーワードから選びましょう。キーワードには「不動産」「クレジットカード」のように、多くのユーザーが検索するビックキーワードがあります。ビックキーワードでSEO効果を高められると、より多くのユーザーにコンテンツを見てもらえますが、競合が多いため簡単には成果が出づらいでしょう。反対に検索数が少ないスモールキーワードは、競合が少なくSEO上位を比較的狙いやすくなります。まずはスモールキーワードを選定してSEOで上位を狙いましょう。
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SEOで狙ったページを上位表示させるためには、自社に合ったキーワードの選び方を把握しておくことが大切です。前述の4つのポイントを抑え、SEO対策で検索キーワードを選ぶ際には、次の5つのステップで取り組んでいきましょう。
SEOの検索キーワードを選ぶ際には、軸となるキーワードを決めることが大切です。軸となるキーワードは、自社の事業に関連性の高い語句を選ぶと自社サイトへのアクセス数増加につなげられます。
たとえば、住宅会社であれば「新築」「土地」「マイホーム」「注文住宅」など、住宅関係のキーワードが挙げられます。軸となるキーワードを決めておかなければ、何から手をつければいいか分からず、キーワード選定に悩んでしまいます。
SEOコンテンツを制作する際には、自社の事業に関連性の高い語句の中から、軸となるキーワードを決めてください。
SEOの検索キーワードを選定する際は、キーワードを網羅的にリストアップして全体像を把握しましょう。まず軸となるキーワードを選定できたら、関連するキーワードを集めます。
サジェストキーワードやサブキーワードと呼ばれる、メインキーワードに関連するテーマを集めて、網羅的にリストアップしてください。ツールを使用する場合はラッコキーワードやahrefs、Googleキーワードプランナーなどがおすすめです。ほかにも、Yahoo!知恵袋や口コミ、競合サイトなどから自力で集める方法があります。
キーワードを網羅的にリストアップした後は、それぞれの検索ボリュームを調べましょう。検索ボリュームとは、どのくらいキーワードが検索されているかボリューム感を表した数値です。誰も検索しないキーワードで上位表示しても、検索するユーザーがいないため集客効果がありません。反対に、ビックキーワードを選定すると、競合が多くSEOで上位表示するのが困難です。
SEOキーワードを選ぶポイントは、検索ボリュームを調べて、キーワードの需要を確かめることです。Googleキーワードプランナー(無料)やラッコキーワード(有料)などのツールを使うことで、検索ボリュームを簡単に調べることができます。
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検索ボリュームを調べた後は、網羅的に集めたキーワードをグルーピングしましょう。検索意図(ユーザーの悩み)に応じてグルーピングして、1つのページで対策すると、SEO効果が高いコンテンツを制作できます。たとえば「引っ越し 初期費用」と「引っ越し 相場」は、異なるキーワードですが、検索意図はどちらも「引っ越しを検討していてどのくらいの費用が必要か知りたい」と考えられます。キーワードを検索意図ごとにグルーピングして、コンテンツの構成を作成しましょう。
SEO対策では、キーワードを選ぶだけでなく、キーワードに優先順位をつけることも大切です。網羅的に集めたキーワードの中から、実際にコンテンツで対策するキーワードを見極めましょう。
ユーザーが最も知りたい検索意図に沿った内容をメインキーワードに定めて、関連するニーズの中から優先順位をつけてサブとなるキーワードを選んでください。優先順位をつけるときに考慮するポイントは、検索ボリュームやコンバージョンの可能性、競合記事、自社が提供できる価値などです。
競合他社や検索ボリュームだけに囚われずに、自社が提供できる付加価値を取り入れてキーワードを選定できれば、オリジナル要素があるコンテンツとなり、SEO効果が高まります。
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SEOにおける検索キーワードとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーが検索窓に入力する語句を指します。検索スペースに入力する語句は「悩み」に関連する場合が多いため、SEOキーワードを理解するとユーザーが何を求めているのか判断できます。悩みの種類は、次の4タイプに分けるのが一般的です。
顧客ニーズが高い検索キーワードを見極めれば、SEOで狙いたいページを上位表示させて、潜在顧客へ効果的なアプローチが可能です。
SEO対策でキーワード選定が重要な理由は、ユーザーに自社のページやコンテンツを見つけてもらいやすくなるためです。SEO対策でコンテンツを検索ニーズに合わせると、SEO効果が高まり、GoogleやYahooなどの検索エンジンで上位表示されやすくなります。
反対に、キーワード選定を誤れば、優れたコンテンツでも顧客の検索ニーズと合わないため、ページを顧客に見てもらえません。キーワード選定をしっかり行うと、SEO効果を高めてできるだけ多くの潜在顧客に、狙ったページを見てもらいやすいでしょう。SEO対策におけるキーワード選定は、自社サイトのクリック率・コンバージョン率を左右する重要なポイントです。
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SEOキーワードを選定できたら、コンテンツ内のどの箇所に入れるべきか知っておきましょう。SEOキーワードの最適な入れ方を知って、ページ内にうまく入れることが大切です。闇雲にキーワードを使っても、内容が不自然なページはSEO効果が弱いため注意してください。SEO効果が高まるキーワードを入れるべきポイントは、次の通りです。
特にタイトルやメタディスクリプションは、クリック率を左右する部分のため、興味を惹きつける書き方が大事です。タイトルにキーワードを入れる際は、できるだけ左側にメインキーワードを設置できるよう工夫してください。また、見出しも内容によってユーザーの離脱につながる重要な箇所なため、SEOキーワードを使いつつ関連性の高い内容にする必要があります。
本文内にはSEOキーワードを取り入れながらも過剰に入れすぎず、本文中の3%程度を意識して自然な流れでキーワードを盛り込みましょう。SEOキーワードを不自然に使用しないように注意をしながら、適切な場所に取り入れることにより、SEOで上位を狙えるコンテンツを制作できます。
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SEO対策をするときは、自社の事業に関連したキーワードを軸にピックアップして、需要のあるキーワードを選ぶことが大切です。キーワード選定はSEO対策による成果に大きく影響するため、非常に重要なポイントになってきます。今回紹介した選定方法を参考にしてキーワードを選び、自社サイトのSEO効果を高めていきましょう。
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