オウンドメディアを運営し続けると、自社ブランドの認知が向上したり、商品の販売につながったりと、多くのメリットが得られます。
一方で、適切な構築のポイントを把握していないと、結局誰にも読まれないメディアになりかねません。
これからオウンドメディアを作る場合は、正しい方法を身につけることが大切です。
そこで、この記事では、SEOを意識したオウンドメディア作成について、以下の内容を詳しく解説します。
SEOに効果的なオウンドメディアを作りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
オウンドメディアとは「自社で保有しているメディア」を意味し、具体的には企業のホームページやブログサイトなどのことです。
ホームページを持っている企業は多いですが、さらにSEOを意識して作成することで、様々なメリットが得られます。
こちらでは、SEOを意識したオウンドメディアのメリットを解説します。
それぞれ詳しく確認していきましょう。
SEOを意識したオウンドメディアを作ることで、低コストでユーザーの集客が可能です。
コンテンツを充実させるための記事制作費や人件費は発生しますが、広告の出稿費用は一切かかりません。
さらにSEOで一度上位表示を獲得できれば、しばらくの間安定したアクセスが見込めるという点も魅力です。
広告のようにコストをかけずに多くの集客を獲得できるのは、SEOの大きなメリットといえます。
SEOでは上位表示したいキーワードを自分で設定できるので、質の高いユーザーの集客に繋がります。
キーワードを検索しているユーザーは、何かしらの悩みを抱えています。
そのため、キーワードに関連する情報を知りたかったり、商品を買いたかったりなど、自社サービスに対して興味を持ちやすい点が特徴です。
例えば「英会話の教材を販売している会社」がオウンドメディアを運用し、
などのキーワードで上位表示を取れると、簡単に自社教材の販売につなげられます。
自社のサービスに興味のある質の高いユーザーを集客できるのは、SEOの利点です。
SEOで上位表示を獲得すると、継続してアクセスが生まれます。そのため、中長期的な集客が可能です。
一般的には他社が同じキーワードで質の高いコンテンツを作成したり、検索エンジンのアルゴリズム変更が行われたりしない限りは、安定して上位に表示されます。
さらにひとつのキーワードで上位表示を取ると、関連する検索結果からの流入も見込めます。
SEOは広告のように出稿期間がなく、長い集客が可能です。
検索上位のコンテンツは、信頼性が高くなります。
上位表示=有益な情報を掲載していることになり、アクセスしたユーザーの満足度が高まるからです。
順位が高いコンテンツが増えると「◯◯を知りたいならこのメディアを見れば大丈夫」となることもあります。さらに信頼性が高いメディアが販売しているサービス=安心ということにもつながります。
まだ世間的に馴染みのないサービスを取り扱っている企業こそ、SEOで上位を取る効果は大きいのです。
オウンドメディアは更新を止めても、コンテンツは消えません。
過去に公開したコンテンツが何かしらのキーワードで上位表示を獲得していると、長く集客を見込めるツールになるでしょう。
さらにコンテンツを研修用の資料として使ったり、顧客の説明に利用したりと、副次的な利用も可能です。
コンテンツが資産として残り続けるのも、SEOを狙う大きなメリットだといえます。
こちらではSEOに効果があるオウンドメディアを作るポイントを解説していきます。
それぞれ詳しく確認していきましょう。
CMSとは「Contents Management System」の略で、Webメディアを構成する文章や画像などのコンテンツを、効率的に保存・管理するシステムです。
CMSによってメディア更新の手間が大きく変わるため、最初にしっかりと選定しておきましょう。
CMSの中で最も知名度が高いのが「WordPress」です。WordPressは世界中のインターネット上にあるWebメディアの40%が利用しているほど、多くの場所で利用されています。
主な特徴は以下のとおりです。
WordPressは基本的に無料で、サーバーを用意すれば誰でも使用できます。
さらに機能を拡張するツールやデザインのテンプレートが豊富なので、HTML・CSSの知識がなくてもメディアが作れる点が特徴です。
まずはCMSをしっかりと選定して、誰でも手軽にコンテンツを作成できる環境を構築しましょう。
ディレクトリ構造は、メディア内の階層のことです。階層をあらかじめ決めておくことで、ユーザーにも検索エンジンにもわかりやすいメディアを設計できます。
トップページを第1階層として、第3から多くても第5階層までに留めておくと良いでしょう。これより深くなると、構造が複雑化しやすいです。
構造が複雑だとクローラー(メディアを巡回するプログラム)が分析しづらくなるため、SEO効果が低下するリスクがあります。
コンテンツを作成する前に、まずはメディア全体の設計を行いましょう。
検索エンジンにメディアの内容を伝えるために、XMLサイトマップを送信しましょう。
XMLサイトマップとは、検索エンジンに巡回してほしい各ページのURLをまとめたXMLファイルのことです。
というメリットが存在します。
コンテンツを公開しても検索エンジンが認識しなければ上位に表示されないため、メディアを作った段階で送信することをおすすめします。
パンくずリストとはメディア内の上部や下部に表示され、ユーザーが閲覧しているページの階層を知らせるものです。ユーザーの利便性が高まり、回遊率の向上につながります。
さらに検索エンジンのクローラーもパンくずリストを利用すると明記されているので、SEOの効果も期待できる施策です。
Google 検索では、検索結果内のウェブページからの情報を分類する際に、ページの本文内のパンくずリスト マークアップを使用します。
引用:Google検索セントラル
メディアをよりわかりやすい作りにするためにも、パンくずリストは必ず設置しましょう。
グローバルナビゲーションは主にヘッダーに設置される、主要ページのリンクが貼られる場所です。
そのためコンテンツを見やすくして、各ページへの移動の手間を省けます。
さらにナビゲーションをテキストで設定することで、クローラーがメディア内を巡回しやすくなります。
画像だとうまく検索エンジンに認識されないことがあるので、テキストで設定するようにしましょう。
クローラーが巡回しやすくなる=検索順位への反映が早くなることにつながるので、設置しておくべき項目です。
内部リンクとは、自メディア内の別のページにつながるリンクのことです。内部リンクに関連するページや似ているページを設定することで、ユーザーの回遊率・滞在時間の向上につながります。
またクローラーは、リンクからリンクに巡回する仕組みです。
内部リンクを設置するとメディアの内部構造を理解しやすくなり、SEOの効果が期待できます。
コンテンツが充実してきたら、積極的に内部リンクでつなげるようにしましょう。
URLの最適化とは、同一ページ内に存在する複数のURLを1つにまとめることです。同じページに複数のURLが存在していると、評価が分散する恐れがあります。
例えば以下のURLは全て、別ページとみなされてしまいます。
評価が分散すると検索上位に表示されにくくなるため、どれかひとつだけを生かすようにしましょう。
最適化の方法として一般的なのは「301リダイレクト」や「canonicalタグの記述」です。
SSL化とはインターネット上の通信を暗号化して、第三者によるデータの傍受や改ざんを防ぐ施策です。
URLのhttp「s」となっていると、SSL化に成功している証です。
2018年7月より、Google Chromeにて常時SSL化をしていないサイトを訪問した際、アドレスバーに「保護されていない通信」という警告が表示されるようになりました。
さらにGoogleの公式ブログでは、SSL化が検索エンジンの検索順位に影響が出ると発表されています。
そのためオウンドメディアを作るときは、SSL化を行うようにしましょう。
オウンドメディアを作るときは、レスポンシブデザインを導入することが重要です。
レスポンシブとは、ユーザーが利用している端末に対して、適切なレイアウトでメディアを表示することを意味します。
Googleは、モバイルファーストインデックスという指標を用いています。
これはスマートフォンサイトを優先的にインデックス(登録)するという手法です。
つまりモバイル向けのデザイン設計ができていないとGoogleの評価を下げてしまうので、レスポンシブデザインによって対応することが求められます。
Googleウェブマスター向け公式ブログでは、ページの読み込み速度によって検索順位を決めると発表しています。読み込み速度が遅いと、ユーザーの利便性に関わるからです。
など、読み込み速度を少しでも高められるように意識しましょう。
メディアの評価を高めるには、定期的にコンテンツを更新することが大切です。
検索エンジンはユーザーの利便性を第一に考えているため、情報が古いと判断すると、メディア全体の評価が下がってしまいます。
常に最新の情報をユーザーに届けるという意識を持って、コンテンツを更新しましょう。
メディアの記事は何度でも書き直しができるので、定期的に見返してみてください。
こちらではオウンドメディアを構築するときの注意点を解説していきます。
それぞれ詳しく確認していきましょう。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、将来の幸福、健康、金融など、人々のお金や人生に影響を与えるページです。
Googleの検索品質評価ガイドラインで定められており、Googleの求める品質に沿った内容でないと、検索順位に反映されにくいという特徴があります。
主なジャンルは以下のとおりです。
上記のジャンルは、ユーザーの生活や健康に悪影響が出るリスクが考えられます。
そのためGoogleも厳しく評価を下す傾向にあるので、特にメディアを作りたてのころは積極的に狙わないようにしましょう。
オウンドメディアを運用するときに、無関係なコンテンツを作成することは望ましくありません。
ターゲットと訪問ユーザーが一致せず、メディアへのアクセス数が伸びない恐れがあります。
例えば「社員のブログ」という形で、日常について記事を作成したとしても、特定の悩みを持った検索ユーザーには刺さりづらいです。
あまり読まれないページが多いとメディア全体の評価も下げてしまうため、できるだけメディアと無関係なコンテンツは作成しないようにしましょう。
SEOを意識したオウンドメディアを作成すると、中長期的に質の高いユーザーの集客が可能です。
自社のブランディングやサービスの販売に役立つため、ぜひメディア作成にチャレンジしてみてください。
メディアを作成するときは、ユーザーや検索エンジンから高い評価を受けることが、SEOにとって重要です。
コンテンツの中身だけでなく、メディアの構造も評価ポイントとなるので、最初にしっかりと構築しておきましょう。
・自社リソースでコンテンツを作るのは難しい!
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コンテンツの制作は、会社によって予算も、人員も、進め方も変わります。
アイオイクスは、そんな不確実な時代にこそSEOに愚直に向き合い、クライアントと伴走します。
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