「キーワードの数はいくつが適切かわからない」「キーワード選定の注意点やポイントが知りたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
キーワードはSEOに重要なポイントなので、しっかりとした判断基準が欲しいですよね。
結論を先にいうとキーワードの数によって検索順位に影響が出ることはほとんどありません。
ただしキーワードの数を多くしすぎると記事の内容が複雑になってしまい、結果としてユーザーを困惑させてしまうことになるので、注意が必要です。
検索意図に合ったキーワードを適切な量で選ぶようにしましょう。
そこでこの記事では、SEOにおけるキーワードについて、以下の内容を解説します。
キーワードについて悩んでいる、ポイントなどより具体的に知りたい、という人はぜひ最後まで確認してみて下さい。
目次
前提として、キーワードの数によって検索順位に影響が出ることはほとんどありません。
キーワードがいくつでも、ユーザーのためになっている記事であれば、上位に表示される可能性は高まります。
ただし多くのキーワードを狙うと記事が複雑で分かりにくくなり、結果としてユーザーファーストではない記事になってしまいます。
Googleなどの検索エンジンは、常にユーザーの利益や満足度を最優先しているので、ニーズが満たされていないと順位も下がってしまうでしょう。
例えばブログの始め方について記事を書く際に、多くのアクセスを狙おうとして「ブログ 始め方 収益 PC おすすめ」などキーワードを盛り込みすぎると、軸が曖昧になってしまいます。
よって狙うとしても1~3キーワードで、検索意図にあったものを選ぶことが重要です。
こちらでは、SEOにおけるキーワード選定の注意点を5つにまとめました。
どんなに良質なコンテンツであったとしてもユーザーニーズが存在しなければ誰にも閲覧されません。
SEOにおけるキーワード選定の注意点やコツが知りたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
まずはキーワードの数え方を再確認しておきましょう。キーワードの数え方は、以下のように2パターンあります。
単体キーワードとは、その名の通り1つの単語でできているキーワードのことを指します。
【単体キーワードの例】
など
対して複合キーワードは、2つ以上の単語でできているキーワードのことです。
【複合キーワードの例】
など
「ブログ」と「ブログ 始め方 初心者」では単語の数が異なると思うかもしれませんが、SEOではどちらも1キーワードとしてカウントします。
この数え方が曖昧だと、キーワードの数が多くなってしまうため、気をつけましょう。
タイトルは検索結果のページに表示されるため、ユーザーが初めに目にする要素です。
ユーザーは表示された検索結果の中から、自分が今1番必要としている情報が載っている可能性が高いサイトのタイトルをクリックします。
例えば「ブログの始め方が知りたい」と検索しているユーザーに対して「ブログ 始め方」と言う文字が一切入っていないタイトルだと、なかなかクリックはされません。
必要な情報が掲載されているサイトであるとユーザーに知らせるためには、タイトルにキーワードを必ず入れましょう。
また、キーワードはタイトルの前半に入れることをおすすめします。
ユーザーはすべてのタイトルを最後まで読むわけではないため、前半に入れることでよりユーザーの目に留まりやすくなり、効果的です。
タイトルの後半にキーワードを入れてしまうと、読まれにくいうえに、スマートフォン等で表示した際に切れてしまう可能性もあります。よってタイトルの前半には必ずキーワードを入れましょう。
ユーザーの検索意図と外れたキーワードを盛り込まないよう注意しましょう。
意図が全く異なるキーワードを入れてしまうと、途中で離脱される確率が上がったり、そもそもクリックされなくなってしまったりします。
検索キーワードに対する検索意図を、コンテンツの内容と合致させましょう。
例えば「ブログ 初心者 始め方」で検索する人は、以下のような検索意図が多いです。
ここにいきなり専門用語を多く入れたり、プロ向けのキーワードを盛り込んだりすると、検索意図から外れてしまいます。
よってキーワードからユーザーが知りたいと思うニーズを深堀し、改善策や解決策を提示することが重要です。
キーワードを選定する際に、ついつい月間の検索数を意識してしまいますが、特に初心者のころはそこまで注目する必要はありません。
検索数が多くても上位表示が獲得できなければ意味がないし、少なくても目的によっては十分効果を発揮するからです。
例えば自社の商品を売りたい場合、以下の2つのキーワードがあるとします。
この場合、商品の販売数に関しては後者のキーワードのほうが効果的です。
大切なのは検索数ではなく「目的を達成できるかどうか」なので、自社の状況に応じて検索キーワードを選定しましょう。
メタキーワードとは、メタキーワードタグ内に記述する単語や文章です。メタキーワードを設定すると一見SEOに良さそうですが、2021年5月現在では特に効果がありません。
Googleは検索セントラルというページで、自社がサポートしているメタタグのみを認識し、他のものは無視すると明記しています。
サポートタグの中には、メタキーワードが入っていません。
認識されなくなった理由としてはスパム対策と検索技術の向上です。例えばメタキーワードを認識していた頃は、多くのウェブサイトがタグ内にキーワードを大量に詰め込んでいました。
こういったスパム行為が頻繁に行われていたため、Googleはメタキーワードを認識しなくなりました。
よってメタキーワードは書いても評価されないので、注意しておきましょう。
こちらでは、キーワードの数よりも大事なポイントを5つにまとめました。
キーワードの数はSEOに直接大きな影響があるわけではありません。
キーワードの数よりもユーザーファーストを意識したり、1つのページに対して1つのテーマで絞ったりすることの方が重要度は高いです。
この章ではキーワードの数よりも大切な事を簡単に紹介しているので、気になる人はぜひ最後までチェックしてみてください。
Googleはユーザーファーストなコンテンツを上位表示します。
ユーザーファーストなコンテンツとは文字通り、ユーザーを第一に考え、利益や満足度等が最優先されている記事のことです。
キーワードの数以上にサイトの見やすさや文章の分かりやすさなど、ユーザーがストレスフリーで閲覧できる環境かどうかが大切です。
など、見づらい状況だとユーザーの離脱率が上がり、Googleからの評価も下がってしまいます。
よってキーワードの数よりも先に、ユーザーファーストなコンテンツであるかどうかをもう一度確認してみましょう。
1ページの中でいくつものテーマが乱立した状態で執筆すると、結局何を伝えたいページなのかGoogleやユーザーに伝えることができなくなってしまいます。
結果、評価も下がりアクセスも減ってしまいます。
1ページに対して1つのテーマで絞ることにより、伝えたいことをしっかりと伝えられるため、コンテンツ評価も上がるでしょう。
他にもそのページのテーマが明確になるため、Googleにしっかりとコンテンツの価値を認識してもらえます。
初めは需要の少ないキーワードから、コンテンツを量産していきましょう。
検索回数が少なく、需要が小さいキーワードのことをロングテールキーワードといい、選定することでよりターゲット層を狭く絞れます。
さらに数が豊富なので、ライバルの少ないキーワードを見つけやすいです。
場合によっては検索ボリュームが多いキーワードよりも、商品の成約が見込めることも十分にありえます。
まずはロングテールキーワードを考えて、記事を書くことを意識してみてください。
記事制作の際は、上位サイトの情報を参考にすることも意識してみてください。
「上位表示されている=読者の悩みを解決していると検索エンジンが判断している」ということなので、検索ニーズを調べるうえでは重要です。
などを参考にしたうえで、記事を構成すると、より検索で評価されやすい記事に仕上がります。
自分が記事を書く目的から逆算して考えることで、多くのキーワードを見つけられる可能性が高まります。
例えば「英会話教材の購入を促したい」という目的の場合、考えられるキーワードは以下の通りです。
など、まだまだたくさんのキーワードが考えられます。
自分が設定しているゴールに対してキーワード選定を行うことで、効率よく記事が制作できるようになります。
SEOにおいてキーワードの数はあまり影響ありません。しかしキーワードの数を多くしすぎると記事の内容が複雑になってしまい、結果としてユーザーを困惑させてしまうことになりかねます。
ユーザーのニーズを満たさないコンテンツだと判断された場合、検索順位が下がりアクセス数も大幅に減ってしまうため注意しましょう。
あまりキーワードの数にはこだわらず、とにかくユーザーファーストで記事を書くということを忘れずに、キーワード選定や執筆に取り組んでみてください。
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