INTERVIEW

Webコンサルティング事業部/コンサルタント
藤池 徹

下手なごまかしはいらない。
未熟さを認める勇気から信頼が生まれる

SEOに触れたことで、さらに広がった自分の世界

これまでの経歴について

アイオイクスには2022年に入社しました。前職ではコンテンツ制作会社のディレクターとしてライターさんや記事制作管理、インバウンド営業の担当をしていました。さらにその前は地方公務員として勤務したり、全国展開しているリサイクルショップで店長を経験したりと、幅広く経験をしてきました。

そんな私が最終的にSEO業界を選んだ理由は、自分一人で生きていく力を身につけたいと思ったからです。たとえば将来的に地方に移住したとしても、SEOを含めたWeb業界の仕事なら場所を選ばず、どこにいても自分の知識とスキルを活かして働けます。

Web業界の仕事に就くために、最初は専門スクールに通って基礎知識を身につけました。プログラミング、広告運用、SEOなどいろいろな領域の仕事を経験してみましたが、なかでも自分と一番相性がいいと思ったのがSEOでした。コンテンツ制作会社ではSEOの基本的な知識やコンテンツ制作のノウハウを学びましたが、コンテンツ分野だけではなく、より大きな枠の中で活躍したいと思いアイオイクスへ入社を決めました。

結果にこだわった提案で、お客様の信頼を獲得

現在の仕事について

担当クライアントのSEO施策をサポートすることがコンサルタントとしての仕事です。コンテンツの制作、CV率改善のための施策立案、SEOに関する問い合わせのサポートを中心に対応しています。

なかでも強みを持って取り組んでいるのが、コンテンツ制作です。コンテンツ制作会社での経験もあり、自分にとって自信のある分野です。コンテンツ制作は地味な仕事も少なくありません。効果検証を繰り返し行ったり、定例ミーティング用に資料を作ったりすることも多く、一つ一つの仕事に対して手を抜かずしっかりとやりとげることを常に意識して進めています。

私たちの仕事は、常にお客様との二人三脚で進めていくので、顧客との関係性づくりは欠かせません。お客様の視点になって、どんな資料があれば分かりやすいのか、どうすれば仕事が進めやすくなるのかなどを意識することで、円滑なコミュニケーションが図れるようになります。

その結果、より質の高い情報や考え方の共有ができるようになっていきます。ベースとなる信頼関係があるからこそ、高い成果を残していけるのが、SEOコンサルタントという仕事であると考えています。

コンサルタントへのキャリアアップを決めた3つのポイント

入社2年目にして主戦力として活躍できている理由

アイオイクスにはコンテンツディレクターとして入社しましたが、前職でもコンテンツディレクターの経験があったので、とにかく早くコンサルタントになりたい一心でした。早期のキャリアアップを目指し、実際にコンサルタントへとステップアップできたわけですが、要因は3つあると思います。1つが「目標設定」、2つめが「自分の行動」、最後が「働く環境」です。この3つの要因が合わさって、早期のキャリアアップが叶ったのだと感じています。

目標は小さくていい。経験の積み重ねから自信が生まれていく

「目標」を設定することの具体的な効果

まず「目標」に関してですが、とにかく早くコンサルタントになるために、毎月小さな目標を立てて達成に向けて取り組むことを意識しました。経験がないこと、今の自分にはできないことの克服を目標にして、一つずつクリアしていけば、コンサルタントに必要な知識・スキルが身につくと考えたからです。

ポイントは小さな目標を立て続けることにあると思います。例えば「ツールを使いこなせるようになる」「キーワード選定を自己完結できるようになる」といった目標です。達成できたかどうかは、上司や顧客の反応を見て判断したり、上司からのフィードバック内容を参考にしたりしていました。提案した内容に対する周囲の反応がいまいちだなと感じたら未達です。

どの目標をどの程度達成できたかは、しっかりと手帳に書き記して、自分の成長の記録としました。ただ、継続して取り組むことは簡単ではありませんでした。ネガティブな気持ちになる時期もありましたが、それを克服できるかどうかは自分次第です。

SEO会社に入ったからといって、エスカレーター式でキャリアアップしていけるわけではありません。専門書を参考にした他、自主的にセミナーに参加するなど、さまざまな角度でSEOに触れる機会をどんどん増やしていき、SEOを深く広く理解するように努めました。SEOに接する時間を増やしたり、業務量を増やしたりして、とにかく経験を積み重ねることでしか、自信をつけられないと感じていたので、妥協せずに継続してきてよかったと感じています。

素直さを忘れず、何事もごまかさない

「行動」において意識したこと

「行動」に関しては、常に自分から仕事を巻き取ることと、顧客理解を徹底することを意識していました。浅い理解でお客様を分かったつもりになっていては、お客様との認識にズレが生じるだけでなく、提案する内容も雑になりがちです。結果を導くには質の高い提案が不可欠であり、提案のクオリティを左右するのは、コンサルタント自身の理解レベルです。

自分なりに目標を決めて取り組み、上司からフィードバックしてもらえたことも大きな成長要因でした。マネージャーと一緒に担当した案件では、現状のやり方が本当に正しいのかを深く掘り下げて考察し、上司からのアドバイスを得て最適なやり方を見つけていく作業を繰り返していきました。分からないことを放置したり、ごまかしたりせずに、正直に今の自分の状況を打ち明けて上司に助けてもらう場面がたびたびありました。

下手なごまかしは、決して良い結果を生みません。素直に報告できる人間は、上司や周囲からの信頼を得ることができます。分からないことは「分かりません」と言える勇気を持てたことが、私自身の成長を早めてくれたのだと思います。

任されるから成長できる。上司にとっては失敗も想定のうち

自分の成長につながった「働く環境」について

「失敗はフォローするから、まずはやってみる」という職場環境は、私にとって非常に大きいものでした。入社時にコンテンツディレクターの経験があったので、幅広くSEOを経験できる案件を希望していたところ、早々に任せてもらえることになりました。コンサルタントに一歩でも早く近づきたかった私は、張り切ってお客様に提案したものの、なかなか思い通りには進まず苦戦の連続。お客様に必要以上に手間をかけさせてしまったり、欠点が次から次に見つかったり、自分の未熟さを痛感しました。

原因は、私が業務の全体像をつかめていないまま、いろいろなことを進めたことにあります。大小問わずさまざまな失敗をしてきましたが、上司がサポート役に徹してくれたおかげで事なきを得ました。それも、単に失敗をカバーするだけでなく、次に同じ失敗を繰り返さないように、私が教訓を学べるような形でサポートしてくれたのがとても大きかったですね。

私も後輩の指導を任される立場になったので分かりますが、本来なら上司が先回りして対応すれば、もっとスムーズに仕事は進んだはずです。ですがあえてローキャリアだった私に任せることで、実践から学ぶ経験を積ませてもらえました。

上司にとっては、私の失敗も想定の範囲内だったのだと思います。成功体験だけでは分からないことや気づけないことがあり、痛い思いをして初めて理解できる仕事も少なくありません。ここまでを想定したマネジメント側のスキルがあり、本人に任せた上で失敗した場合には盤石のフォローでカバーできる点が、アイオイクスならではの環境だと思います。

目指しているのは、何でも相談してもらえる存在

今後の目標や目指す将来像について

具体的なキャリアプランはこれから考えていく段階ですが、なりたい将来像は明確にあります。それは「何でも相談される存在」です。お客様から相談を受けるのはもちろん、社内においても同様に、何かあれば相談したくなる存在になりたいと思っています。社内メンバーのなかでは年齢的にも中間層であることから、仕事のことはもちろん、プライベートの悩みまで気軽に相談できる存在でありたいなと思います。

相談しやすい雰囲気を普段から意識すると同時に、知識やスキルを深めていくことで、「藤池に相談すればアドバイスがもらえる」とみんなに思ってほしいと考えています。そのためには、強みであるコンテンツだけでなく、ほかの分野も強くしていかなければなりません。知識やスキルを高めることで自分に自信が生まれ、胸を張って周りの人にアドバイスもできるようになっていきたいですね。

昨日はできなかったことが、1つひとつできるようになっていく

アイオイクスの魅力について

多種多様な業界のお客様と一緒に仕事ができる点は、アイオイクスの大きな魅力です。いろいろなタイプの人と関われるからこそ、実践で役立つ生きた知識・生きたスキルが身についていくと思います。そういう場面・機会が豊富にあるのが今の仕事です。経験を1つずつ増やしていくことで、昨日までは分からなかったこと・できなかったことが、明日には確実に分かるように・できるようになっていきます。

一歩一歩は決して大きくありませんが、小さな積み重ねがなりたい自分に近づいていく一番の近道だと考えています。コンテンツディレクターの経験しかなかった私が、今はコンサルタントとして多くのお客様からの信頼を得ているのも、アイオイクスの仲間や環境のおかげです。これからも上を目指して業務に励んでいきたいですね。