画像生成AIとは?仕組み・SEOでの活用法・使ってはいけない場面を解説

公開日:2024/01/18

最終更新日:2026/04/13

マーケティングガイド

著者: アイオイクス SEO Japan編集部

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この記事でわかること

  • 画像生成AIとは、テキスト指示から画像を自動生成するAI技術
  • SEOコンテンツ制作での活用可能性がある一方、使ってはいけない場面もある
  • 本記事では、仕組み・SEO活用法・著作権リスク・判断基準を解説します

生成AI全般の概要については生成AIとはもあわせてご覧ください。

誰でも短時間でイメージに近い画像を作れるとして話題になっている技術が、画像生成AIです。まだ画像生成AIを使った経験はなくても、SNSやインターネットでAI生成画像を見たことがある人は多いでしょう。画像生成AIをビジネスに活用する企業も増えています。

この記事では画像生成AIについて、使われている技術や仕組み、メリット・注意点などを紹介します。

参考:【ChatGPTとSEO】記事自動生成は有効か?AIライティングでCVはするのか?実験結果とChatGPT(プロンプト)によるSEO活用術8つ

画像生成AIとは?

画像生成AIとは、人間が入力したテキストに対してAIが自動で画像やイラストを生成するサービス・ツールの総称です。AIに指示を出すために入力するテキストは「プロンプト」と呼ばれます。代表的な画像生成AIサービスには次のようなものです。

画像AIを使ったサービスは、大きくわけると次の2種類です。

  • Image to image(イメージを読み込ませると完成度の高い画像やイラストを生成できる)
  • Text to image(キーワードや文章からイメージされる画像やイラストを生成できる)

画像生成AIは、簡単なプロンプトで画像やイラストを作成できることから注目を集めているサービスです。SNSでは、画像生成AIを使った画像やイラストの投稿も多く見受けられます。サービスやソフトによっては、実写・アニメなど、画風の指定も可能です。

画像生成AIに使われている技術

画像生成AIには多くの新しい技術が使われています。代表的なものが次の技術です。

  • VAE
  • GAN
  • CNN

3つの技術について、どのようなものか概要をチェックしてみましょう。

VAE

「Variational Autoencoder」を略したものがVAEです。日本語では変分オートエンコーダと呼ばれています。

VAEでは、教師なし学習のディープラーニングによる画像の生成が可能です。訓練データの学習で特徴を抽出することによって似た画像を作成します。

ディープラーニングとは?概要・種類・SEOにおよぼす影響などを解説

GAN

GANとは「Generative Adversarial Network」の略語です。日本語では敵対的生成ネットワークと訳されます。

GANは、機械学習におけるAIのアルゴリズムの一種です。生成モデルと識別機を競争させることによって、質の高い画像を生成します。

CNN

CNNは「Convolutional Neural Network」で、おもに画像分野で使われているディープラーニングのひとつです。日本語では畳み込みニューラルネットワークと訳されます。畳み込みとは、フィルタをかけた画像を特徴に落とし込むといった意味があります。

CNNは画像の特徴を高精度で抽出できる技術です。おもに画像認識分野で活用されており、画像生成AIにも大きな影響を与えています。

画像生成AIの仕組み

画像生成AIが、どのような仕組みで画像やイラストを作成しているのかを紹介します。画像AIに活用されている技術が「ディープラーニング」です。入力されたデータをもとに自分で学習をして分析し、プロンプトに合ったオリジナルのコンテンツを作成します。

従来のAIには、学習済みのデータのなかから適切な回答を探して答えるといった性質がありました。しかし画像生成AIは、ディープラーニングの活用によりAIが自ら学習を重ねるという仕組みです。

例として、Midjourneyでのプロンプト例を紹介します。

ただしMidjourneyは日本語に対応していません。そのため英語でプロンプトを作る必要があります。ChatGPTを活用すると、日本語で書いたプロンプトを英語に翻訳してくれるので便利です。サービスやツールによってプロンプトは変わってくるため、利用時には確認を行いましょう。

画像生成AIのメリット

画像生成AIを活用するメリットもチェックしてみましょう。おもなメリットは次の3つです。

  • 作業効率の改善
  • コストの削減
  • 斬新なアイデア

3つのメリットについてそれぞれどのようなものか、内容を解説します。

作業効率の改善

画像生成AIは、作業効率の改善に役立てられるという大きなメリットがあります。従来、画像が必要な場合は時間をかけて作成する必要がありました。しかし画像生成AIを使うとわずか数分で画像を生成できます。画像を複数点作成しなければならない場合でも、それほど時間はかかりません。

コストの削減

画像の制作コストの削減につながることも、画像生成AIを活用する大きなメリットです。プロのデザイナーや写真家に依頼すると、どうしてもコストがかかってしまいます。画像生成AIを活用する方がリーズナブルで、時間の節約も可能です。

斬新なアイデア

画像生成AIの活用は、斬新なアイデアを得られることもメリットのひとつです。人間には常識や先入観があり、そこから抜け出すのは簡単ではありません。しかし、画像生成AIなら、人間と違って常識や先入観を持たずに画像を生成できます。その結果として、人間には思いつかないような画像・イラストを作ることも可能です。

画像生成AIでの注意点

コストを削減できて斬新なアイデアにもつながる画像生成AIですが、利用にあたっては注意点があります。とくに気をつけたい注意点は次の3つです。

  • 法整備がされていない
  • 精度に問題がある
  • 学習内容に偏りがある

3つの注意点について、内容をそれぞれ紹介しますので、利用時の参考としてご確認ください。

法整備がされていない

画像生成AIには法整備の問題が考えられます。2024年1月の段階で、画像生成AIに関連する法整備は進められていません。

画像生成AIは、学習データをもとに画像を生成する仕組みです。しかし、状況によってはオリジナルに酷似してしまい、著作権侵害にあたるといったリスクが考えられます。企業が法的問題のある画像を生成して使用した場合、社会的信頼を失うおそれがあるため注意が必要です。

精度に問題がある

画像生成AIは、精度に問題がある画像を修正しなければならないことも現状での注意点です。必ずしも高品質な画像やイラストが生成されるとは限りません。細部の作り込みが不十分な状態の画像やイラストなども多数存在しています。

とくによく見られるものが、体のパーツに過不足があったり、向きが不自然だったりするものです。SNSで投稿されている画像にも、指が4本の手や、反対側に曲がった関節など、パーツが不自然なものが多く見受けられます。そのため生成後の画像は、問題がないかの確認が必要です。

学習内容に偏りがある

学習内容の偏りも、画像生成AIの利用にあたって注意したいポイントのひとつです。偏りが生じていると、AIによって生成される画像にも影響が出てしまいます。性別や人種といったセンシティブな問題を生みかねない画像もあるため、AIによる画像やイラストの生成時には注意が必要です。トラブルに発展しないよう、生成したデータは必ず人間が確認を行いましょう。

画像生成AIの活用例

注意点はあるものの、今後ますます画像生成AIは発展していくでしょう。画像生成AIは、アイデア次第でさまざまな方法での活用が可能です。ここでは企業における画像生成AIの活用例についても紹介します。自社でも活用できるか、ぜひ内容をチェックしてみてください。

オウンドメディア制作

画像生成AIの活用で、まず考えられるのがオウンドメディア制作です。自社サイトやブログなどを運用するにあたっては、コンテンツ内で使用する画像やイラストなどが必要になります。画像はフリー素材からのダウンロードも可能ですが、テーマやキーワードが同じだと、どうしても似たような画像が使われがちです。思ったような画像が見つからないことも多いでしょう。

しかし画像生成AIを活用することによって、企業が持つイメージに合った画像を短時間でいくつも作成できます。有料のストックフォトを使うより、コストを大幅に削減することが可能です。

オウンドメディアを運営する意味やメリットとは?運営までのステップとポイント

広告の作成

画像生成AIは、広告・バナーなどの作成への活用も可能です。画像生成AIは人間とは違い、常識や先入観を持たず、プロンプトをもとにして画像を作成します。その結果、思いつかなかったような広告やバナーが生まれることもあるでしょう。また、広告だけでなく、商品画像の作成に活用する方法もあります。

フォトグラファーやデザイナーへの指示

フォトグラファーやデザイナーなどへの指示にも、画像生成AIが活用できます。「使いたい画像のイメージは持っているものの、文章での説明が難しい」というケースも多いのではないでしょうか。そのようなときは、画像生成AIでラフ案を作ると、わかりやすい説明が可能です。

イメージキャラクター作成

画像生成AIは、企業や商品のイメージキャラクター作成にも使えます。これまで、イメージキャラクターを作成するにあたっては、プロのデザイナーに依頼する方法が一般的でした。しかし、すでに画像生成AIを使ってイメージキャラクターを作成している企業が存在します。短期間でコストを抑えてイメージキャラクター作成を行いたいときに便利です。

まとめ

画像生成AIを活用すると、ごく短時間で画像やイラストを作成できます。活用によって、時間やコストを大幅に削減できるでしょう。現時点では法整備が行われておらず、精度の問題も残されていますが、画像生成AIは今後ますます発展する見込みがある技術です。

注意点を正しく把握し、紹介した画像生成AIの活用例より、自社メディアや作業効率に役立ててみましょう。メディアに関するお悩みであれば、あらゆる企業へSEOコンサルティングサービスを提供している弊社へお気軽にご相談ください。

画像生成AIをSEOコンテンツで「使うべき場面」と「避けるべき場面」

  • 使うべき:概念図・フロー図の下書き生成。ブログのアイキャッチ画像(オリジナリティが求められない装飾目的)。プレゼン資料のイメージ画像。
  • 避けるべき:E-E-A-Tが重要なYMYL領域(医療・金融)での説明画像。実在する人物・商品・ブランドを模倣する画像。競合サイトの画像を参考にしたプロンプト(著作権リスク)。Googleが「オリジナル画像」を評価する文脈(商品レビュー、取材記事等)。

【実例】オウンドメディアでのAI画像活用とSEO設計の両立

ある製造業・メーカーの支援では、オウンドメディアのリニューアルに際し、記事のアイキャッチ画像とインフォグラフィックの制作工程にAI画像生成ツールを試験導入しました。結論として、「下書きとしてのAI生成→デザイナーによる仕上げ」のハイブリッド運用が最もコスト効率と品質のバランスが良いという結果になりました。AI生成画像をそのまま公開するとブランドの統一感が損なわれるリスクがある一方、ゼロからデザイナーに発注するコストを50%以上削減できたことが導入の決め手でした。画像生成AIは「制作ツール」として使い、最終品質は人間が担保する、という線引きが実務的な最適解です。

よくある質問(FAQ)

Q. 画像生成AIで作った画像はSEOに悪影響がありますか?

A. 現時点でGoogleはAI生成画像を自動的にペナルティ対象としていません。ただし、Googleの品質ガイドラインでは「ユーザーに価値を提供するオリジナルコンテンツ」が重視されており、AI生成画像がその基準を満たすかは使い方次第です。

Q. 画像生成AIの著作権リスクはどう考えるべきですか?

A. 生成された画像の著作権帰属は各国の法律やツールの利用規約によって異なり、まだ法的に確立されていない部分が多いです。商用利用する場合は、利用規約の確認と、既存著作物との類似性チェックを行うことを推奨します。

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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