CASE
事例
LLMO診断・LLMO・SEOコンサルティングサービスのご案内
専門のコンサルタントが貴社サイトのご要望・課題整理から施策の立案を行い、検索エンジンからの流入数向上を支援いたします。
今回ご紹介する金融サービス会社様は、検索流入が申込(CV)に直結する大規模なオウンドメディアを運営されています。
AI検索(AI Overviews等)の広がりによって、「さぐる・かためる」段階の検索行動がAIへと移り、従来の非指名キーワードでのCV獲得が次第に難しくなりつつありました。

ツールを使えば「AIO出現率」「引用(採用)率」といった数字は取得できます。
しかし、それらの数字とクリック・CVの相関は、まだ業界全体としても明らかになっていません。出現率は測れてもCTRとの関係は不明確で、「AI検索→指名検索→CV」という流れの数値化もアバウトなままです。
その結果、社内では「AIにどう引用されているか」「それがCVにどう効くのか」を判断できず、GEO/LLMOへ投資すべきか否かの意思決定そのものができないという状態に陥っていました。
そこで私たちは、計測ツールの選定と並行して、立ち上げから拡大判断までを段階で区切るロードマップを設計いたしました。

最初に、計測対象と指標の定義を固め、データを取得できる状態を整えます(立ち上げ)。次の2〜3ヶ月は、あえて基準も目標も置かず、データの変動幅やクセを把握することだけに充てます(観測期)。
そのうえで、観測で得た変動を踏まえて現実的なベンチマークを設定し(基準化)、どの施策が指標を動かすのかを検証し(施策接続)、最後に費用対効果から投資を広げるか絞るかを判断します(拡大判断)。
特に重視したのは、この「観測期」を飛ばさないことです。AI検索の指標は週次でも大きく揺れるため、揺らぎの幅を知らないまま置いた目標は判断材料になりません。「測ってから決める」を、思いつきではなく工程として固定することが、本ご支援の出発点となりました。
AI引用の計測では、ツールごとに「引用」の定義が異なります。展開してはじめて現れるリンクや、画面に見えていない引用までカウントするツールもあれば、より狭く取るツールもあります。
そのため、「出現率(AIの枠が表示されたか)」と「採用率(その枠に自社が引用されたか)」を別々の指標として定義したうえで、ツールの数字は方向性の把握にとどめ、重要キーワードは実際の検索結果を目視で確認して裏を取る運用にいたしました。
この過程で繰り返しお伝えしたのは、数値(ファクト)と見解(解釈)を混ぜないことです。生データは追跡できる形で残し、その上に解釈を重ねていきます。定説のない領域ほど、この切り分けが意思決定の質を左右すると考えています。
LLMO/GEOは、深追いしようとすればいくらでもコストがかかります。だからこそ、「どこまでやるのか/どこはやらないのか」「CPAだけを追うのであればどこは不要なのか」を言語化し、合意することを大切にいたしました。
投資判断の局面できちんと説明責任を果たせる状態を、あらかじめ整えておくためです。私たちの役割は分析・検証・モニタリングとご提案であり、実装はクライアント様の社内チームや実装パートナーが担います。
この線引きを明確にしておくことも、リスクの所在をはっきりさせるうえで欠かせませんでした。
一連の検証から見えてきたのは、「AIに引用されるから上位に表示される」のではなく、「質の高いコンテンツが上位に表示され、その結果として引用される」という因果の向きでした。
引用される理由はコンテンツの品質・権威性・構造にあり、計測ツールが変わっても、最終的にやるべきこと(良いコンテンツを上位に届けること)は変わりません。LLMOは新しい近道ではなく、良いSEOをAIが代替する検索の文脈で測り直す取り組みである、というのが現時点での結論です。
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