今すぐ実行可能なソーシャルSEOの8つの取り組み

公開日:2013/01/14

最終更新日:2024/02/16

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Google&SEO業界、共に激動だった昨年を経て、今年はコンテンツやソーシャルを活用したSEOに本格的に取り組みたいと思われている方も多いことでしょう。とはいえ、コンテンツ、ソーシャル共に実践したいと思ってもどこから始めたらいいか迷ってしまう人も多いのではないのでしょうか。そんなあなたのために、明日からでもできる、ソーシャルを活用したSEOの始め方を8つ紹介した記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

グーグルの検索ボットは、関連性があり、有益なリンクを承認する行為を人間に頼ってきた。そして、先日、ソーシャル検索を導入し、さらに人間への依存度を高めた。

グーグルは、知り合いによる承認が、10000万人による承認よりも遥かに説得力がある点を心得ている。これは信用のあるオーソリティにも言える: 人気ブロガーのProbloggerのダーレン・ラウズ氏やCopybloggerのブライアン・クラーク氏が共有するリンクは、一般のブロガーが共有するリンクよりも重要度が高い。

その結果、ソーシャル検索が登場したのだ: つまり、グーグル+のサークル内の誰かがリンクを共有している場合、SERPで30位のサイトが3位にジャンプアップすることもある。ハッフィントンポストでRTされると、ブログの投稿が8位から1位に急上昇することもある。ソーシャルSEOの時代の幕開けであり、SEOの担当者なら、絶対に見逃すことは出来ないはずだ。

同じ条件にする

従来のSEOの取り組みでは、競争の激しいキーワードにおいて、生まれたばかりの会社が上位にランクインするのは不可能に近い。その他のサイトが長期間に渡って上位のランクに居座っており、長期的なキャンペーンを実施することなく、この土台に侵入することは困難である。

ソーシャルSEOは、小規模なサイトが大規模なサイトと勝負しやすい環境を作り出す。ツイートがバイラル化すると、上位にランク付けされているサイトからのリンクに等しく、また、友達から+1を得ると、当該の友達のネットワーク全体でソーシャルSERPの上位に押し上げられる可能性があるのだ。

ソーシャルメディアは、既に事業戦略の一部に組み込まれているべきである。まだ採用していないなら、今こそSEO戦略に対して、ソーシャルメディアのアカウントの力を最大限に活用してもらいたい ? さもなければ競合者がソーシャルメディアを介して利益を得る仲、差を広げられてしまうはずだ。

今すぐに採用するべきソーシャル戦略

1. グーグル+のプレゼンスを高める

分かりきったことだが、それでも再び確認しておく価値はある。好きか嫌いかは別にして、グーグルは、グーグル+が定着することを明示している。実際にSEOに大きくプラスに働くため、絶対に利用するべきである。

グーグル+はツイッターやフェイスブックと比べると重量感は落ちるものの、検索結果においてはヘビー級のチャンピオンのような扱いを受けている。

下のスクリーンショットを見てもらいたい。グーグル+の投稿が検索結果に表示されている:

Google+ results

グーグル+の検索結果はソーシャル検索に限定されていると思うだろうか?その考えは改めて方がよさそうだ。関連するグーグル+のユーザーとページがウェブ検索においても表示される:

Google+ non-social search results

オーサーシップ、+1、共有の回数、そして、サークルの数に至るまで、グーグルはソーシャルのグーグル+の結果をほぼすべてのソーシャル検索に導入している。グーグル+のサークルに誰かが加えてくれただけで、SERPの1ページ目にジャンプアップすることが出来るのだ。このメリットは絶対に見逃すべきではない

2. 関係構築 & フォロワーの増加に新たに力を入れる

作成した記事や共有したアイテムは、フォロワーの検索結果に表示される可能性がある – リンクをシェアしたソーシャルサイトのメンバーではなくても、この現象は起きる。オンラインで構築する関係は、検索結果に巨大なインパクトを与えているのだ。

フォロワーを新たに獲得する度に、当該のフォロワーのSERPにおいてサイトが姿を現す可能性があるため、やはりフォロワーの人数を増やしておきたいところだ。無料サンプルを贈呈し(例えば、希望者にグーグル+でフォローする条件を課す)、働き掛けを強化し、または、eブックをフォロワーだけに提供する手もある。

3. 直ちに記事をソーシャルメディアに投稿する

ホワイトファイアSEOを運営するミッチ・モンセン氏が指摘しているように、コンテンツをツイートすると、早くインデックスしてもらえるようになる(一刻を争う記事を投稿している場合、なおさら重要である)。グーグル+、リンクトイン等で自動的に記事を投稿する設定を行ってもらいたい。さらに早くインデックスしてもらえるようになるためだ。

4. 共有可能なコンテンツに力を入れる

ソーシャルサイトでのシェアは、被リンクと同じような支持を得られるため、SEOにプラスに働く。しかし、現在、別のメリットが共有から得られる: 誰かに(ソーシャルメディアサイトでフォローしていない人物であっても)コンテンツを共有してもらうと、共有した人物のネットワーク全体に対して、グーグルのソーシャル検索で関連する情報の検索が行われると、記事を見てもらえる可能性があるのだ。

例えば、ニューズウィークk等のサイトに記事を共有してもらえた場合、SERPのランキングを押し上げる効果があるだけでなく、ニューズウィークのネットワークにアクセスすることも出来るのだ。

5. +1ボタンを全てのアイテムに加える

グーグル自身が広告に+1ボタンを加えている。+1はインターネット全体でフェイスブックのいいね!の役割を果たしている。この容易なお墨付きを活用するべきである。+1ボタンをサイトに手当たり次第用意しよう。

6. 「rel=author」と「rel=me」タグを使って、作品と名前を関連付け

Darren Rowse Authorship in Google+

検索エンジンのユーザーは、これから読む記事を作成した人物のサムネイルを見ることが出来る。 記事を気に入ったら、SERPに戻り、「More by ________」をクリックして、その他の作品を見てもらえるかもしれない。

自分がコンテンツを作成した点をグーグルに伝えるには、[rel=author]タグを記事で利用する必要がある。どのように使えばいいのか分からないなら、Joost de Valk氏が綴った包括的なガイド、そして、グーグルが用意するガイドを参考にしよう。

7. ピンタレストを利用する

Pinterestピンタレストに関する記事は巷に溢れているが、この新しいソーシャルサイトは、SEOの効果が絶大であるため、高い評価を得ている。

ザ・ウォールストリート・ジャーナルのシンプルなグラフィックがピンタレストで1500回近くシェアされている(トラフィックは1500を遥かに上回る):

恐らく、ピンタレストがツイッターとほぼ同じ量のリファラートラフィックをもたらす点は既にご存知だとは思うが(ユーチューブ、グーグル+、そして、リンクトインを合わせた量よりも多い)、グーグルがピンとボードをクロールしている事実は知っていただろうか?

ピンを関連するキーワードに対して最適化するべきである。それぞれのピンで関連するキーワードにハッシュタグを付け、さらに最適化を強化してもらいたい。

8. サイトに「Pin It」とスタンブルアポンのボタンを加える

出来るだけ多くの場所で共有を獲得するためだ。先程取り上げたピンタレストはリンクを獲得する効果が高く、一方、人気の高いブックマーキングサイト スタンブルアポンはリファラーのトラフィックに関して、フェイスブックに次いで多い。

「Pin It」ボタンとスタンブルアポンのボタンをフェイスブック、ツイッター、そして、+1ボタンの隣に追加しよう。

従来のSEOにこだわる人達へ

ソーシャルSEOの取り組みが、従来のSEOのメソッドの座を急速に奪いつつあると私は示唆しているわけではない。

ソーシャルSEOが通常のSEOよりも優れていると指摘しているわけでもない。

従来のSEOがすぐに姿を消すことはない。ただし、ソーシャルが徐々に検索に統合されていることもあり、今こそソーシャルメディアをSEO戦略の常設のツールとして加えるべきではないだろうか?

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Social Search Revolution: 8 Social SEO Strategies To Start Using Right Now」を翻訳した内容です。

複数のソーシャルプレゼンスを確率して(特にGoogle+)、情報発信を積極的に行い、ソーシャルでの露出回数をできる限り増やす。ソーシャル経由のトラフィックはもちろん増えるでしょうし、記事では言及されていませんが、中長期的には情報発信サイトやページへのリンクも増えて、検索エンジン経由のトラフィックも増える、ある意味「一粒で二度美味しい」のがソーシャルSEO。情報発信においては何らかのコンテンツを活用するいわゆるコンテンツマーケティングを同時進行で行うことになるとは思いますが、せっかくならソーシャルでの拡散を意識したソーシャルSEOまできちんとやっておきたいところですね。少しのプラスアルファの努力で、思った以上の効果が得られる可能性も十分あり。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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