6月は忙しかった。3つの「カンファレンスタイプ」のイベントに参加し、移動や滞在のため、18日間も愛するわが町を離れなければならなかった。私は旅の必需品について多くの教訓を得た。また、iPadが出張時の作業にはあまり向いていない点も学んだ(それでも昨年と比べると今回は遥かに役に立った)。
いずれにせよ、iPadは、基本中の基本であり、長旅の際に貴重な戦力として証明されている複数のアプリがインストールされていれば便利である。iPadやiPhoneは例えばノートの代わりにはならないが、旅に出る前にiOSデバイスに用意しておくべき10個のマストアプリを挙げておこう。
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私はオムニフォーカスを長らく愛用しているが、他にも使えるタスク管理/生産性アプリはあり、どれだけ生産性の領域を深く追求するかによって使うアプリは変わる。私は移動中で仕事をすることが多く、オムニフォーカスが“大活躍”する。移動中は「to-do」アプリは不可欠である。家に帰ったときのための捕捉のアイテムを加えたり、旅路でその他のアイテムのノートを加える必要があるためだ。私にとってはオムニフォーカスが頼りになるアプリであった。皆さんにとっては、シングズかもしれないし、フロウかもしれないし、ワンダーリストかもしれないし、プライオリティーズかもしれないし、その他の無数に存在するアプリの一つかもしれない。重要なポイントは、- 例え移動中ではなくも – アプリを選び、そして、使うことだ。
私はネイティブのカメラを愛用しているが、移動するなら、被写体へのズーム等、撮影する写真にプラスアルファを加えられる強力なカメラを持っていきたい。カメラ+はズーム、そして、その他にも様々な機能を用意している。まだまだこのアプリの機能について学ぶことはあるが、カメラ+を越えるアプリには出会ったことがない。
トリップイットは旅程のニーズの全てにおいて“頼りになる”アプリである。フライトの時間からホテルの予約、そして、あまり目立たないチケット等のアイテムに至るまで、全ての旅行の情報を自動的にアプリにインポート(またはeメールで送ることも可能)することが出来る。また、予定を変更する場合、アプリ内でフライトを入れ替えることも、そして、チェックインする際に最高の座席を見つけることも可能だ – 長時間のフライトで出来るだけ足を伸ばしたい人には便利な機能である。
また、ウェブサイトでアプリをプロバージョンにアップグレードしているなら、旅行のポイントを記録することも出来る。しかし、ベーシックのアカウントでも大半のトラベラーが必要となる機能は提供されている – 要するにどこに何時に着く必要があるかが分かる。同じ機能を持つ他のアプリも試してみたが、最終的にトリップイットを使うことになる。そして、現在、私はプロアカウントを利用している。
前回の出張の際、私は家族を家に残すことになるため、私がいる場所に関する動画を提供したいと思っていた。そこで役に立ったのがQik ビデオだ。iPhoneを脱獄させた状態でのみしか使えない時代もあったが、公式のアプリとなり、移動中の機能を軽視するべきではない。自分のQikのページへのリンクを家族に送り、家族は私のページにログインし、希望すればライブで私を見ることも、あるいは私が日中に過ごした場所の保存された動画を視聴することも出来る。予定を立てることなく、視覚的につながりを維持する方法として優れている。
なぜアップルがインスタキャストの機能をiOSデバイスのiPod機能に導入しなかったのか理解に苦しむ。インスタキャストは、コンピュータ上のiTunesにシンクすることなく、最新のポッドキャストのエピソードを手に入れることが出来るアプリである。移動中でも定期的にポッドキャストを消化したい場合にうってつけのツールである。私はバンクーバーからポートランドに向かう電車のワイヤレスネットワークで好きなポッドキャストを聞き、また、毎朝インスタキャストを使って、新しいエピソードがリリースされているかどうかを確認した。そして、時間に余裕があるときに最新のポッドキャストを聞いていた。これは、ラップトップを持ち込んでいなかったため、このアプリがなければ存在しなかった贅沢な時間と言えるだろう。出張していても、そうではなくても、ポッドキャストが好きなら絶対に必要なアプリである。
ライターとして、私は多数のライティングアプリを試したが、移動中の執筆に関しては、シンプルノートを選ぶ。ユビキタスだからだ。記事をシンプルノートにシンクすると、その時使えるコンピュータで調整することが出来るようになる。これはウェブベースのサービスの利点の一つと言えるだろう。
また、シンプルノートは単純に“使える”アプリである。アプリを徹底的に調査することも出来るが、基本的には分かりやすい、シンプルなテキスト編集ツールであり、- また、3GやWiFiにアクセスすることが出来ればすぐに執筆を始められるメリットもあり、これこそが移動中に私が求めることだ。
私はローミングサービスに料金を払いたくないが、カナダの携帯電話会社は顧客からローミング料金を徴収することを生きがいとしている。スカイプがこの問題を解決してくれる。電話回線への電話には料金を支払うが、携帯電話会社に対する料金と比べれば、大したことはない。接続スピードによっては受信が不安定なこともあるが、スカイプは多くの場合問題なく動いてくれる。出張の多いカナダ人としては、スカイプは出費を抑えてくれる絶対に欠かすことの出来ないアプリである(新しいオーナーの下でも同じように有益なサービスでいてもらいたいものだ)。
ヴォイスノート等のアプリとは異なり、無料ではない。しかし、その他のアプリとは異なり、ドロップヴォックでは、ドロップボックスのアカウントにシンクすることが出来る。一部のユーザーは、ドロップヴォックスのノートをオムニフォーカスにシンクする方法を編み出しているようだ。オムニフォーカスを使ってタスク管理を行っているなら、とても便利である。また、録音時間は無制限である(唯一制限されるのは、ドロップボックスのアカウントのスペースによって制限される場合)。このような理由で、ドロップヴォックスをボイスレコーディングアプリとして私は愛用している。
私は家にいても、出張中でも起きるのが苦手だ。家にいるときは、ウェイクメイトを使っているが、移動する際は出来るだけ荷物を減らすようにしている。リストバンドは嵩張らないが、ナイトスタンド HDはさらに小さい。
これはフル機能の目覚まし時計アプリである。自分がいる場所の天気の情報を掲載することも可能であり(当然、ロケーションサービス機能を持っている)、バラエティ豊かな時計や目覚まし音が用意されている。そして、私はこのアプリのおがけで起きることが出来る。これは最も重要な機能である。
他の大勢の人達のように、私はネイティブのiCalアプリはあまり好きではない。カルベティカ(または、ダイアルベティカ)を試してみたが、満足することはなかった。しかし、そんな状況をアジェンダがまるで魔法のように解決してくれた。アジェンダは、優れたユーザーインターフェースを持ち、予定通りに行動することが出来る。これは、特定のセッションに決められた時間に着いていなければならないカンファレンスに参加している際には欠かせない。言うまでもなく、プッシュ通知がこの面で役に立つ。アジェンダを使うと、段取りの時間に混乱することなく状況を判断し、その場所、- カンファレンスで何に参加しているのか飲み込めるようになる。
個人的にはフォースクワやゴーワラ等のロケーションベースのサービスは滅多に利用しないが、移動中に自分の所在地を確認する際には役に立つ。この手のアプリはソーシャルゲームに向いているが、自分に何かあったとき、他の人達が自分を探す大事な出発点を示してくれる。そのためのサービスとしては理想的とは言えないかもしれないが、使えることに変わりはない。
今回紹介したアプリの代わりとなるアプリも存在するが(特にタスク管理アプリにおいては)、先月の怒涛の出張時にこれらのアプリを持っていなかったら私は四苦八苦していたはずだ。とても役に立ったため、このページで紹介することにした。
情報源: イメージ
マイク・バーディーはザ・ネクストウェブのカナダ在住のエディターである。ユーモアに富み、ポッドキャストをこよなく愛し、そして、“生産性”を重んじている。毎日、ツイッターでフォローし、毎週、ディスカルチャードで声を聞き、そして、イーブンチュアリズムで記事を読むことが出来る。
この記事は、The Next Webに掲載された「10 Must-Have Travel Apps for your iOS device」を翻訳した内容です。
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