こんにちは、アイオイクス株式会社SEO Japan編集部です。
2019年も、SEOは激動の年でした。
3ヶ月に1回のコアアップデート、Googleしごと検索のリリース、検索結果(SERPs)の変化など、要注目のトピックが豊富だったように思います。
そんな中、SEO Japanでは42記事の配信を行い、基本的なSEOの概要から、具体的なSEO施策、ときには調査データといった内容の記事を公開して参りました。
2019年も大勢の方にご覧いただきまして、SEO Japan編集部としてはとても嬉しく感じております。誠にありがとうございます。
さて、本日、SEO Japanは年内最後の更新となります。
そこで、今回は「2019年、SEO Japanでよく読まれた記事ランキング」と題しまして、どんな記事が皆様の興味を引いたのか、トップ10をランキング形式でお届けします。
果たしてどの記事がノミネートされたのでしょうか。ぜひご覧ください。
目次
500万の検索結果を分析した結果、自然検索のクリック率についてわかった10の事実
1位は、ブライアン・ディーン氏でおなじみBacklinkoによる、自然検索結果のクリック率を調査したデータの記事でした。
など、「ユーザーの興味を引くためにはどうすれば良いのか」が、実際のデータに基づいて解説されています。
検索結果上での順位はもちろん大事ですが、「検索結果からどれだけの流入を埋めるか」まで意識して取り組んでいきたいですね。
2位はNEILPATELによるFAQとQ&Aのリッチリザルトに関する記事でした。
タイトルは翻訳元の「Advanced Hack: How to Improve Your SEO in Less Than 30 Minutes」を直訳したものですが、結果として釣りタイトルのようになってしまい、その節は失礼いたしました。
構造化マークアップは、検索順位に直接は影響しないとされています。
しかし、「30分以内に結果が出る」とされているとおり、検索結果に反映されるのも早い施策であるため、ユーザーの注目を集めたい場合は実装してみてはいかがでしょうか。
Googleサーチコンソールの「クリック数」「表示回数」「掲載順位」のガイドを紐解く
3位は、Search Engine LandによるGoogleサーチコンソールの各指標に関する記事でした。
昨今の検索結果は、強調スニペットやナレッジパネル、広告によって、以前と比べてバラエティ豊かな見た目となっています。
この記事では、「サーチコンソールはどのように順位を判定して表示しているのか」という疑問に対し、かなり詳しい解説がなされています。
データを正しく読み解くことで、見えてくるものもあるでしょう。
少し複雑な記事になっていますが、ぜひこの年末に読み込んでみてはいかがでしょうか。
Googleの検索結果において、自身のサイトをよりクリックされやすくする5つの方法
CXLによる、検索結果ページ(SERPs)内でのクリック率を高める方法の記事です。
強調スニペットやGoogleのサービスの表示などにより、サイトへの自然流入は減りつつあります。
ただし、SERPsでの表示を最適化することで、サイトへの流入数を増やすことはできるはずです。
良いコンテンツをユーザーに届けるための入り口として、こだわれるところはこだわってみましょう。
キーワードリサーチから被リンクの獲得まで。最新のSEO施策17選【2019年版】
Backlinkoによる、SEO施策のまとめ記事です。
「スニペット・バイト」「リンク・インターセクト」など、見慣れない言葉が並びますが、「なるほど」と思わされる施策も多く、一見の価値ありです。
すべてを実施する必要はありませんが、SEOに行き詰まりを感じているのであれば、こうしたアイディアリストから施策を考案してみるのは有効かもしれません。
【実験】新しいコンテンツをいち早くGoogleで上位表示させるためにすべきこと
NEILPATELによる、新規コンテンツに対するSEO施策の記事です。
結論は、「行えるすべての施策を行うべき」となりますが、特に以下の施策が重要です。
コンテンツの初動を加速させるためにも、できることはひととおり試してみてはいかがでしょうか。
【調査データ】Googleマイビジネスで3.7以上の評価を得ると、コンバージョンが増加する
Search Engine Landによる、Googleマイビジネスとコンバージョンの関係性の記事です。
内容としては、Googleマイビジネスの評価(レビュー)が3.7以上のビジネスは、検索経由でのコンバージョン率が高いというものです。
コンバージョンは複合的な要因によってもたらされるため、評価が高ければ必ずしもコンバージョン率が高くなるわけではありません。
しかし、顧客に向き合う姿勢は、自然と評価にも反映されるため、ひとつの指標として評価を高めるのは良い施策といえます。
Googleのコアアルゴリズムアップデートによる変動からサイトを回復させるために重要な4つのポイント
Googleのジョン・ミューラー氏への質疑から、コアアルゴリズムアップデートの概要を知るという趣旨の記事です。
2019年はコアアップデートが頻繁に行われた年でした。そして、コアアップデートは主にYMYL領域に影響するアップデートとされています。
YMYL領域においては、サイトのE-A-Tが重要となりますが、抽象的な概念であるため、イマイチピンと来ない方も多いはずです。
サイトの順位が下落する理由のヒントとして、一読の価値ありです。
【調査データ】若者はスニペットとナレッジパネルから情報を得ており、検索結果をクリックしない
検索結果上でのユーザー行動について、実際のユーザーへの聞き取りをもとにしたデータの記事です。
などを中心にまとめられています。
アメリカで行われた調査であるため、日本のユーザー行動とは違う部分もあるかもしれませんが、それでも参考になる記事です。
SEOにおける内部リンクの重要性が語られた記事です。
「サイト内でどのページが重要とされているのか」は、内部リンクによって判断される要素が大きいです。
サイト内のコンテンツがリンクによって繋げられていないと、ユーザーはもちろん、Googleもページ同士の関連性を認識することが難しくなります。
SEOにおいて、「関連性」はひとつのキーワードです。内部リンクは意識して構築するようにしましょう。
2019年にSEO Japanでよく読まれた記事のトップ10は、以下のとおりでした。
並べてみると、検索結果上でのユーザー行動(CTRなど)に関連する記事の人気が高かったようです。
SEOは外部要因などの変数が多いため、「どの施策がどれだけの効果をもたらすのか」を判断しにくいのが特徴です。
そのため、調査データのような、具体的な成果がわかるコンテンツが人気なのも頷けます。
「SEOは何から始めれば良いのか」に悩んだ場合には、わかる範囲でデータを収集し、施策に優先度をつけて実施するのが堅実でしょう。
2019年のSEO Japanの更新はこれでラストとなります。
今年もSEO Japanをご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
2020年は社員によるコラムブログ「SEO Japan Mini」や、メールマガジン、Twitterといった発信活動をより強化していきたいと考えています。
今後もSEO Japan及びアイオイクスをよろしくお願いいたします。
それでは皆さん、良いお年を!
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