2011年も終わり、新しい年は、新しいプレイヤーが全く新しいアイディアとビジョンを持ってスタートアップの戦いに足を踏み入れることを可能にする。Facebook、Apple、Instagramのような企業が去年大きな成功を収めたけれども、テックの変革を懇願している分野はまだあるのだ。
いくつかの革新は、たくさんの金と巨大なチームを持つ大企業によってもたらされることは確かだが、私達は2012年にはどれだけの小さなスタートアップが大きな問題に挑戦するかに驚かされることになるだろう。
もし私が何か新しいことに取り組んでいるとしたら、私がレーザーポインターを持って集中的に取り組むであろう分野は以下の通りだ。
去年Pathは、150人以下の人々とやり取りすることを可能にするアプリで大成功を収めようとした。それは、言うならばアンチFacebookである。version 2.0では、Pathは今年はもっと多くの人が参加を希望するであろう体験を生み出すことにさらに一歩近づいているが、この会社のモバイル限定のアプローチは、たくさんのチャンスを棚上げにしている。私は、その他のチームがウェブを使ったこのコンセプトに取り組もうとするのを見てみたい。なぜなら、それが、母親や父親のような 主要ユーザーを取り込むことへの明瞭な道であるからだ。
Googleは、Google+のための“サークル”というコンセプトを持ってして何かを言わんとしているが、自分が何百万人もの他人と一緒に1つのプラットフォーム上にいるという感覚から逃れることは難しい。Pathに代わるシンプルでパーソナライズ化したウェブ中心のものが、2012年はソーシャルネットワーキングを熱くするだろう。Pathに欠けていることは、友達や家族の小さなサークルでは当たり前のコラボレーションの感覚である。このアプリは今でもストリームのコンセプトに焦点を合わせているため、私は異なるアプローチを取る他の誰かを見たいと思うのだ。
今年のある瞬間に自分自身にヒットするローカルブームを探すのだ。私達に自分のロケーションを共有させたりローカルビジネスとやり取りをさせてくれるfoursquareやFacebookのようなアプリがあれば、自分のお気に入りの喫茶店やレストランとやり取りするだけに作られたプラットフォームを誰かが作るチャンスもある。
今何人そこにいるのかとか、今日のスペシャルは何かとか、今晩はどのウェイターやウェイトレスが働いているかなど、リアルタイムでレストランについて知ることができることを想像してみるのだ。自分の顧客にあなたがどのように活動しているかを見抜いているように感じさせることが、彼らとのより良い関係を築き、彼らを戻って来させ続けることになるだろう。
私たちはもはや電話を使わなくなるとみんなが冗談を言うが、それは私達が話すことが好きではないからではない。電話による通信のこととなると、その革新に欠けているのは衝撃である。過去5年間で電話に起きた熱い出来事は、Appleからのビジュアル・ボイスメールだった。電話における私達の体験を再度描くことに取り組んでいる企業があるが、これは2012年に火が付くことである。Skypeは私達にコンピューター用のVOIPを与え、ビデオを追加した。まあそんなところだ。
近い将来、私達は同期されたゲームやノートやその他のやり取りを電話しながら行うことができるようになるはずだ。もしあなたがAT&Tユーザーなら、電話中にEメールをチェックしたりウェブで何かを見たりすることができることがいかに素晴らしいかを知っているだろう。Verizonの顧客には悪いが。このタイプのインタラクションは、より簡単に作られる必要があり、あなたは会話の最中にAngry Birdsのゲームで誰かに挑戦することができるようになるはずだ。
電話による通信はそこにある。今こそ革新の時だ。
Apple TVに対する様々な記事がテレビの将来について私を興奮させる。この革新はAppleのものだが、Appleが出す完全にインタラクティブなテレビの可能性があれば、開発者が全く新しいプラットフォームを作るようになるのだ。
自分ならテレビや映画を見ている時にどんなアプリを開いておきたいか考え始めるのだ。テキストメッセージ、電話の受信、Eメール、ツイート、ライブチャットなどは簡単に考え付く。しかし、もしあなたが、番組に文脈上引っ張ってこられる全てのデータについて考えれば、その可能性は間違いなくびっくりするほどのものだ。私はGoogle TVで遊んだことがあるが、そのウィジェットアプローチはただそれをするだけではないのだ。テレビ上でのシームレスなインタラクティブ体験は2012年の終わりまでには確実に私達の元にあるだろう。
開発者よ、逃げてはいけない。Instagramはまだ宇宙を手にしたわけではない。モバイルデバイス上の写真技術に関しては革新の余地はまだある。Instagramは、フィルターを使った写真のストリーム周辺で素晴らしいコミュニティを築いたが、写真を使ってできることがもっとあるのは確かだ。
私は、DIYのアニメーションに写真技術を使ったり、写真と一緒に保存されるメタデータを使ってより賢いことをする開発者を目にしたい。例えば、AppleのCamera Rollは、それ自身のリフレッシュを確実に使うことができる。それは、私の写真については何も語らないのだ。さらに私は、色や写っている物に基づいて似た写真をまとめるのに役立つアプリも見たい。ここでも、技術はすでにそこにあるが、まだそれが完全に活用されていないのだ。
以上が私が2012年に最も改善と革新の余地があると考えている分野だ。プラットフォームはそこにあり、技術はそこにあり、素晴らしいものを築く才能も確実にそこにある。2012年に私達をあっと言わせるのは大企業ではなく、それをするのは、ユーザーフレンドリーで何かに焦点を絞ったものを築く小さなチームになるだろう。
あなたは、今年イノベーションの機が熟す領域は何だと思うだろうか?コメント欄で教えて欲しい。
この記事は、The Next Webに掲載された「Areas that are ready for innovation in 2012, big companies beware」を翻訳した内容です。
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