SEO(検索エンジンの最適化)は、過去3年間で急激な進化を遂げてきた。2009年9月にグーグルは初めてソーシャル検索戦略を導入し、先日は、+1ボタンの提供を始め、そして、現在、グーグル+ソーシャルネットワークが展開されている。ソーシャル検索は誰にも止めることが出来ないほどの勢いで進歩している。
検索のマーケットシェアを60%以上占めるグーグルは、今も検索界の王様である。それでは、SEOを巡る状況および交流のルールが急激に進化している中、企業のマーケッター達は、どうすれば検索でポジティブな結果を得ることが出来るのだろうか?
とてつもない早さでSEOの世界は変化しているが、一つだけ変わらない黄金律がある。そして、その黄金律が今まで以上に重宝されている。それは、コンテンツが一番重要だと言う点だ。グーグルが先日行ったパンダアップデートはその証拠だ。グーグルは、優れた検索のユーザーエクスペリエンスを提供することを望んでおり、その最善の道が関連するコンテンツの提供なのだ。マーケッターは、今後も質の高いコンテンツの作成に焦点を絞るべきである。
様々なソーシャルメディアプラットフォームを利用することが出来る点は、コンテンツを作成する上でプラスに働く。しかし、グーグルとマイクロソフトは、コンテンツの多様性を重要視しており、マーケッターに様々なタイプのコンテンツを作るようプレッシャーをかけている。これは大きな意味を持つ。従来型のウェブサイトを最適化するSEOでは、競争の激しいキーワードで上位にランクインすることは難しくなっている。マーケッター達は、動画コンテンツやイメージのコンテンツを作成し、適切なタグやデスクリプションで最適化する必要がある。ダウンロード可能なコンテンツの配信もまたインデックスされるため、グーグルとマイクロソフトに対して、多用なコンテンツを作成しているとして前向きなシグナルを送ることが出来るだろう。そして、その他のソーシャルチャンネルをまたぐコンテンツにマーケッター達は注目する必要がある。
「コンテンツが最も重要」と言うテーマを維持するため、+1ボタンの重要度が上がりつつある。グーグルは+1のクリック数をシグナルとして利用している。しかし、+1ボタンの場所が重要な鍵を握っていることはあまり知られていない。例えば、製品ページ上で+1ボタンをクリックすると、当該の製品ページを気に入ったことを示唆している。しかし、カテゴリーページで+1をクリックすると、カテゴリ全体を気に入ったと見なされる。そして、ホームページで+1ボタンをクリックすると、ウェブサイト全体に対して前向きな評価をしたことになる。私が何を言おうとしているのか分かってきただろうか?+1ボタンは思っている異常に重要度が高い。+1ボタンを活用するべきである。
2009年にソーシャル検索が導入されて以来、様々な経路を跨るコンテンツの共有が重要になってきている。現在、この点は今まで以上に重要になっている。グーグルとマイクロソフトは、コンテンツが共有される範囲を追跡している。その結果、ウェブサイトもしくはブログのソーシャル共有ボタンは非常に大きな意味を持つようになった。そして、次の点もまた重要である…..
コンテンツの共有がそこまで重要なら、会社全体でこの点を理解する必要がある。会社の規模が大きければ大きいほど、スパムとしてではなく、本当の意味での共有として、共有を容易に活用することが出来る。例えば会社に社員が200人いると仮定しよう。それぞれの社員がブログのエントリ、ユーチューブの動画、フェイスブックの投稿、リンクトインの会社のページ等をそれぞれのソーシャルネットワークで共有すれば、会社全体がマーケティング部門化する。この点をいまだに理解せず、全てをマーケティング部門に押し付けている会社は哀れとしか言いようがない。マーケティングは部門ではない旨を説明した投稿でこの点には以前も触れたことがある。大きな成功を収めている企業は理解している。この戦略を実施する強力なマーケティングのリーダーシップの下、会社を挙げて取り組む必要があるのだ。
ソーシャル検索はすぐには消えないだろう。マーケッターにはソーシャル検索を受け入れてもらいたい。否定すると、キャリアを台無しにしてしまう可能性がある。
B2Bのマーケティングを行い、戦略的なソーシャル検索計画を実施する方法に関して、さらに詳しい情報が必要なら、このブログのエントリを引き合いに出し、bernie (at) findandconvert (dot) comでその旨を伝えてもらいたい。
この記事は、Find and Convertに掲載された「5 Tips in Social Search」を翻訳した内容です。
しかし記事の最後にあった会社のスタッフを使った共有キャンペーンは果たして効果があるんでしょうかね。行為としては禁じられる種類のものではないと思いますが、行為的にはスパムと取られかねませんよね。この辺のバランスを検索エンジンが同今後調整していくのか興味があるところです。 — SEO Japan
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