*リンク先は一部を除き英語記事となっています。
今日ラスベガスで、Googleのトリオ、ゲイリー・イェーシュ氏、ネイサン・ジョンズ氏、エリック・クアン氏らが様々な質問に答えるべく、Googleウェブマスタ―リレーションキーノートに登壇した。
以下が我々が否認リンク、強調スニペット等に関してGoogleから学んだ興味深い内容の一片である。
目次
Googleは悪質なリンクを無視してくれるほど賢いのか?それともリンク否認ツールを使うべきか?
Googleの方々によると、最も賢い方法はとても簡単だ。
・手動ペナルティを受けたら、リンクを否認する。
・もしペナルティを受けていないのであれば、リンクの否認に関して心配する必要はない。
イェーシュ氏は「みんなリンクに関して少し心配しすぎだ」と言及し、クアン氏は同意した。初期の段階から、Googleは常に注意深くそして適切な判断をもってツールを使うべきだと言ってきた。
クアン氏は「私は毎日それを心配したり、そのための更新を続けたりはしない」といった。
イェーシュ氏は、Googleのシステムを信頼しており、ポルノサイトからリンクを受けても自分は心配はしないと加えた。
否認リンクについて考えることが時間の無駄であることを考えると、特に何百、何千ものバックリンクを受けているのであれば、サイトの改善に時間を使った方がましな発見があるだろう。
イェーシュ氏は、強調スニペットはアクティブに開発している最中なので、変わりやすいものと考えた方が良いと述べた。
これはGoogleの人たちが、より精密で正確、高品質な強調スニペットをすべてのデバイスに提供するために、新しいアルゴリズムを考え出しているからだ。
もしも仮に今日強調スニペットを取ったとしても、24時間で失う可能性もある。
なぜなら我々がどういう条件で強調スニペットを発生させたいか、また強調スニペットになるために満たさなければならない条件をすこし変えていたりするからだ。
彼は強調スニペットを獲得する方法を考えるのは良いことだとしながらも、とても変わりやすいなものなので公式に勧めることはできないとした。
「強調スニペットを獲得するためにページ内に番号なしリスト<ul>を使うべきと言うのはとても無責任だ。なぜなら明日にはオーダーリスト<ol>に変わっているかもしれないからだ。」
Googleは無限の資源を持っているように見える。それではなぜGoogleはバックリンクのデータをサーチコンソールのプロ(有料)版として提供しないのだろうか?Majestic、ahrefs、Mozのように。
Googleはこの提案を以前から受けており、ジョンズ氏は好意的に受け止めている。
非公式な調査ではほとんど皆そのようなデータのために、Googleへ$49もしくは$99を支払うとしている。
このGoogleにとって数百万ドル規模となるアイディアに関しての議論を受けて、SEJのコントリビューターであり、ServeyMonkeyのエリック・シュワルツ氏はこの調査をTwitterで公開している。
#pubcon How much would you pay for a pro version of @google Search Console? here's an actual survey to satisfy @methode need for scientific results. https://t.co/zED0fAsxl3 results will be here: https://t.co/E3Lmh0pBxw cc: @GoogleWebspam @googlewmc
— Eli Schwartz (@5le) 2017年11月8日
オーディエンスからは、クロールバジェットの最適化に関する質問あった。しかしイェーシュ氏はGoogleの資源を消費することは本当に心配しなくても良いと述べた。
また「我々はたくさん資源を持っている」とも。「フェイスブック規模のサイトでない限り、我々の資源を消費することは心配しなくても大丈夫だ」とのこと。
別のオーディエンスからの質問は、Googleがポストクリックデータのいずれか(例:直帰率、滞在時間)をランキングの要因として使用しているかというものだった。
ジョンズ氏はポストクリックデータを、多種多様のアルゴリズムやその変更が検索結果に対して全体的にポジティブに働いているかを評価するという範囲において、使用していると認めた。
しかし、それはGoogleがポストクリックデータを直接のランキング要因として使用しているわけではない。
長きにわたってSEOに携わっている専門家は、(not provided)時代に失われたキーワードデータがGoogleAnalyticsに帰ってきてほしいと願っている。これを取り戻せる日はやってくるのだろうか?
イェーシュ氏曰く、期待はしないでほしいとのこと。サーチコンソール内のサーチアナリティクスを使う必要がある。
イェーシュ氏がサーチコンソールにやがて実装されるかもしれないと述べたひとつのキーワードの機能は、音声検索とタイプクエリを選別する方法になるかもしれない。
彼は「出版社たち担当していてこれを必要としている人たちを現在説得している」と追加した。
この記事は、Search Engine Journalに掲載された「6 Things We Learned at the Google Webmaster Relations Pubcon Keynote」を翻訳した内容です。
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