SNSマーケティングで確実に押さえるべき7つの領域

公開日:2011/09/21

最終更新日:2024/02/17

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SEOの6つの上級戦略ソーシャルメディアSEOの記事を昨日今日と紹介してきましたが、筆者は違えどその延長線上にあるソーシャルメディア記事をご紹介。主にブランド企業に向けてソーシャルメディアマーケティングに関して確実に押さえておきたい領域について語っていますが、大企業でなくとも個人から中小企業まで誰もがブランドになれ、かつブランドにならなくては勝ち抜けないソーシャルの時代。全ての人に参考になる内容です。 — SEO Japan

ソーシャルメディアは、私達の目の前で目まぐるしく変化を続けている。まだ新しい分野ではあるものの、企業やブランドは様々な方法でソーシャルメディアを活用している。しかし、次々に生まれる新しいテクノロジーによって大事なポイントを見失ってしまう人達や、どこから始めればよいのか、または、ソーシャルメディアキャンペーンで他社にどのように差をつければいいのか分からない人達もいる。

この点を肝に銘じて、私達は全ての企業やブランドが時間を割くべきだと思った7つの重要な領域をリストアップした。ヘッドラインは広範であり、それぞれのセクションに非常に多くの取り組みが考えられるが、この7つの領域で会社のパフォーマンスを改善すれば、目に見える結果が現れ始めるだろう。派手な宣伝にころっと騙されてしまい、また、流行を追って次から次へとプラットフォームを移りたくなるかもしれないが、焦点を絞り、これから挙げる明確な目標に向かって力を注げば、遥かに立派な成果を挙げることが出来るだろう…

内部コミュニケーション

会社内でのコミュニケーションを改善するツールが存在する。内部でのコミュニケーションが円滑に行われている企業は、そうではない企業よりも優れた成果を挙げていることが多い。多くの企業で内部のコミュニケーションが不足していることに私はショックを受けるが、新たに様々なツールが開発されており、もはや言い訳することは出来ない。ヤマーコンヴォファイソーシャルキャストキャンプファイヤー、フェイスブックのグループ機能、または、スカイプグーグルチャット等のインスタントメッセージツールを試して、会社のコミュニケーションを改善しよう。賢い企業はビジネス全体にソーシャルな層を加え、外部とのコミュニケーションと同じぐらい内部でのコミュニケーションを重要視している。ただし、どこで働いているか、またはそこで働くメリットについて従業員が会話を交わせるような、質の高いソーシャルメディアのガイドラインが策定されている必要がある。経営陣が企業に関して何を話していいかを決める時代はとっくの昔に過ぎ去っており、現在、従業員それぞれがソーシャルメディアのおかげで意見を持つことが出来る。

ブランドコンテンツ

ソーシャルメディアの経路で魅力的なアップデートを行ったり、奇妙な写真を投稿するだけでは不十分である。コミュニティとの交流を重要視しているなら、ブランドコンテンツ、そして、自分がアクセスすることが可能なコミュニティ内で当該のコンテンツを蒔く方法について真剣に考える必要がある。これは動画やウェブサイトやブログの可能性もあれば、ポッドキャストかもしれないが、ブランドコンテンツにおいて最も重要なことは、消費者が純粋に興味を持つ作品を作り上げる点だ。最近では、広告をカットする方法は誰でも知っており、優秀な消費者はブランドと交流を行う新しい手段を求めている。コンテンツはすべての取り組みの中心であるべきであり、大半のブランドや企業は、ブランドコンテンツを作成するために時間と資金を費やさなければならないだろう。ブランドコンテンツの良い例が見たいなら、レッドブルのこの動画、または他のレッドブルの動画を参考にしてもらいたい。レッドブルほどコンテンツ作成に予算を割けないかもしれないが、これはソーシャルメディアの重要なパーツであり、真剣に取り組むべき分野である。

しびれるぐらい最高のカスタマーサービスを

このご時世、顧客に話しかけてはいけない理由などない。ツイッター、フェイスブック、そして、リンクトイン、さらにはフォーラムに至るまで、ツールは十分に用意されている。賢いブランドは、顧客に話しかけ、問題を解決して、前向きな口コミ効果を作り上げている。カスタマーサービスを巧みに行う企業は、ソーシャルメディアの経路で積極的にアクションを起こし、問題を見つけ、悪化する前に解決している。ソーシャルメディアによる最高のカスタマーサービスを介して支持を獲得するプラスの側面は、顧客が大勢の友達にポジティブな経験を広める力を持っていることだ。顧客がやって来るのを待つよりも、第三者の経路で、積極的に活動し、顧客と交流する取り組みが鍵である。

フェイスブックを無視するのは危険過ぎる

ウェブサイトは生まれては消えていく。マイスペースやBeboが良い例だ。大勢の人々が、フェイスブックもいつか同じように落ちぶれ、新たな人気者にユーザーは乗り移ると考えているが、この考え方は幼稚だ。フェイスブックは、ウェブサイトとしてではなく、インターネットやグーグルと同じぐらい重要になるプラットフォームとして捉える必要がある。フェイスブックは、ウェブサイトに大きな影響を与え始めており、携帯電話の中心に構築されている。そして、間もなく人々はフェイスブックを介して買い物を行うようになり、検索結果にも影響を及ぼす日がやって来るだろう。フェイスブックはしばらくは消えそうもない。常に広範なアプローチを心掛けるべきであり、多角化を私は勧めるが、フェイスブックを介したマーケティングに十分な資金と時間を投じてもらいたい。さらにフェイスブックは大きくなり、重要度も高まっていくはずだ。

透明度

自分の会社に関する正確ではない、または都合の悪いことを隠したストーリーを売り込むのはますます難しくなりつつある。ブランドや企業は、今まで以上に透明度を高める必要があり、消費者や世論は企業で働いている従業員と同じぐらいブランドに対する意見を持っている。これは、コントロールが重要視され、企業の目標に沿ってメッセージを調整していた時代からの180度の転換を意味する。ソーシャルメディアによる失敗は多く、その多くは、真実を捻じ曲げようとしている企業や何かを隠そうとしている企業によって起こされている。ソーシャルメディアは、新しいレベルの透明度を企業と消費者にもたらしている。これは良いことずくめである。

テクノロジーに適応し、機敏に動く

ソーシャルメディアにおけるトレンドの変化は、想像以上に早い。トレンドからトレンドに見境なく飛び移るのは避けてもらいたいが、融通を利かせ、マーケティング戦略を時間の経過とともに進化させることも重要である。新聞に広告を掲載する取り組みはほとんど変化しなかったが、フェイスブックでのマーケティングは、プラットフォームが進化するにつれ、週単位で変わる可能性がある。ツイッターはまだ効果的な広告プラットフォームを提供していないが、来年にはツイッターを使っている可能性が高い。タブレットコンピュータ等の新しいプラットフォームにも注目する必要がある。タブレットは登場してからまだ2年も経過していないが、私達のオンラインの習慣に大きな変化を生じさせている。このような新しいテクノロジーやプラットフォームは、どこからともなく現れ、1年も経たないうちに業界全体を変えるポテンシャルを秘めているため、機敏に動き、戦略を進化させる必要がある。消費者がずっと同じ場所にいるとは限らないのだ。

モバイルの重要性の高まり

企業やブランドに対するモバイル戦略を策定しないなら、すぐに行動を起こした方がいいだろう。消費者は新聞紙と雑誌から距離を置き、スマートフォンとタブレットを受け入れている。次に乗るバスや電車で周りを見てみよう。モバイル機器を覗き込んでいるはずだ。人々は、移動中にお買い得品を見つけ、携帯電話で製品をリサーチしている。この分野はまだ始まったばかりだが、ロケーション認識広告や地域限定取引等のツールが来年に渡って開花するにも関わらず、モバイルの領域にまったく関心を寄せていないとしたら、今すぐに態度を変える必要がある。

ライター紹介

Niallはソーシャルメディアの支持者であり、ソーシャルメディアエージェンシーのシンプリー・ゼスティーの共同設立者である。小規模なブランドが世界に向けてメッセージを発信し、利用可能な無料のツールを使って顧客と交流を行うことが出来るように支援している。


この記事は、The Next Webに掲載された「The 7 Social Media Marketing Essentials for Brands」を翻訳した内容です。

こうして一読してみると、やっぱり少し大企業向けだったかな?という内容でもありましたが、ソーシャルへの取り組みが少ない個人や中小企業もまだまだ多いと思いますし、啓蒙かつ基本を理解する記事としては良い内容だったと思います。最高のカスタマーサービスを提供しようという項目にあえて「「しびれるくらい」をつけているのひ惹かれました! — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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